永井路子「万葉恋歌」
今日、届いた本。
1972年、光文社カッパブックスとして刊行。1979年、角川文庫に。
永井路子「万葉恋歌」
今回は、2004年1月発行の光文社文庫。
何を今さらということなかれ。いいものは、いつ読んでも良い。確か中学時代。映画が好きでよく通っていたが、その頃見た映画に「月は昇りぬ」というのがあった。月丘夢二などが出ていた日活映画だったと思う。
その中で、恋人たちが連絡を取り合うのに数字を使っていて、それが万葉集の歌の番号だったという件があった。子供心にも「あ、洒落てていいな」と思ったものである。
その相聞歌が何番と何番だったかは覚えていないが、万葉集といえば教科書に出てくる「東の野にかぎろひの立つ見えてかへりみすれば月かたぶきぬ」くらいしか知らなかった自分にとって新しい世界が開けたような気がした。
楽しみに、少しずつ読んでいきたい。
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