2017.08.19

内田康夫【化生の海】

化生の海

化生の海内田 康夫 著
税込価格: 885円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-277212-9
発行年月 : 2012/03/29
利用対象 : 一般

「松前に行く」と言い残して余市を出た男が、加賀の海で死んでから5年。再度その足跡を辿ることになった浅見光彦は、男が残した土人形を手掛かりに、松前から北九州の津屋崎へ向かう。男の運命に秘められた、謎の帰着点とは?【「TRC MARC」の商品解説】

紙本があるから再読なのだが、中身はまったく覚えていない。

しかし読み進める内に、この被害者の過去が身につまされるようになる。
また、思い出したというよりも、途中で彼の過去(母親が誰か)が判ってくる。これは恐らく、初読だとしてもそうではなかろうか。

赤ん坊を捨てた当時も経済的に困っていたわけではなし、せめてもっとしっかりとあとのことを考えてくれたらよかったのに。
と、それだったら小説にならないことを考えてみたり。


話は逸れるが、本書の中で浅見が終戦後の新聞記事を探す場面がある。
過去記事を見つけるのが目的だが、同時に当時の世相をも知るという設定だ。

今月の検索語で、ひばり恋ひしがヒットしてきた。それを読んで「角兵衛獅子の歌」など懐かしく思い出していた頃だったから、まさに本書でその歌詞を観たときはあまりの偶然にビックリしたものだ。

モデルとなった女優に子どもはいなかったようだが、アメリカ帰りの振る舞いをこうはっきり書かれてしまうと、もしかしたらと思ってしまう。
それに主演映画が「愛染かつら」ときては、はっきり名指ししているようなものではないか。

この女優(田中絹代)のアメリカ帰りの奇行については、母が語っていた。自分の記憶としては、もう晩年の、例えば「楢山節考」での鬼気迫る演技などしか思い浮かばない。


本書へ戻って、殺人の動機が金がらみであったとは(いや、それに幼い頃の嫉妬が絡んではいるが)、被害者はさぞ浮かばれないだろう。


化生の海


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2017.08.18

nanaco置き忘れ騒動記

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昨日は5週間ぶりに美容院へ行って、そのあと銀行の用事をすませ、セブンイレブンに寄る。

ここでは、買物はnanacoではしない。殆どEdyを使う。
nanacoは、公共料金の支払い専用といっていい。

で、nanacoでの支払いをしたのだが、一つ取り消しなどがあって少々ややこしかった。


帰宅して家計簿記帳をしたが、nanacoを入れた小銭入れは出していない。ということに思い至るのが夕方になってから。

その後は必至でお盆休みにも出来上がらなかったことに没頭。

夕方、電器屋さんが乾燥機のフィルターを持ってこられた。端数があるので小銭を出そうとして、はたと気づいた。
どうやら、nanacoを置き忘れてきたらしい。
チャージするカードならまあいいのだが、セブンカード一体型なので青くなる。

慌てて電話をするも、なかなか通じない。
仕方ないから行かなければと思いつつ、再度の電話でようやく通じた。


間違いなく自分のだと判って頂いて、本人ではなくてもいいということで、つれあいにレシートを持って取りに行ってもらった。

一件落着だが、これ、初めてではないんだなぁ。
カードを置くのではなく、必ず手を添えてタッチするようにしないと。


いつもいつも、反省だけはするのだった。


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2017.08.17

あさのあつこ【13歳のシーズン】

13歳のシーズン

13歳のシーズンあさの あつこ 著
税込価格: 518円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-76705-1
発行年月 : 2014/03/05
利用対象 : 一般

中学に入学してひと月。茉里は同じクラスの真吾から告白されるが、それが罰ゲームだったとわかり傷つく。一方、クラスに馴染めない茉里を応援する深雪と幼なじみの千博。【「TRC MARC」の商品解説】

あさのあつこの作品は、【バッテリー】を5まで読んだ。
その後グラウンドの空で人物表現が少し嫌になって、本書も購入したまま放置状態だった。


読んでみると、素直に面白かった。
いささか出来すぎの感はあるが、中学1年生の男女4人の友情が、サラリと描けている。

それぞれ家庭に多少の葛藤を抱えつつ、次第に親しくなっていく茉莉・深雪・真吾・千博。
各章は、4人が一人ずつそれぞれの観点からの物語になっている。


共同で作る夏休みの宿題は、自分が6年生の時に作った「時代時代の衣装」と重なる部分があって、懐かしかった。その時作った作品は、学校に保存して頂いた。


こういう本は、時代こそ違っても、自分の学生時代を思い出せて楽しい。

13歳のシーズン
2010年10月25日初版1刷発行


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2017.08.16

清水展人【自分らしく生きる】

自分らしく生きる

自分らしく生きる清水 展人 著
税込価格: 1,000円
出版 : インスパイア
ISBN : 978-4-434-22865-0
発行年月 : 2017/1/1
利用対象 : 一般

性同一性障害で、女性から男性になった著者が、幼少期の葛藤や、女の子も好きになった小学校時代、身体の違和感が芽生えた中学・高校時代、社会人になってからの氏名・性別の変更、結婚などを綴る。【「TRC MARC」の商品解説】

小学6年生の時に家庭科の実習で「男の子向け」とされている柄を選んで、ドキドキしながら担任に告げに行った著者。意外にも、ちょっとビックリしながらも「いいと思うよ」と言って貰える。

この担任は、卒業式でも、パンツスーツ姿の著者に、「胸を張って歩くように」と囁いてくれた。
担任や母親など、周りに恵まれていたと言える。

強い意志を持っているのだが小心な著者は、中学時代に変わっていく。どんどん積極的になって行くのだ。しかし卒業したら女性らしくしようとも、決心する。


だが、積極的にサッカー同好会などで活躍していく内に、今度は自分らしく生きようと思うようになる。

その後、父母にもカミングアウトして将来の夢を伝え、進学する。
学生時代には同じ悩みを持った人たちとも出会い、刺激を受ける。


卒業後は手術も受け、パートナーにも出会って新しい生活をしておられる。


巻末にあるお母さまの手記が、関係者の悩みもわかって感動的だった。


自分らしく生きる


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2017.08.15

「終戦前日の空襲」慰霊祭、大阪・京橋駅

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「終戦前日の空襲」慰霊祭、240人参加 大阪・京橋駅

今日は終戦記念日。
その日を翌日に控えた14日、第8回目の大阪大空襲があった。

13日に米国から観た日本空襲のテレビ放映があったようだが、一般人を多く巻き込む空襲が激化したのは、戦争を早く終わらせるためという(米国側の)考えがあったという。
京橋駅では城東線の線路下にある片町線のホームへ避難していた方たちの中でも、その屋根を突き破って落ちてきた漠版でなくなった方がいる。

あと一日、すでに終戦になることはわかっていただろうに……。

当市までどのようにして帰ったかという話を、以前伺ったこともあった。


大阪へ来たのは昭和27年だったが、そのころでもまだ城東線(現環状線)の窓からは、森ノ宮の工場の残骸が見えていた。


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2017.08.14

【鉄道ミステリーの系譜】つづき

鉄道ミステリーの系譜

鉄道ミステリーの系譜原口 隆行 著
税込価格: 864円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

推理小説と鉄道双方の歴史と相関関係を踏まえて、鉄道を舞台にした作品、鉄道を主題にした作品などを「鉄道ミステリー」とし、国内外の作品を時代を追って紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】


ポーの次はコナン・ドイル、そして日本の作家へと続いていくのだが……。
この著者は、ズルい!

色々な作品を紹介して、そのあらすじをサラッと書いて、しかし肝心なところで停まってしまう。ミステリーという性格上仕方ないことではあるが、読んだものとしては気になって仕方ないではないか。


紹介された本の何点かは、青空文庫で読むことが出来た。
鮎川哲也の【下りはつかり】は図書館で借りたが、古くて非常に汚い。それでも我慢して、表題作【下りはつかり】を読んだ。
時刻表トリックがとても面白く、他も読みたかったが古書も状態がはっきりしないので購入にまでいかず、残念ながらあきらめた。

江戸川乱歩
【一枚の切符】青空文庫で
【指輪】青空文庫で
【押絵と旅する男】 鮎川哲也の【鉄道ミステリー傑作選 下りはつかり】

青空文庫にまだ出せない作家で、しかも絶版になっている本は、読むのが難しい。
葛山二郎
【股から覗く】図書館の本で
【杭を打つ音】図書館の本で

大阪圭吉
【とむらい機関車】
【狂った機関車】


三羽がらすとなぞらえた、鮎川哲也・松本清張・島田一男では、清張は殆ど読んでいるがあとの二人は未読が多い。
島田一男は以前にも書いたが、少女雑誌で名前を知っていた。鉄道公安官ものを、ちょっとした機会があって少し読んだくらいだ。

森村誠一も、一時は随分読んだっけ。


鉄道ミステリーの系譜
Kindle価格:756円
honto価格:756円


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2017.08.13

宅配荷物、ローカル線の救世主に? ヤマトなど実証実験

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宅配荷物、ローカル線の救世主に? ヤマトなど実証実験

昼間の空いている時間帯に、輸送ボックスを車内の乗降口スペースに置いて、目的地の駅まで行く。そこで自動車に積み替えて配達するというもの。

いいアイデアなのでは。
うまくいきますように!


まったく違う話だが、入場券を使った犯罪の話を読んだ。
大阪圭吉の【三の字旅行会】というもので、赤帽などが登場する。

大阪駅で入場券を買って入った者が、派手な荷札を付けた荷物を車内に置く。
東京駅では、やはり入場券で入った別の者がその荷物を取り出し、誰でもいいから客の後ろについて赤帽の振りをして出場するというもの。

改札係が優秀で、このカラクリを見抜くという話だった。


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2017.08.12

惨状を前に、圧倒的な無力感 日航機事故と横山秀夫さん

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惨状を前に、圧倒的な無力感 日航機事故と横山秀夫さん

事故当時、ここまで関わっておられたとは、知らなかった。


クライマーズ・ハイは、ドラマ「クライマーズ・ハイ」(06.10.01)でも観たし、印象に残っている。

当時、「大きな死」と「小さな死」についても、色々考えたものだ。


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2017.08.11

【鉄道ミステリーの系譜】

鉄道ミステリーの系譜

鉄道ミステリーの系譜原口 隆行 著
税込価格: 864円
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

推理小説と鉄道双方の歴史と相関関係を踏まえて、鉄道を舞台にした作品、鉄道を主題にした作品などを「鉄道ミステリー」とし、国内外の作品を時代を追って紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】

自分はミステリー好きだとは言っても、極めて範囲が狭い。
本書に出てくる作品の殆どを知らない。

だからこそ、こうした本で少しは知るようになるのもまたいいのかもしれない。


まずは第1章「探偵小説」の時代

ここでは「探偵小説の祖エドガー・アラン・ポーから
確か中学1年の教科書に、【黄金虫】が掲載されていた。この暗号解読が面白く、ポーという名は探偵小説を代表する物として、自分の中に定着する。
同じ頃、ラジオドラマで聴いた【アッシャー家の崩壊】も、実に怖かった。【黒猫】を知ったのも、この頃かな。

それ以前小学時代には、ルパン物を読んでいたように思う。【怪人対巨人】という本では、ルパンがホームズに勝ったのだったような。書いたのがルパンのルブランだから、仕方ないのかな。


で、日本の小説は殆ど知らなかった。
もう少し経つと、「少年探偵団」がテレビドラマに登場する。間抜けな刑事を、田所何とかという俳優が演じていたっけ。

と話がどんどん逸れていくので、一旦ここで終了。
読もうと思うヒントになった本が多いので、続きを書くつもり。


鉄道ミステリーの系譜
Kindle価格:756円
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2017.08.10

腹痛

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昨日、夜に入ってから何となくおなかが痛い。

悪いものを食べた覚えはないがなと思ったが、あったあった。

「かき氷」を食していたのだった。
食べた直後は、手のしびれがあったのだが。

いくつかある整腸剤の瓶は、全て空っぽ。風邪薬は、山ほどあるのに。
最後の手段の「正露丸」も、2錠しか残っていなかった。
そういえば、あまり腹痛になったことはないなぁ。


夏場だし冷たいものの誘惑は大きいが、自重しよう。


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