和田哲哉【文房具を楽しく使う】
手帳術・ノート術というのは、実にたくさんあるのだなぁとあらためて実感した。それだけ悩んでいる人が多いということだろう。つい3週間前に初版が出た本。
文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 | |
![]() | 和田哲哉著 出版社 早川書房 発売日 2004.07 価格 ¥ 1,680(¥ 1,600) ISBN 4152085827 bk1で詳しく見る |
自分にあったノートを選べば、仕事もプライベートも充実! 人気文房具ウェブサイト「ステーショナリープログラム」の主人が、文房具を使いこなす「楽しさ」を提案する。
かっこいいノート(手帳)がほしいなと思う。色々試してみたが、未だベストなものに巡り会わず過ごしている。
さきの「文房具を買いに」は、どちらかというと眺めて楽しむ本だった。そこでは「ほしいな」とは思うものの、実行(即ち買う)という行為は、かろうじて抑えられた。写真を見て堪能出来たからだ。
ところがこの本は、そこから一歩進んで実際の行動に走りそうな「危険性」をはらんでいる。以下引用
ところで私は、文房具の話題でほかの人とお話するときにいつも心がけていることがあります。それは、文房具の好みは人それぞれ千差万別で、私が思ったことを相手のかたに押し付けてはいけないということです。特にノートは触感とか書き味などで評価される場合が多い製品ですからなおさらです。このため本書ではいくつかの例をできるだけ並列して紹介し、読者の皆様に自由に判断していただきたいと思っています。
そう、様々な事例が豊富に書かれている。従って、「あれも欲しい、これも素敵」となるのである。
ロディアからはじまって、モールスキンのかっこいい使い方、簡素なリーガルパッドの美しさと列挙されれば、どれにしようか迷ったあげく、みんな試してみたくなってしまう。
只今一番関心のあるのが、縦型時系列の手帳。「文房具を買いに」にもあったクオバディスのスケジュール帳である。2・3年前、日経BP社のこの手の手帳とノートを取り寄せたことがあったが、手帳は小さすぎノートは重すぎて結局使わなかったという経緯もある。
この方はノートの使い方として「多ノート派」だという。これまでどちらかというと、プロジェクト毎に作ること(即ち多ノート)から(一人の人間なのだから)一つに集めようという方向へ傾いていただけに、引きずられないようにしたいという気になった。もともと学校でのノートは科目毎・授業ごとの多ノートだったのでこちらの方が抵抗が少ない人が多いのだろうとは思う。
著者のオンラインショップも、またこれらのノート類を置いているショップの紹介もあり、いよいよ「買いました、使ってみましたー」の記事へ行く予感がしてきた。
関連記事:クオバディスのダイアリー(8月29日)
和田哲哉「文房具を楽しく使う」
2004年7月31日 初版発行
追記
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9月2日:[books] 文房具を楽しく使うにトラックバッ
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