◆森博嗣「人形式モナリザ」
人形式モナリザ(講談社文庫) | |
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森博嗣〔著〕 出版社 講談社 発売日 2002.11 価格 ¥ 650(¥ 619) ISBN 4062735857 bk1で詳しく見る |
避暑地の私設博物館。衆人監視の舞台で、演者が謎の死を遂げた。この地では二年前にも殺人事件が起きており、悪魔崇拝者だった被害者は「神の白い手」に殺されたのだと、若き未亡人は語るのだが…。
再読。この時期、徹也の本を読むのが辛い。
タイトルの[モナリザ]がキーワード。その謎については覚えていたが、途中の経緯はすっかり忘れていた
林という人物が今一つよくわからない。
紅子と祖父江七夏の対決は一種壮絶だ。
以下、323ページ
「あなたは自分の娘を愛している?」
「ええ、もちろん」
「林と、どちらを取る?」
「娘です」七夏は即答した。
「私はね……」紅子は七夏を見据えたまま、息を飲み込んだ。「林のためなら、息子を殺すことが出来ます。覚えておいてね」
森博嗣「人形式モナリザ」
2002年11月15日第1刷発行
追記
8月23日:ひろりの日常さん「今日から読み始めるミステリ」に、トラックバックをつけさせて頂きました。
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