月命日:夏が来た
「慟哭」は、幼女誘拐事件の話だった。
その影響があったのか、今朝方の夢で 夏になると坊主頭にしていた幼い頃の徹也が出てきた。
兄も一緒だったようである。
この年子の兄弟は、およそけんかをしたことがない。殆どが、徹也の我慢強さの故だったと思うが。
ほぼ1ヶ月前の総会の日。終わったあとの昼食会で隣席だった方の話。
兄上を事故で亡くされている話もして下さった。実家へ帰った折「お、来たか」と今もひょっこりと言ってくれるような気がするという。
日が経つにつれ、忘れるどころか未だに信じられない。信じられないことが起こってしまったという思いは消えない。
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