喪失感
徹也のケータイは、そのまま残してある。いつか家族が引き継ぐことは可能とのことで、料金もそのまま払ってきた。しかしかなり額が大きいので、料金プランを変えることにして、一緒にダイヤルロックの解除を頼んだ。
ところが、あとで確認して驚いた。データが全部消えていたのだ。メールを読みたかったわけではない。しかし、生前よく使っていた友人たちとの絆のデータはそのまま残しておきたかった。契約解除しないのも、データを残したいが為だったのだ。
調子のいい店員だったが、ちょっとした不注意であっさりと消されてしまった。
推理小説なら、ここで殺意が芽生えるところか。
この 喪失感。思い出が、また一つ 消えた。
何だか立ち直れない。
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コメント
涼さんへ
その店員かなり腹立ちました。。。
僕なら本気で怒鳴ってると思います。
でも、もしかしたらコバは見られるのが恥ずかしいから喜んでるのかも知れませんね。
もしよろしければ、メーリングリストのメールがコバの携帯にも入るようにしてくれませんか??
より一層近くなれるような気がして...
投稿: 陽一 | 2004.06.01 00:01