2024.07.23

ドラマ「ブラックペアン」

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6年前に好評だったらしいドラマの続編。
原作は、【チーム・バチスタ】の海堂尊の作品らしい。

二宮和也主演で、彼以外のメインキャストは前作と同じ。それぞれ、成長または出世しているようだ。
彼だけが役柄を変え、しかしそっくりさんという設定だ。

第一話は、オーストラリアが舞台。

院長から彼の地にいる天城雪彦という医者への手紙を預かった世良は、学会の開かれるオーストラリアへ飛ぶ。

そこで出会った天城は、何とも破天荒な医者だった。

手紙を託した佐伯院長は、医師会の会長を噂されており、競争相手の嫌がらせもある。

といったお決まりの設定で、第一話は終わった。

韓国から来た研修医の初々しい演技が印象に残った。
後で知ったのだが、彼の母親役で今回の患者を演じたのは、韓国では有名な女優さんだとか。

正直手術の場面など、リアルすぎる(?)ところもあってシンドイ面もあるが、面白いシリーズになりそう。

 

画像は11年前の7月24日。福祉会館入り口、少しだけ緑陰?

 

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2024.07.22

【僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう】

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山中伸弥/著 羽生善治/著 是枝裕和/著 山極壽一/著 永田和宏/著
文春新書 1118
出版社名 文藝春秋
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-16-661118-8
税込価格 770円

あんな偉い人でも、なんだ自分と同じじゃないかということを感じとってほしい ――永田和宏「はじめに」より


これも「読書メータ-」からの再読。

6年前に書いたときより更に年を経ているが、出演者の方々のお話に古さはまったくない。

各講師のお話の後の永田氏との対談に、すべてが込められている。
本書を、若い人たちが読んでくれることを切望する。

 

関連記事

【僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう】(18.02.17)

 

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2024.07.21

ドラマ「古畑任三郎」フェアな殺人者

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最初の放映時に観ているのだが、見事に忘れている。

「今、よみがえる死」で登場した転職する警察官はそれまでも何回か出ていたが、ここでこんな重要な役柄を持っていたのだ。
前回何となく、なにか引っかかりを覚えたのは、そのことだったのか。

とまれ、今回のイチローは楽しかった。

古畑での犯人役は、いずれも大スター。イチローは、彼らと比較しても決して引けを取らない演技をしていた。
ま、製作側も彼を意識して、やりやすいような方法を取っていたとは思うが。

元々は「ハチロー」という役だったようで、それをイチロー自身が「イチローで行く」と申し出たのだとか。
他にもイチローの提案が受け入れられていたりしていたようだ。

イチローも、これに出たことで成績が落ちないようがんばったとは、当時語っていたように記憶している。

最後に、目の前でボールにサインして古畑に与えるが、これって本当に値打ちのあるボールだよね。
田村正和が持って帰ったのだろうか?だと思うが……。

 

画像は12年前の7月21日。大阪市内での夕食で出た「ハモの梅肉和え」。
関西人以外の人には、珍しかったようだ。

 

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2024.07.20

佐々木譲ほか【戸惑いの捜査線】

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佐々木譲/〔ほか〕著 
文春文庫 こ32-70 警察小説アンソロジー
出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-16-792230-6
税込価格 880円
頁数・縦 376P 16cm

人気シリーズのスピンオフから、文庫オリジナルの書下ろし作品まで...。大注目の作家たちが送る豪華警察アンソロジー。

佐々木譲・乃南アサ・今野敏といった手練れの中で、知らない方が二名。
こういったアンソロジーの楽しいところは、初めての作家さんの他の作品を読んでみたいと思えることだ。

 

冒頭、佐々木譲【弁解すれば】

さすが佐々木譲、面白い。PTSDで休職中だった刑事がようやく復帰。
だが。つい関係者に気持ちを入れすぎる性格はなかなか変えられず、苦労している。

しかし一人の男の窮状を救うことにより、自信を持つようになるのか?


乃南アサ【青い背広で】は、60年安保の年。

デモをしている大学生と同じ年の若いお巡りさんが主人公。張り切りボーイが思いがけず抜擢を受け、新しい職場で手柄を挙げるという話。
ちょっと出来すぎる話だったが、話の中に登場する「青い背広」という歌謡曲を、懐かしく思いだした。

東京オリンピックに向けて、日本が大きく変わろうとしている頃だった。

 

次の松嶋智左というのは、初めての作家さん。略歴を見ると、もと刑事だとか。しかも白バイ乗り。

【刑事ヤギノメ】は、タイトルだけでは「ヤギノメさん」というのかと思ったが、文字通り「ヤギの目」を持つ刑事という意味だった。
ヤギの目は、丸くならずに横に開くのだとか。それで一瞬にしてたくさんのものを観ることが出来る。

白バイ乗りが仕事に専念していない理由というのが面白かった。なるほど!

 


大山誠一郎【三十年目の自首】は、「赤い博物館」もの。前回読んだものよりは、すこし時が経っているようだ。

双子を使うミステリはずるい、とか言うが(?)、今回はそれ。あまり目新しくはなかった。


長岡弘樹の【噛みついた沼】は、カミツキカメ登場という設定が、あまり好みではなかった。
しかしこの夫、妻に何も言わない。

百目鬼という婦警が登場するが、この人の出る作品がほかにもあるのかな?かなり面白いキャラだ。


櫛木理宇という作家さんも、初めてだ。【ルームシェア警視の事件簿】では、キャリア組で(今どき)地方警察の署長職である27歳の一海は、平日は官舎で過ごし、週末になると実家に帰ってくる。

そこにいるのは、血のつながりのない兄妹で、彼らはルームシェアをして暮らしているという設定。


今野敏【ケースオフィサー】

上司のちょっとした言葉を誤解して、捜査畑から来た同僚をかなり意識する公安刑事の空回りがおかしかった。
これまた、さすが今野敏。

 

初めての作家さんもあったが、まさに「今をときめく警察小説の書き手」ばかりで、こういう本は実に面白い。

 

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2024.07.19

ドラマ「柚月さんちの3兄弟」

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何度か取り上げてきたドラマも、ようやく終わった。

1回5分で1週間に4回で割合ストレスなく観ることが出来た。

このドラマでは、子役が活躍していて、特に末っ子役の子が楽しかった。こういう演技巧者の子どもはこましゃくれている子が多いのだが、この子は素直に可愛かった。

週4回で一つのテーマのこともあるし、中の1回で完結することもあった。

それが、最終週になって、やや剣呑な動きに……。

兄は弟たちのことを思い、弟は兄を思い遣り、なのだが、やや空回りしてしまう。

 

もう一人、次男役の子も役柄通りのしっかりした子で可愛かったが、三男は頂けなかったかなぁ。

 

画像は4年前の7月18日。京都嵐山にて。

 

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2024.07.18

坂井希久子【虹猫喫茶店】

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坂井希久子/著
祥伝社文庫 さ17-2
出版社名 祥伝社
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-396-34419-1
税込価格 748円
頁数・縦 339P 16cm

寂しがり屋な人間と猫の不器用な愛の物語。

 

獣医学部の翔は、人付き合いが苦手な学生だ。

学生課から紹介されてアルバイトで赴いたのは、「虹猫喫茶店】という店で、オーナーのサヨリは「ネコ命」の若い女性だった。

彼女から命じられて、翔は猫屋敷(兼ゴミ屋敷)にいるネコの世話をしに行く。

はじめのうちはその家の悪臭に悩まされていた翔だったが、だんだん主のおばあさんとも会話が成立するようになる。

「虹猫喫茶店】の方もあまり流行ってなくて、毎日の常連は若い男性一人だった。そのヒカルという男の子は、どうやらサヨリと親戚らしい。

あと、獣医の相田先生や、地域猫保護をいているおばさんなど、いずれも個性的な面々が登場する。

 

はじめのうちはやや読みづらかったが、翔がしだいに他の人と関わっていく課程が興味深く、楽しく読めた。

 

 

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2024.07.17

ドラマ「古畑任三郎」今、甦る死

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藤原竜也がメインだと信じさせて、実は……、という巧妙なトリック。
騙されました。

藤原竜也演じる音弥がやけに単純なようで、多少違和感があったのだが……。

本作はいつものような倒叙ものとは少し違って、一ひねりしてある。
狙いは、「いつもの『古畑任三郎』だと思わせながら本格ミステリをやる」ことだったとか。うなずける。

そして石坂浩二の存在は、やはり大きかった。
三谷幸喜は、彼が金田一耕助を演じていたことを充分に踏まえて、また「Yの悲劇」でもレーン役を演じていたことも承知の上で、石阪に最大の敬意を払っている。

その結果が、古畑をして「今夜の事件は類稀なる計画殺人です。私が出会った犯人の中でも最も巧妙に殺人を犯した男が登場です」と言わせているのだろう。

真犯人の動機が、自然を守るためというよりは過去の犯罪を隠蔽することにあったとは、これまた一層の驚きだった。
15年前だから、当時としては時効が成立する手前だったのかな?

 

画像は11年前の7月17日。佐世保へ行く途中で見た「レールスター」。

 

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2024.07.16

黒井千次【老いのかたち】

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黒井千次/著 
中公新書 2053
出版社名 中央公論新社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-12-102053-6
税込価格 836円
頁数・縦 235P 18cm

昭和一桁生まれの作家の冷静な観察眼と深い内省から紡がれる、珠玉のエッセイ五六篇を収録。

 

シリーズ最新刊【老いの深み】の発売案内を見たのがきっかけだった。
この本はこの5月出版で、シリーズ最初の本書は14年前。2010年の出版だ。

出版当時78歳だと思うのだが、内容はもう少し前、60代の頃から始まっている。

老いを自覚するさまざまな場面や気持ちが、さりげなく、だがかなり切実に書かれている。

自意識過剰ではと反応したり、そうだよねと同意したり。

受け入れたくない気持ちと、受け入れざるを得ない現実と。
誰もが通る当たり前の道ではあるが、その時が来ないと想像すら出来ない未来でもあろう。

シリーズは、順に読んでいこう。

 

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2024.07.15

積読本

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こんなニュースを見た。

6冊以上を「積読」にしている人も!?本を読まずにそのまま放置すると年間何円無駄になる?

紙本なら本棚に並んでいる本を眺めて見当が付くが、電書はその「一覧」が判りづらい。

Kindleの場合、「コンテンツライブラリ」から知ることが出来るのだが、やはり本棚を眺めるようにはいかない。

主に新聞やネット情報で「面白そう」と思って購入したまま、埋もれてしまっている本も多い。

このニュースによると、単純に積ん読本に本代の平均を掛けて「無駄になったお金」を計算しているが、実は買ったことが失敗だという場合もあるわけで、そんなときは無理に読まないであきらめることも必要ではないだろうか?

実物を見ずに買うことが多いから、「思っていたのとは違った」という失敗は数知れない。

 

しかし「いつか読む」ために買った本(特に紙本)は、積んでおくこと自体が楽しいのだ。電書だって、掘り起こしてよむこともあるし。
そんなん、個人の勝手やん!

 

画像は10年前の7月15日。新しくなったフェスティバルタワーのレストランからの風景。

 

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2024.07.14

西村京太郎【新装版 名探偵に乾杯】

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 西村京太郎/〔著〕 
講談社文庫 に1-111
出版社名 講談社
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-06-277616-5
税込価格 796円
頁数・縦 427P 15cm

「名探偵」シリーズの掉尾を飾る傑作!

 

とうとう、ポワロが亡くなってしまった。
彼の死の引き金になった【カーテン】を中心に、残った三人の名探偵、それにヘイスティングズが絡んで話が進んでいく。

そこへポワロの息子だという男が現れ……。

ヘイスティングズはこのポワロ二世を毛嫌いする。
本書に限らず元のポワロものでも、ヘイスティングズは軽く扱われている感があるが。

設定は今回も「密室もの」。孤島の別荘という、とんでもない「密室」が舞台。

最後は何となく残念な結果で終わってしまった。

 

この四人の探偵もの。あらためて読み直してみたいと思わされるシリーズだった。

 

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