野村正樹「嫌なことがあったら鉄道に乗ろう」
サブタイトルは、「元気と希望が湧く旅」
どなたかの紹介だったか、新刊案内からだったかよく覚えていないがかなり衝動的に注文した本。
著者の野村正樹氏は、サントリーに勤めていらっしゃったのを途中退職してミステリー作家になられた方だという。実は(と断らなくても)この方とは年齢的に近いということになる。
幼少時の体験が鉄道好き・ミステリー好きになったという経緯はおおいにうなずける。
読み始めてしばらくして、1冊の本のタイトルが浮かんできた。
ところが!少し読み進めているうちに まさにそのタイトルが出て来たのだ。それは、松本清張の「点と線」。
この本はある意味で自分にとっても出発点のようなものであり、懐かしかった。それ以来、清張は殆ど全部読んだと思う。
また、主人公が東京駅のホームで思いつく例のシーンは、学生時代 近鉄の上本町のホームで疑似体験した。当時の上本町駅は奈良線と大阪線が同じところにあり、8つのホームがあったのだ。
さて、話が逸れてしまった。各項目はそれぞれ鉄道に乗る目的のようなものが掲げられているが、そういうことには関係なく少しずつ楽しみながら読んでいこう。
野村正樹「嫌なことがあったら鉄道に乗ろう」
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