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2004.09.30

【おじさんのかさ】つづき

教科書が出てきました (^_^)
我が家は教科書は捨てない方針なので、大概のものは残っています。見つかったのは、徹也が使っていたものでした。場面の展開するところに、数字が書き込んであります。

子どもの本って、同じリズムの繰り返しが多いですね、そして子どもはそれがとっても好きです。この本の場合は、
「かさが、ぬれるからです。」というフレーズが繰り返し出てきます。
黒くて細くてぴかぴか光ったりっぱなかさを持っているおじさんは、出かけるときはいつもそのかさを持って行きます。

以下、引用

すこしくらいの雨は、ぬれたまま あるきました。かさが ぬれるからです。
もうすこし たくさん雨がふると、雨やどりして、雨がやむまでまちました。かさが、ぬれるからです。
いそぐときは、しっかりだいて、はしっていきました。かさが、ぬれるからです。
雨がやまないときは、(中略)しらない人のかさにはいりました。かさが、ぬれるからです。
(分かち書きは、省略)

大雨だと外へ出ないし、誰かが入れてくれと言っても聞こえないふりをします。
ところがある日、小さな女の子と男の子が、『あめがふったら ポンポロロン、雨がふったら ピッチャンチャン』と歌いながら傘を差して行くのを見て、本当にそんな音が聞こえるかどうか試してみたくなります。

以下、引用

おじさんのりっぱなかさに、雨があたって、ポンポロロンとおとがしました。
いろんな人が、ながぐつをはいてあるいていました。下の方で、ピッチャンチャンと、おとがしました。

おじさんはすっかりご機嫌で雨の中を傘を差して帰り、『ぐっしょりぬれたかさもいいもんだなぁ。だいいち、かさらしいじゃないか』と感心します。立派なかさは、立派にぬれていたのです。
奥さんに『あら、かさをさしたんですか。雨がふっているのに』と言われてしまいますが……

こういうお話でした。

関連記事佐野洋子【おじさんのかさ】(2004.09.29)

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2004.09.29

佐野洋子【おじさんのかさ】

おじさんのかさ(講談社の創作絵本)
佐野洋子作・絵

朝日新聞夕刊トップ記事(紹介はasahi.com)
消えた「チックとタック」「おじさんのかさ」… 「教科書の名作 復刻版が人気」とあるではないか。

「おじさんのかさ」は長男が1年生の時、教科書に掲載されていた物語。一緒によく読んだものだ。

立派な傘がぬれるのがもったいなくて雨の日でも傘をさせない「おじさん」。最後に傘を開くのだが、これは何がきっかけだっただろう。女の子に何か言われたのではなかったか?
教科書が残っているはず、探してみよう!

記事は、教科書から消えた「名作」が、教科書出版社の復刻版でよみがえったというもの。「おじさんのかさ」は教育出版。「心にひびく名作読みもの」全6冊のうちの 1冊に収録。
但し 上記の絵は、講談社発行の大型絵本。

KOROPPYさんの『チックとタック』が本で復活と、vagabond67さんのチックとタック~国語教科書の復活本の人気に、トラックバックをつけさせて頂きました。

関連記事【おじさんのかさ】つづき(2004.09.29)

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SP2のトラブル

今日29日は、SP2が設定によっては自動的にインストールされてしまう日だという。
このSP2は、セキュリティの向上が望まれる反面 インストールすることによって様々なトラブルもあるという。

nikkeiPC040927.gif

日経パソコン9月27日号には、様々なトラブルの例と対処法が書かれている。
しかし、どうしてこういうことになるのだろう。パソコン初心者にとっては何が何だか解らないではないか。せっかくセキュリティを高めるべきものがトラブルの原因になるとは!

やはりパソコンは、気むずかしい道具だ。

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2004.09.28

井尾真知子【視覚障害者のための音声パソコン入門】

視覚障害者のための音声パソコン入門(バリアフリーITマニュアル 1)
井尾真知子著
出版社 インデックス出版
発売日 2004.08
価格  ¥ 3,360(¥ 3,200)
ISBN  4901092391

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Windowsを音声とキーボードで使う場合の基本的な操作を解説した、中途失明者がWindowsを習得するための手引書。その仕組みを理解し、操作パターンを覚え、操作の意味を論理的に捉えられるよう説明する。

ITは、障害を乗り越えるための最高のツールである、というのが売りのシリーズ。

講習会などで、マウスではなく キーボードを使ってパソコン操作をするよう薦めている。また、MLで【キーボード講座】などという怪しげなこともしている。いずれも、マウス操作しかしない人たちにキーボーででの操作を覚えて頂くためだ。
本書はその手引き書になるかと思ったが、もっと最初の段階から説明している。
すなわち、デスクトップの模型を作ってイメージトレーニングをするというのだ。デスクトップ城に複数のウインドウが開いていく様子や、タスクトレイ・タスクバーのイメージまでも持てるよう工夫してある。
たとえば、机の上にコインを並べて、アイコンに見立てる。あるいは、下の方にカセットテープを並べてタスクバーに起動しているウインドウを表すなど。一つ起動させるたびにカセットテープを置き、同時に机の上には拡げたノートを並べる。

勿論その前に、パソコンの選び方もある。
そして、本書を読み上げながら、操作を覚えて頂くという趣向だ。
少し違う面もあるが、高齢者(あるいはご両親など)パソコンを知らない人に覚えて頂くのにも利用できそうである。

井尾真知子「視覚障害者のための音声パソコン入門

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2004.09.27

月命日:線香のけむり

ゆらゆらと立ちのぼる 線香の先には
何があるのだろう

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◆森博嗣【恋恋蓮歩の演習】

恋恋蓮歩の演習(講談社文庫)
森博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2004.07
価格  ¥ 730(¥ 695)
ISBN  4062748223

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世界一周の豪華客船ヒミコ号。乗客の持ち込んだ自画像を盗み出す任務を帯びた怪盗は、制限時間が近づく中の航海を続ける。しかし、突然の銃声の後、男性客の消失事件が発生。楽しい旅行は意外な方向へ向かって…。


ミステリというより、「謎解き」と言っていいだろうか(同じ事じゃないかというツッコミは却下!)
解説を書いた星野知子には気の毒だが(何で彼女の解説なの?)、作者の手法はそろそろ解ってくる。このシリーズではもっとも面白かった。
但し、いくつかの伏線は割合感知しやすい。羽村怜人については、梨枝が保呂草に手紙を託すシーンで判るし、前提である「人が落ちる」については、ある意味定石通りだ。

林と森川君以外の全員が乗船してしまったという非現実的な展開はやや強引だと思うが、紅子と保呂草の何とも絶妙のコンビネーションが楽しい。

一番面白かったのが、片平の名古屋弁。森せんせいは、名古屋弁を使いなれるんかや?
「まわしをあんばようしてまわなかん」あたりになると、通訳無しで判る人はどれくらいいるかな?
奈良弁などもそうだが、こうした地方語も最近は若い人は使わなくなっているのではないか。

狂言回し的な紫子がちょっと可哀相。

これまであまり好きでなかった七夏を見直した。仕事人としてのシャッキリとした姿勢と林への女心。この人は部下のせいでなどとグチャグチャ言ったりしないだろうな。 以下、引用。

徹夜のせいか、それとも走り回ったこと、あるいは保呂草との格闘のためだったか、はっきり言って、立っているのが辛い、どこかに座りたいと思うほど疲労していた。しかし、彼女のプライドがそれを許さなかったのである。

柊さんの『「「恋恋蓮歩の演習」森博嗣著 読了』にトラックバックをつけさせて頂きました。

9月28日追記

以下、ネタバレ


羽村(消えた死体)は存在しないだろうというのは、まず想像がつく。
とすると、梨枝が保呂草に手紙を託すシーンは単に梨枝のアクションだろうか。ここでもしかしたらと思い、羽村の容貌等を思い返す。
この辺が、映像では出来ない楽しみ方なんだなぁ。

ここまで


森博嗣「恋恋蓮歩の演習
2004年7月15日第 1刷発行

元サイト更新

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2004.09.26

品川裕香【怠けてなんかない!】

怠けてなんかない!
品川裕香著
<出版社 岩崎書店
発売日 2003.11
価格  ¥ 1,365(¥ 1,300)
ISBN  4265801269

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知能に問題がないのに読み書きができない「ディスレクシア」(読み書き、記憶が困難)という障害。親や教師はどう対応するべきか。その症例と具体的な方法を紹介。巻末には、チェックリストや相談機関連絡先リストも掲載。

デイジー図書「怠けてなんかない!」完成。

ディスレクシアであるトム・クルーズはセリフを全部暗記している。チャーチルも、ディスレクシアだった。外国ではかなり以前から研究され対策がされてきたディスレクシアは、日本ではADHDやLDの陰で見過ごされてきた。
しかしようやく、文科省や専門家達の一部が取り組み始めた。
本書は、うちの子、読み書きが遅いと不安に駆られる親や教育関係者に ディスレクシアを認識するための情報と事例、次なるステップのための具体的な方法をまとめた入門書。

品川裕香「怠けてなんかない!

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ディスレクシアについて

昨日の研修会のゲストは、ディスレクシアのお子さんがいらっしゃるお母さんのお話だった。
まだ整理が出来ていない。

参照サイト「ディスレクシアのための図書館サービスのガイドライン

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2004.09.24

川島隆太【朝刊10分の音読で「脳力」が育つ】

朝刊10分の音読で「脳力」が育つ
川島隆太著
出版社 PHPエディターズ・グループ
発売日 2002.12
価格  ¥ 1,365(¥ 1,300)
ISBN  4569625789

bk1で詳しく見る 朝刊10分の音読で「脳力」が育つ
一桁の暗算と1日10分の音読で、脳が驚くほど活性化され、よみがえった! 脳の働きを画像でとらえる「脳機能イメージング研究」。その画期的な研究成果から、個人の「脳力」アップ法や教育・医療への応用までを紹介。

先にご紹介した「脳を鍛える大人の音読ドリル」「脳を鍛える大人の計算ドリル」の理論編。
筆者は「前頭前野」を鍛えることにより、脳の力が飛躍的に向上するという。そのための具体的な方法が、毎日簡単な計算をすることであり、一日10分でいいから朝刊を声を出して読むことだという。

色々な状態の時の脳の状態を図で表してあるが、これは、モノクロということもあるのだろうが、テレビなどの映像と違って今一つ解りにくい。

老人ホームでの実践などもあるが、やはり新聞の音読というのが、自分にとっては関心もあり実際に活かせることなので興味深かった。
脳のこととは関係なく、朝刊を声を出して読むことは薦めてきたので これからも取り入れていこうと思う。
つまり、副次的効果として、能力アップに繋がる可能性があるよということである。

川島隆太「朝刊10分の音読で「脳力」が育つ
2004年5月12日第1版第5刷発行

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2004.09.23

宗田理【ほたるの星】

ほたるの星

ほたるの星宗田 理 著
税込価格: 500円
出版 : 角川書店(角川文庫)
ISBN : 4-04-160274-2
発行年月 : 2004.1
利用対象 : 一般

山口の小学校に赴任した新任教師三輪は、子どもが熱中できるものを、と考えほたるの飼育を提案する。はじめはしらけていた子どもも大人達もやがて心はひとつに・・。 ほたるが夜空いっぱいに舞うまでを描く感動の物語。

心が疲れているときは、こういう本(あるいは映画)がいい。

小説(物語)というより、映画のストーリーという感がする本。そういった本を映画のノベライゼーションというらしい。但し著者は、映画にない挿話も入っているので必ずしもそうではないと言っている。

ほたるは、以前 この辺りにもいた。道路が出来、便利になって行くに従っていなくなってしまった。

「あとがき」より
幼いときから、過剰な教育投資をし、徹底的に知的教育を施した挙句、過保護で、弱者の痛みのわからないエリートが誕生し(これが今の親たちのブランドなのだ)、彼らが支配する社会が出現する。

しかし、そうはならないのではないかとボクは思う。

ここに出てくる小学校の担任(モデルの先生がいらっしゃるそうだ)をはじめ、西村という元教師、橋本校長など、未来を託す子ども達を育ててくれるに違いない先生達は、必ず存在するだろう。
表紙は、映画の三輪元と比加里を演じた小澤征悦と菅谷梨沙子。
小澤征悦は、かの小澤征爾の長男だ。

当日追記
へいぽーさんの「へいぽーの残したい言葉1」に、トラックバックさせていただきました。
2006年6月27日追記:上記ブログは、閉鎖されました。

宗田理「ほたるの星
平成16年4月10日 3版発行


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2004.09.22

パソコンキライ

昨日から口内炎になってしまった。喋りにくいことこの上ない。慌ててビタミン剤など飲んでいる。

3日間ほどパソコン漬けだったので、少々パソコン拒否状態になっている。
頭の中が空っぽで、思考能力ゼロ。

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河合純一さん 、銀メダル

パラリンピック競泳男子100メートルバタフライ(視覚障害1)決勝で、河合純一さんは惜しくも銀メダルだった。
あと少しでゴールのところで、腕をロープに引っかけるというミスで金メダルを逃した。

asahi.comの記事
河合、ゴール直前ミス 痛恨の「銀」

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2004.09.21

佐光紀子【毎日楽ちんナチュラル家事】

毎日楽ちんナチュラル家事(知恵の森文庫)
佐光紀子〔著〕
出版社 光文社
発売日 2003.05
価格  ¥ 580(¥ 552)
ISBN  4334782213

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先に書いた「ナチュラルクリーニング」が実践本だとすると、本書はその解説版と言っていいだろうか。

「はじめに」「あとがき」で謙虚にご自身のことに触れておられるが、手抜きなどとはとんでもない。合理的な家事運営の数々。見習うべき点が多い。

佐光紀子「毎日楽ちん ナチュラル家事
2003年5月15日初版1刷発行

110131:Reader購入済み


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2004.09.20

立ち読みの是非

かよさんの記事の「書店で本の内容をメモすること」で、大阪のジュンク堂では専用スペースがあってゆっくり本が読めるとあった。確か天満橋の松坂屋でも同様のサービスを売りにしていたような気がする。
腰掛けて読むということは、内容を確認して買うかどうかというレベルではなく、ゆっくり読んでいいよということだろう。そしてその本が買われなかった場合はどうなるのだろうか?それとも、立ち読み(腰掛け読み?)専用の本を用意しているのだろうか?

本を買うってことは、対価を払って新しいものを手に入れることだと思う。それが他人の手あかに汚れたもの(大げさ?しかしページを繰るときに意識せずしてツバをつけている人がいるよ)を買いたくはないなぁ。

いつか ぐーさん のところでも書いたのだが、自分にとって本というのは「やっと手に入れた大事なもの」という印象が長くあった(苦学生?だったのだ)。比較的すんなり買えるようになってからでも大事にしている。


かよさんの記事と、ぐーさんの「昭和東京散歩」にトラックバックさせて頂きました。


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◆森博嗣【魔剣天翔】

魔剣天翔(講談社文庫)
森博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2003.11
価格  ¥ 730(¥ 695)
ISBN  4062738945

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航空ショーでアクロバット演技中のパイロットが殺された。航空機は二人乗りで、後部座席に座っていたパイロットは背中から撃たれていた。同乗の女性記者に犯行は可能か。瀬在丸紅子が空中完全密室の謎に挑む。

本文から引用

人間は死んでしまうと、もとに戻らない。旅客機などには、墜落後にデータを回収するために、ブラックボックス、あるいはフライト・レコーダーと呼ばれる記録装置が搭載されているが、曲技機にはそれがなかった。

もちろん、人間にだってそんなものはない。 だから、死んでしまったら、何も残らない。 何も語らない。

何となくそれぞれの登場人物が見えてこない。こういうシリーズものはお約束をいちいち書かなければいけないものなのだろうか。それにしては随分後半になってからの説明などある。
次作「恋恋連歩の演習」に期待しよう。

当日追記
脅迫状の片仮名・漢字による微妙な取り違えは、充分予測できる範囲。
「注ぐ」の読みは、日常的に遭遇しているある意味【難読語】

森博嗣「魔剣天翔
2003年11月15日第1刷発行
元サイト更新

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2004.09.19

続「キッパリ! たった5分間で自分を変える方法」のこと

標記の本があったので、少し立ち読み。一冊買ったから許してね。
目次を見て見当をつけ、開けてみる。あった!
『メモ帳を持って行こう』だっけ?メモの勧めだ。その4コママンガの3コマ目。おすすめの情報があったらメモをしようという内容のが確かにあった。立ち読み時間5分だよなと自分に納得させる。
申し訳ないが60項目というのに特に目新しさを感じることが出来なかったので、購入はパス。

今日は珍しく筆記具持参ゼロで店を出てからもメモれず かなり うろ覚えだが、これはやはりどうなのだろうか!

関連記事:『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』について

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JR時刻表10月号

B0002YLM74.09.MZZZZZZZ.jpg

時刻表を見るのが好きだ。年に一回くらいは、特にどこへ行く当てがなくても買ってくる。今回も先に福岡行きの特急券は駅で貰った新幹線時刻表で調べて購入済みだから無関係。
今日は本屋へ行った。少々他の目的もあったのだが、某カードのポイントがたまって図書券を送ってきたから本が買えるのだ。
帰宅してから中を見ると、おやまぁ、「今月のおすすめの旅」というのが、福岡だ。

他に特集としては、「東海道新幹線40周年」。そっかぁ、東京オリンピックの年だったもんなぁ。10月10日は特異日で快晴だった。

列車の編成表を眺めたり、あちこちめくって架空の行程表を作ったり(運賃はうしろの一覧ではなく距離を計算して出す)して、また楽しめそうだ (^^)

内容案内より

2004年10月16日(土)JR東日本・JR西日本ダイヤ改正 湘南新宿ライン大増発、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線増発 ●和歌山デスティネーションキャンペーン開幕 ●鉄道の日記念 JR全線乗り放題切符発売

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2004.09.18

佐光紀子【ナチュラルクリーニング】

ナチュラル・クリーニング
佐光紀子著
出版社 ブロンズ新社
発売日 2002.03
価格  ¥ 1,470(¥ 1,400)
ISBN  4893092502

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アメリカで人気のナチュラル・クリーニングを、日本の女性たちが4年間かけてHPで試行錯誤。その内容をもとに、日本版おそうじのレシピを紹介する。子どもにもペットにも大人にもやさしいシンプルで安全なおそうじ方法。

またしてもと笑われそうだが、具体的にすぐ手に入る材料のものが書いてあるので、とっかかり安そうだ。
しかし、いずれにしても 買うだけで家がキレイになるわけではない。ひたすら実行あるのみ。

すすめているのは、[クエン酸][重曹][石けん]の三つ。うーん、しかし手が荒れないかなぁ。

まずは、汚れの種類を見極めるとある。酸による汚れと石けんのようなアルカリ性の汚れでは対処法が違うというのだ。当然だ。
といった風に、汚れの性質別に考える、あるいは汚れたものの素材別に考える、といった具合にして あとは上記の汚れ落としを使い勝手のいい道具を使ってキレイにしていくという方法だ。

実際に取りかかるかどうかは限りなく疑問だが、面白かった。これを読んで実行してくれる人がいればもっといいのに。チビさんに解りやすくかみ砕いて教え、出来そうなことからおだててやらすのがよさそう。

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『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』について

『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』という本が売れているそうだ。
新聞の広告を見て関心を持った。ただ、その時点で あまり「買いたいな」とは思わなかったのだ。なんとなくなのだが……
しかし、すごい売れ行きらしい。

ところで この本に、「本屋で立ち読みしているときにいい情報があったらメモろう」というのがあるというのだが、本当だろうか。

ご存じの方がおられたら、ぜひ教えて頂きたいです。

関連記事:続「キッパリ! たった5分間で自分を変える方法」のこと

9月21日追記
メーデとラジオさんの「売れてる本のミス」にトラックバック。
この記事から引用

すでにある書店で、お客さまが本の内容をメモしていたので、やんわりと注意したところ、「キッパリ!にも書いてあった!」と言われた、ということが実際に起きたそうです。

なんとまぁ!著者の思いとは別に、こうしたことが一人歩きしているようだ。

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追記:9月

9月28日:◆森博嗣【恋恋蓮歩の演習】
9月23日:宗田理【ほたるの星】
9月21日:『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』について(9月18日)
9月21日:センセイの鞄
9月20日:◆森博嗣【魔剣天翔】
9月18日:【決意!合併・1リーグ制NO!宣言】
9月14日:電子書籍をどこで読む(2004.09.09)
9月12日:聖火リレー始まる(2004.09.10)
9月10日:聖火リレー始まる(2004.09.10)
9月6日:◆森博嗣『夢・出逢い・魔性』(2004.09.05)
9月3日:トラックバック考(2004.09.02)

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プラスのストレス

葉桜日記さんから辿っていった「日々の、あれこれ」というtategaminekoさんのブログに「生きるための毒」という記事があった。

この ふぐの無毒化の新聞記事は読んでいたが、深く考えていなかった。たしかにおいしいけれど、「ふぐは食べたし命は惜しし」というほど好きでもないし、無毒化されたから食べたいというのでもなかったのだ。

tategaminekoさんは、ふぐの無毒化と人間のストレスを関連づけて書いておられ、これは同感だ。いい意味のストレスは必要だとは、日頃感じていることである。
強いられるのはキライだが、何かそういうものがないとなかなか動けないのも事実である。

勿論過度のストレスは神経を消耗させるが、プラス思考を生み出すストレスは必要だと思う。

この記事に、トラックバックをつけさせて頂きました。

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2004.09.17

ひかりレールスター04

10月中旬福岡へ行くので、新幹線の特急券を買いに行った。
実はひかりレールスターに乗れるチャンスなのだ。

Tompeiさんは、11月に飛行機で来阪予定でいらっしゃるとのことだが、こちらはレールを使う。
ところが、一般の禁煙席は既に満席で、行きはオフィスシート、帰途はサイレンス・カーとなった。
丁度パソコン持参だしいいかなと思う、これが逆なら嬉しくないけど。
サイレンス・カーも終点までだから、寝過ごすこともない。

あ、観光ではなく、さる全国大会での発表という極めて緊張する旅です。

乗り物関連で、Tompeiさんの記事[バーゲンフェアと超割]にトラックバックをつけさせて頂きました。>東京日帰りでも汽車の人

関連記事
ひかりレールスター(05.06.20)

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【原罪の庭】つづき

「未明の家」で宝塚男役風だと書いた桜井京介だが、今回は少々印象を変えた。
むしろ、無骨さというか不器用さが出てきている。

彼が眉目秀麗である必要をあまり感じない。いやそれはいいのだが、あまりにも綺麗すぎるというのも興を殺ぐ。
なにやら曰くありげな過去と神代教授との関係というのも、次第に明らかになっていくのか。

最終部分、彼の「荒治療」とその後の展開、照れた様子がかわいい(うーん、もう少しましな表現はないものか)。

しかしここに出てくる女性陣で魅力的なのは全然ない。というより、これまで読んだこの作者の本全体に言える傾向ではないだろうか。
男性陣がかなり魅力的に書かれているだけに、何故だろうかと思う。

少し余談だが、子どもというのはこうまで親に気を遣うのだろうか。オースン・スコット・カード の「消えた少年達」。この場合は親子のコミュニケーションも良く 子どもは親に充分愛されていることを熟知しているのに、それでも悲劇を防げなかった。


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2004.09.16

◆篠田真由美【原罪の庭】

原罪の庭(講談社文庫)
篠田真由美〔著〕
出版社 講談社
発売日 2003.10
価格  ¥ 770(¥ 733)
ISBN  4062738635

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1
外から施錠された温室の中に、切り刻まれた血みどろの死体が三つと、ことばをなくした子供が一人。残虐な事件の謎に建築探偵・桜井京介が挑む。

建築探偵桜井京介シリーズの中でも重要なキャラ 【蒼】。 シリーズ第1期最後のこの本で、蒼のことが始めて語られる。そしてそれは、京介と蒼の別れを予感させる結末となった。

蒼は(もしかしたら京介も?)、宮部みゆき「魔術はささやく」の守君、同じく「パーフェクトブルー」の進也・克彦兄弟と列んで好きなキャラだ。
蒼の現在を知っているから、平静に読めたこの作品。しかし意外に犯人は予想がつくし、周りの人物についてもその役回りの見当がつく。

以下、ネタバレ

香澄と杏樹の入れ替わりももしかしたらと思っていたことが、荒木刑事の調査が「渡された時点でやはりと納得できてしまう。

本書はまた、幼児のうけたトラウマについて、また子を喪った母親の精神的なショック・親に対する子の絶望も主要なテーマになっている。

また京介のセリフから引用。

「でも、身勝手に一方的に思い込んで他人に期待して、相手がそれから外れたといって裏切られたと騒ぐような、甘ったれた真似だけはしたくないんです。そんな醜態を晒すくらいなら、傲慢だと非難される方がはるかにましです」

20歳の若造のセリフか?

神代教授と 京介自身のことなど、感じたことはまだまだあるが、またしても中途半端な感想で終わってしまった。


今日もマスコミは、子どもが受けた理不尽な死を報じている。本書の話と並行して、幼女連続殺人事件があった年だという。

篠田真由美【原罪の庭
2003年10月15日第1刷発行。

ああ、これを買ったのは徹也ではなかった。

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ウエブ・アクセスビリティチェック

ウエブヘルパーという総務省提供のツールを使って、ウエブのアクセスビリティをチェック出来る。

もともとのページでは、ジャバスクリプトがどうしてもマイナス点に働く。

このページは、やはり本の絵が引っかかった。

同席していた友人は、フレームのあるページをどうしようもなくて今のところ放置状態だという。

とりあえず、今はここまで。

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2004.09.15

小林作都子【そのバイト語はやめなさい】

そのバイト語はやめなさい
小林作都子著
出版社 日本経済新聞社
発売日 2004.07
価格  ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN  4532311535
bk1で詳しく見る
バイト語は、ビジネス語を知らない若者が、丁寧な言葉を使おうとして苦し紛れに使っている言葉だ。長年、言葉遣いを教えてきたプロが教える社会人の正しい話し方。なぜそれが適切なのかを、分かりやすく解説する。

今日届いた本。まだ読了していない。

「お名前をお聞きしてもよろしかったでしょうか」という言葉を聞く度にイライラする。必要だから聞いてるんじゃないか、「駄目です」といったらどうするの?
過日、MRIの検査時に「しばらく我慢されて下さい」と言われて絶句した。

リヴィアさんが紹介しておられた「バイト語は駆逐できるか」を読んで購入したこの本。ぁゅニンさんも既に「そのバイト語はやめなさい」を書いておられた。

若者達(と、一括りにする必要はないが)は、仲間内のタメ口では駄目だとは、解っているのだ。彼らなりに、一生懸命敬語を使おうとしているのが、むしろ裏目に出ているのかもしれない。

コメントを含めてこれらを読んで思うのは、こうした言葉を心地悪いと感じている「大人?」は多いということ。しかし、使っている若者達にすれば、一生懸命敬意を表しているつもりなのだ。だとすると、(誰かが)彼らに教える必要があるのではないだろうか。

本書「はじめに」より

大手のファミリーレストランでは、接客教育の中で、言葉遣いについても訓練をしているようですが、不景気な今、多くの会社は、社員教育に時間を割かなくなりました。入社後、即戦力での仕事を求められている若者は、手探り状態の中、アルバイト先の先輩がオリジナルで使っている言葉――「バイト語」を社会人の言葉として受け止め、お手本にします。学生が学校でそれを使うと、友だちはお客様に接する正しい言葉だと思い学習します。こうしてバイト語は蔓延し、社会へ出たときに間違いだと知らずにみな使います。

本書は、筆者が実際に聞いた間違い言葉を具体的に指摘した上で、社会に通用する話し方をわかりやすく解説している。更に踏み込んで、会話にとどまらず身だしなみといった見た目についても触れられている。。

しかし、これらをどうやって若者に伝えるかという大問題が残っているのだった。
美容院へ行った時、ファミリーレストランへ入った時、コンビニで、この本の存在を知らしめる方法はないだろうか?

リヴィアさんのもう一つの記事
リヴィアさん、ぁゅニンさんの記事に、トラックバックさせて頂きました。

関連記事「コンビニ敬語 その後

9月30日追記
Naganoさんの、「そのバイト語はやめなさい 小林作都子著」に、トラックバックをつけさせて頂きました。

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2004.09.14

ジョン・ウォレス【なんだってしてあげるよ】

なんだってしてあげるよ
ジョン・ウォレス文・ハリー・ホース絵・さくまゆみこ訳
出版社 あすなろ書房
発売日 2004.03
価格  ¥ 1,365(¥ 1,300)
ISBN  4751522663

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ちびくまチャーリーは何をやっても失敗ばかり。大好きなジンジャーのためなら何だってしてあげたいのに…。大きい愛と小さい愛。だれかを大切に思うことの幸せが伝わってくる、心あたたまる絵本。

子どもはママが大好き。ママの役に立ちたくて仕方がない。でも失敗ばかり。この子どもの「ママのためなら何でもやってあげたい」気持ちをどう活かすかが問われよう。自分がした方が早くても、一生懸命な子どもの気持ちを汲んでやりたい。
ただ、母親をジンジャーと呼ぶのは、日本の子どもには少々違和感があるようだ。

ちびくまチャーリーの極めつきのセリフ

ちびくまチャーリーは、ひそひそごえで いいました。
「ぼく、しんゆうに なってあげたって いいんだよ」


昨夜も夕食時に家人と話したことだ。最近子どもが犠牲になる事件が多すぎる。親になれないものが、子供を産んでいる。動物の方が、自立するまできちんと育てるではないか。

ジョン・ウォレス【なんだってしてあげるよ】ハリー・ホース絵・さくまゆみこ訳

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福武忍【どうぶつえんにいこう】

どうぶつえんにいこう
どうぶつえんにいこう 福武忍〔著〕村田浩一〔監修〕
出版 文渓堂
発売日  2001.3
定価 \1,260 (本体 : \1,200)
ISBN  4-89423-271-5
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動物園に遊びに行ったら、まずどの動物を見にいきますか? 満足したつもりでも、動物たちの面白いところを見逃しているかも…。動物園で、動物と楽しく過ごすコツを満載。かわいくて、おもしろくて、まじめな動物園ガイド。

ゾウはキリンはライオンは。動物園でだけ会える動物たちをただ見るためにだけ、動物園へ行ってなかったか。
この本には、「どうぶつえんで、どうぶつと楽しくすごすコツ」が書かれている。

ゾウの鼻の役目。トラのやる気。カバのお肌の秘密など。
何故かここに出てくる動物たちは関西弁を喋る。しかもそれがピッタリでクスクス笑ってしまう。作者が大阪の方だからかと思っていたが、あとがきで「どんな環境にいてもマイペースな動物たちには、マイペースな関西弁がぴったり合うような気がする」と書かれていた。納得。

実は動物園では見学者が観察しているようで、観察されているのだという。
「かあちゃん 今日もいっぱいやー」と子ザルがいえば「うーわっ ほんまやなー」と母ザルが答えているかもしれない。クマから見たら、ヒトもヘンな生き物。「なんやねん こいつ」と思っていることだろう。

動物たちはエサを与えられ、敵にも遭遇しない動物園での暮らしは幸せだろうか。もともとハンターだった彼らにとっては、一見快適な生活もストレスの原因になると言う。そのため動物園では色々な工夫をしている。

一つ一つ紹介したいが、関心のある方はぜひ本書を読んで頂きたい。また動物園へ行きたくなること必至。大人も子どもも楽しめる本だ。

福武忍【どうぶつえんにいこう
監修 村田浩一(獣医師)
2003年4月第3刷発行

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2004.09.13

カテゴリーの整理

本棚を一つ減らして2箇所に統一。これでカテゴリーは8つになった。
しかしその関係で、「本棚3」に入っていたものを2に移す必要が出てきた。その課程で要らないものを削除。しかしうっかり消してしまったものも出てきた (^^;)

整理するのに、少々時間がかかった。いけない、もう10時前だ。

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ミニ絶食

ミニ絶食というのをした。

元はと言えば、9日付朝日朝刊、「夏バテ解消作戦始め」という記事。
その中に「疲れた体や頭を休めるには、ミニファースティング(絶食療法)が効果的です」。と書いてあった。淡路島にある「五色県民健康村健康道場」の道場町のお勧めだ。(ちなみにここは公共施設のようだ)

曜日を決めるなどして定期的に続けると、より効果的だそうな。

朝と昼は牛乳でということだったが、中間で水分補給に色々飲んだから、絶食とは言えないかもしれない。
夕方買い物に行ったら、何もかもがおいしそうだった。

さて、効果や如何!いえ、ダイエットではなく夏バテの方。

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2004.09.12

川上弘美【パレード】

パレード
川上弘美著
出版社 >平凡社
発売日 2002.05
価格  ¥ 1,000(¥ 952)
ISBN  4582829961

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夏の午後、畳に寝そべって、ツキコさんがセンセイに物語る、淡く切ない少女の頃の「昔のはなし」。「センセイの鞄」のふたりが過ごした、遠いこだまのような時間、もうひとつの物語

chiikoさんの「パレード」を拝見して、読んで見たくなった本。

吉富貴子の絵がいい。「センセイの鞄」も、親本はこの人が挿画を描いていたらしい。
物語にピッタリと寄り添った、不思議な絵だ。作者と相談しているのか、原文を読んでふくらませたイメージなのか。

本そのものは、月子さんの子どもの頃の思い出。誰にも天狗やあなぐまがつく可能性はあるのだろうか。

ゆう子ちゃんの言葉が胸を打つ。

「大町さん、離れてていいわよ」しばらくしてから ゆう子ちゃんがぽつんと言いました。「え」とわたしはばかみたいな声を出しました。
その瞬間、ものすごくほっとしたのを今でも覚えています。

「天狗でも、うれしい」ゆう子ちゃんは息を整えながら、つぶやきました。

「あとがき」より

作者も知らなかった、物語の背後にある世界。

物語は、まだ自分にとって未消化。

吉富貴子さんのサイト

川上弘美「パレード
2002年5月5日初版第1刷発行。

chiikoさん、この本を教えて下さってありがとう。トラックバックさせていただきました。


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【決意!合併・1リーグ制NO!宣言】

決意!合併・1リーグ制NO!宣言
古田敦也編・日本プロ野球選手会編
出版社 双葉社
発売日 2004.09
価格  ¥ 500(¥ 476)
ISBN  4575297437

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12球団存続は不可能なのか。プロ野球70年の歴史を踏まえて、存続・発展・改革への道をさぐる緊迫の中間報告。古田敦也、礒部公一、高橋由伸の主張の他、シンポジウムの記録、各界からのエール等を掲載。公認署名用紙付き。

古田が、「昼はスーツ、夜はユニフォーム」でがんばっている。大変だろうなと思う。

9月10日付朝日新聞朝刊『「がんばれ古田」阪神ファン、選手会応援』という記事(Webではなかった)
9日の甲子園球場のスタンドには「負けるな選手会」「古田選手頑張れ!」という垂れ幕が掲げられた。
古田は試合後「阪神ファンからも『頑張れ』と言ってもらった。甲子園でこんなことは始めて」と笑顔を見せたという。

何か自分にできることはないかなと思っていて見つけたのが、本書。購入することでささやかな応援メッセージとしたい。紙質も悪いが、一部500円という 小学生でも買える価格に抑えている。スポーツライター二宮清純氏の意見や、氏や古田も出席したシンポジウムの様子も収録してある。

asahi.comの、[選手会・古田会長、本塁打に巨人ファンからも拍手 ]より一部引用(11日付朝刊)。

試合前には岩手県のスポーツ少年団から「古田さんありがとう」との横断幕が掲げられ、手を上げて応えた。「重く受け止めている。彼らが大きくなってプロ野球がなかったら困る。真剣に考えている」と語った。

古田個人としては、もしかしたら監督になる道を阻まれるかもしれないのではと危惧する。
頑張れ古田!でも、お疲れの出ませんように。

古田敦也・日本プロ野球選手会編【決意!合併・1リーグ制NO!宣言
2004年9月10日第1刷発行

追記
9月15日:善福寺手帳「ストライキはあるのか」にトラックバック
9月18日:at most countable「古田敦也の居る幸せ」にトラックバック

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2004.09.11

この日

9月9日付の天声人語の冒頭。

「地球外の文明からのメッセージかもしれない」。今月初めに流れたロイター電である。千光年ほどの宇宙のかなたから未知の電波が届いたという。科学雑誌の記事をもとにした報道だっただけに関係者を興奮させた。

時折、壁に貼られた世界地図をぼんやり眺める。その真ん中にぽつんと描かれた日本は小さい。
宇宙から見れば、地球なんてちっぽけな星だ。

しかしその地球に100億もの人が住み、そしてその一人一人がかけがえのない命を持っている。

今日9月11日は、3年前アメリカで同時多発テロのあった日だ。東京でも追悼のキャンドルサービスがあったという。

しかし、人の命は多くの人が犠牲になったからといって重さが増すというものではない。

静かに静かに、この日逝った人を偲んでいる人たちもいるのです。
忘れられない日

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川上弘美【センセイの鞄】

センセイの鞄(文春文庫)
川上弘美著
出版社 文芸春秋
発売日 2004.09.02
価格  ¥ 560(¥ 533)
ISBN  4167631032

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鞄の中には何がある? 「センセイ」は私の高校時代の古文の先生。10数年ぶりに再会したセンセイとわたしが、過ごした、あわあわと、そして色濃く流れゆく日々。長篇恋愛小説。

chiiko さんが紹介しておられた同じ著者の【パレード】を読むには本書から入った方が良かろうという単純な理由で読み始めた。
しかし、一期一会というか、人との繋がりを本当に大切にしたいと思える本だ。
その相手が、師であれ恋人であれ、つれあいであれ はたまた息子・娘であれ。

物語は月子さんという、30代後半の女性の目を通して語られる。夏の終わりぐらいから始まった物語は、深まった秋を過ぎて正月を迎え、花見を楽しみ夏を過ごし、秋で終わっている。しかし、1年かというとそうではない。最後に解るように、5年ほどの年月を、行きつ戻りつ 物語は進んでいく。
年代はいつ頃だろう。そういうことを超越したような、不思議な書き方だ。

やはり解説者も同じところで惹かれたか。P.268より

センセイと過ごした日々は、あわあわと、そして色濃く、流れた。
センセイと再会してから、二年。センセイ言うところの「正式なおつきあい」を始めてからは、三年。それだけの時間を、共に過ごした。
あのころから、まだ少ししかたっていないのに。

人が思いを抱き、長い時間想いを共有するようでいて、あっという間のことなのかもしれない。

川上弘美【先生の鞄
2004年9月10日第1刷
元サイト更新

chiikoさんの【センセイの鞄】に、トラックバックをつけさせて頂きました。

9月21日追記:forfuturamaさんの『センセイの鞄』にトラックバック
10月16日追記:葉桜日記Tompeiさんの「『センセイの鞄』(川上弘美)」にトラックバック

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2004.09.10

聖火リレー始まる

asahi.com:「パラリンピックの聖火リレーはじまる

採火式は、アテネ中心部にあるアクロポリスのふもとにある神殿が舞台となった。まつられている神はヘファイストス。火と鍛冶の神で、足が不自由だったともされる。

今回は、

新種目として視覚障害者を対象にした5人制サッカーと女子柔道、シッティングバレーボール女子、車いすテニス・クアードクラスが加わる。

ブラインドサッカー(音サッカー)は、近年盛んになってきている。

追記
当日:恋い太郎さん「■パラリンピック・増える写真展へのお誘い■」にトラックバック
ここから関連して、「パラフォト」のページ
12日:bansoさんの「パラリンピック:選手団旗授与」にトラックバック


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[点字]でなく[線字]

高知大学教授ら、視覚障害者向けに「線字」を開発。

日本経済新聞社の記事

実物が解るサイトはまだない。

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2004.09.09

電子書籍をどこで読む

今日届いた本。日経パソコン9月13日号。

nikkeiPC040913.gif

その中の「この先の数字」は、「電子書籍はどこで読む」だった。

電子書籍を読むための「手段」・方法としては、「専用の端末」か「携帯電話」ではという担当者の予想に反して、 1位は、「パソコン」 2位が「専用端末」 3位には意外や「PDA」が来て、「携帯電話」は4位だった。

調査対象が 30代40代で68%を占め、20歳代以下が12%だという事とも関係あるだろうか。

読みたい場所は、「旅行中」「通勤途中」が1・2位で、それぞれ 42% 39%。を占める(複数回答可)。

コンテンツの入手先としてはネットからダウンロードというのが90%以上を占めている。

電子端末が欲しいが、画面が小さいのはどうもと思っていたので、意外と納得できる数字かもしれない。

9月14日追記:思い出日記さんの「日経パソコン9/13」にトラックバック。「架空請求について」触れられている。引き続き次の記事では、「オークション詐欺について」


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2004.09.08

◆高田崇史【QED百人一首の呪】

QED百人一首の呪(しゅ)(講談社文庫)
高田崇史〔著〕
出版社 講談社
発売日 2002.10
価格  ¥ 800(¥ 762)
ISBN  4062736071

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百人一首の一枚を握り締めて、会社社長は惨殺された。残された札はダイイング・メッセージなのか。百人一首に封印された謎が解けたとき、不可能犯罪と思われた事件もまた戦慄の真相を示した。

 

再読

 

「何かない?」
「これ、読むか?そやけど、あんまりおもろないで」
と言って渡された本書。はじめて聞く作家だ。

 

なるほど、薬店の店主の話も探偵役 祟の蘊蓄も少々鬱陶しい。
しかし、肝心の曼荼羅の話になると、俄然面白くなった。結界については多少関心があったということもある。
「君は文学史苦手やからなぁ。百人一首の話は面白かったよ」というのが、読後徹也に語ったことだ。

 

今回再読ということで、時系列の件は最初から思い出していた。こういう場合もあるのだなということ。呪と結界について、事件との関連性は、少々強引な気がする。これは解説でも僅かに触れられている。
どちらかというと、これまで論じられてきた事への新説が面白かったということかもしれない。

 

先日記事にした「銘菓『をぐら山春秋』」には、林直道氏の縦横10列ずつの「水無瀬絵図」が付されている。この美しい付録を手に入れるためにおかきを購入するというのも、あながち失礼な選択でもなかろう。

 

高田崇史【QED百人一首の呪】
2002年11月1日第2刷

 

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水上勉【櫻守】

本を探したが、見つからない。水上氏の本の中で、好きなもの。氏の関西弁は、非常に良く特徴を表している。
この本の主人公は、園丁の弥吉だったか?

実在の笹部新太郎氏も登場する。
彼が救った荘川桜を、
2年前長男や徹也と訪れたことがある。

水上氏は80歳を過ぎて パソコンに挑戦され、それについてもよく新聞に書かれていた。

ご冥福をお祈りいたします。

asahi.comの記事

chiikoさんの「水上勉さん、どうもありがとう」にトラックバックをつけさせて頂きました。

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今日届いた本

川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル
川島隆太著
出版社 くもん出版
発売日 2003.11
価格  ¥ 1,050(¥ 1,000)
ISBN  4774307262

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ぽっかぽかさん・faceさんのところで教えて頂いた本。
【脳を鍛える大人の計算ドリル】も購入済み。

ぽっかぽかさんは、子どもさんと机を並べてするのもいいかもと仰有っている。そういえば、息子達が小学生だった頃、アクセントを覚えるのに彼らのおやつの時間を使った。正解を渡しておいて、「お母さん、暗記しているから聞いて」といった風に。彼らにしてみれば、自分たちがチェックできるのが嬉しかったようだ。
「そら、間違えた!」などと、嬉しそうに言ってたっけ。

ぽっかぽかさん(本日は晴天なり)「脳を鍛える大人の音読ドリル
faceさん(なーんちゃって通信)「あれ、あれ、あれだよ〜

同時に届いた本。
川上弘美【センセイの鞄】【パレード】

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2004.09.07

河合純一さん アテネへ

9月17日(金)から、アテネでパラリンピックが始まる(9月28日まで)。
19競技に、140か国・地域以上から約4,000名の選手、2,000名の役員が参加予定。
日本からは、選手163名・役員108名の合計271名が参加。

主将は 永尾嘉章さん(陸上競技) 、旗手は柔道の松本義和さん。この方は地元だ。

水泳の金メダリスト成田真由美さんが有名だが、同じく水泳の河合さんもシドニーで金銀2個ずつメダルを取っている。また、早稲田大学在学中のアトランタでも、同じく金メダル2個・銀1個銅1個を取っている。
現在は母校である静岡県浜名郡舞阪町の舞阪中学で、社会科の教師をしておられる。

河合さんの半生を描いた映画「夢追いかけて」に、勝地涼が子ども時代の純一役で出演していたのだった。長じてからは本人が出演。河合さんに影響を与える教師役は三浦友和だった。

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くぼりえ【バースデーケーキができたよ】

バースデーケーキができたよ!
くぼりえ作・絵
出版社 ひさかたチャイルド
発売日 2002.09
価格 ¥ 1,050(¥ 1,000)
ISBN  4893254901

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今日はお母さんのお誕生日。りえちゃんはお姉ちゃんと一緒にバースデーケーキを作ることにしました。でも、失敗ばかり…。車椅子に乗った女の子をさりげなく描いた絵本。

今日は警報が出たので、1時過ぎに保育所へ迎えに行く羽目に (^^;) 上の子は2時をまわって帰ってきた。集団下校だったらしい。
その4歳児が好きなのが、この『バースデーケーキができたよ』。いつも読んで欲しいと言う。
りえちゃんがお姉ちゃんと一緒に、お母さんの誕生日にはじめてケーキ作りに挑戦。自分をりえちゃんに見立てて本の中に感情移入しているのだ。

材料を買いに行き、「そーれ」と卵を割り、クリームを泡立てては「わあー」「クリームがとびちっちゃうよー」とはしゃぎながらのケーキ作り。
上手にできたとは言えないけれど、「おかあさん、できたよー」とハッピーバースデーの歌を歌いながら、ママをご招待。

作者のくぼりえさんは、当市のお住まいの絵本作家。ほのぼのとした絵が共感を呼びます。
くぼりえさんのサイトです。

くぼ りえ『バースデーケーキができたよ
2002年9月第1刷

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2004.09.06

防災グッズ『家庭・安心缶』

昨夜の地震は怖かった。気象庁もこれまでにないケースだという。

日本点字図書館では、視覚障害者用の防災グッズ「家庭・安心缶」を9月1日から売り出している。

直径23cm、高さ29cmのスチール製の缶に、18種の防災グッズが入っている。過去の大きな震災の経験から、ほんとうに必要なものとして選ばれたものが入っているという。ただし、食料品は自分で詰めるようにということだ。
家屋が倒壊した場合でも、取り出しやすいようにと、バッグではなく、鉄製の缶に詰めてある。
缶の上にはクッションがついていて、椅子代わりになる。また、取り外すとテーブルになる。

価格は、税込11,900円。日本点字図書館用具事業課で販売。問い合わせは、03-3209-0751へ。

asahi.comでも紹介されている。

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銘菓『をぐら山春秋』

お供えとして頂いたもの。
小倉山荘は、京都長岡京にある。『和歌が人と人とのえにしを結ぶ大切な橋渡しをしていた王朝時代。その古きよき時代に想いを馳せつつ、百人一首をよりどころとし、和歌のこころをおかきによせて、「えにしをつなぐ」品をつくりたい』と願っているという。

この『をぐら山春秋』は、8種類のおかきの詰め合わせである。パッケージがかわいい。

oguraimege2.jpg

また、それぞれのおかきは

青海苔せんべい:もみじ「小倉山 峰のもじぢば 心あらば いまひとたびの みゆきまたなむ」

えびおかき:散る花「ひさかたの 光のどけき 春の日に しず心なく 花のちるらむ」

黒豆おかき・サラダせんべい・甘醤油せんべい:ありあけの月「ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる」

京胡麻おかき:ならの葉「風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける」

ザラメおかき:花吹雪「花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり」

海苔おかき:墨染の袖「おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖」

これらをイメージしてあるという。

oguraimege1.jpg

お使いものに良し、おもてなしに良し。
澪さん、徹也と一緒においしく頂いてます。有り難うございました。

高田崇史『QED 百人一首の呪』を再読しよう。


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2004.09.05

◆森博嗣【夢・出逢い・魔性】

夢・出逢い・魔性(講談社文庫)
森博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2003.07
価格  ¥ 700(¥ 667)
ISBN  4062738066

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TV局を舞台に起こる密室殺人の意外な正体。クイズ番組に出場するためTV局を訪れた小鳥遊練無らは、事件に巻き込まれる。密室内に残された死体には、傷あとが2つ。しかし、銃声はたったひとつだった…。

再読。これで、Vシリーズは終わり。
保呂草達4人の行動と犯人のモノローグを交互にして、物語は進んでいく。
最初の(以下ネタバレ注意)


タクシーに乗った時点で思い出したので,そういう意味ではドキドキ感は無かった。

今回のテーマは、「男と女?」
稲沢探偵に存在感がある。しかし、前回読んだ時の印象はまったく覚えていない。従って(以下ネタバレ)


稲沢が女性だったということも忘れていた。

マスコミについての紅子の分析

「スポットライトは、それ以外のところを暗くする効果があるし、マイクを使えば、その周辺以外の声や音は聞こえなくなる。テレビとか新聞とか、マスコミって、本当に歴史が浅いわけ。今はまだ、たまたま勝ち取った自由に酔っている。意志や価値観まで量産できると思いこんでしまって、知らず知らずに、それを押し売りしてしまう。酔っぱらいが自慢話をしようとしているだけ。(中略)」
「でもさ、結局、テレビって面白ければそれで良いんじゃない?」「それだけが面白い、と思い込まない客観性を、みんながもっていればね」

練無の姿を想像するのは楽しい。テレビというメディアが舞台だが、皮肉なことにこの小説を映像で見てしまうのは興味が半減するだろう。読者それぞれが作り上げる登場人物を映像化で壊されたくない思いがある。特に稲沢についてはそうだ。
そして作者は、一度もアンフェアなことはしていない。

追記:9月6日
P.190から引用

自分の夫が殺されたばかりなのに、彼女は落ち着いていた。どこか冷めている。保呂草にはそれが不思議でもあり、また、自然でもあると思えた。これが、人間の本性、本来の動物のしての機能かもしれない。愛する者の死、仲間の死を受け入れるために、まるでローンを組むように、少しずつショックを分散するのだろう。

森博嗣『夢・出逢い・魔性
2003年7月15日第1刷発行
元サイト更新

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トラックバックについて

トラックバックについて、2度に渡って書いてきました。その間、色々な方のお考えをお聞きすることが出来ました。有り難うございました。

その後頂いたトラックバックが異なる傾向にある(と自分には思われる)ので、自分の思ったところを書いてみます。

まず、トラックバックをつけさせて頂く場合です。
これは、記事を拝見して 共感を持った あるいは「同じようなことについて書いていますよ」ということで、トラックバックをつけさせて頂いてそのブログを紹介させて頂きたいと思っています。これは自分で参照させて頂いたところを忘れないためもありますが、参照させて頂いた事への礼儀だと(自分では)考えています。但しこれは主に個人ブログについてです。

次にトラックバックをつけて頂いた場合です。
これまでは、ほぼお礼を申し上げていました。しかし今後は、訪問させて頂いてから、場合によりけりにさせて頂こうと思っています。そうはいっても最近とみに物忘れがひどく、うっかりお礼を言い忘れている場合は、どうかご容赦下さいませ。

あまり嬉しくないなと判断した場合は、思い切って削除させて頂くこともあるかと思います。これまでのところは、していません。ただ、削除できるのは直近の5件以内なので、その内消えていくからと割り切るかもしれません。

いずれにせよ、トラックバックは「つけさせて頂く」(参考にさせて頂く)という自分の姿勢に変わりありません。そういう意味では「つけさせて頂いて有り難うございました」という気持ちです。

こうした考えは 又変わっていく可能性もありますが、とりあえず自分のスタンスとして書かせて頂きました。

関連記事:「トラックバック考」(04.09.04)「トラックバック考 続き」(04.09.05)
トラックバック考、再び」(05.03.07)


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アクセス数

多分明日あたり、アクセス数が30000になります(勝手に期待 (^^;)このうち多分2割近くは自分かなと思いますが、どなたかが廻して下さらないと絶対に動かない(つまり、自分だけでいくらアクセスしても増えない)カウンターなので、これだけお越し頂けてありがたいなと思っています。

何より、コメントを頂いたりトラックバックをつけて頂いたりして拡がったおつき合いがあります。色々なお考えを知ることが出来ました。
また、このブログの特殊性(一見ブログの主かと思われるのが書いていないということ)も理解して頂き、温かく見守って頂いています。

有り難うございます。これからも、どうかよろしくお願い申し上げます。

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2004.09.04

walkingtour

コメントに埋もれて今まで気がついてなかった。
そんちょさんの「言戯」で紹介されていたサイト。

walkingtour

そろそろ、立ち止まってもいいのかな、すぐ近くにいるのだって……

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非接触型ICカード

非接触型ICカードとしては、JR東西のスイカ・イコカがある。また、関西圏私鉄のピタパ。
これら鉄道系の他に、代金決済として使えるのは、フェリカだったか。いや、カードはEdyで、使っている形態が、JRもEdyもフェリカということだったような?
NTTドコモ関連のビットワレットというのは会社名だったかな?

朝日新聞朝刊be「非接触型ICカード 高齢者の煩わしさ解消

「財布の中の小銭を確認するのに不自由を感じていましたが、これで安心して買い物できます」

これは、コンビニでICカードを使った弱視者の言葉だという。
高齢者にとっても小銭の出し入れは時間がかかることがあるだろう。70代以上の利用も多いという電子マネーを導入したコンビニの話では、利用客の約45%が電子マネーを使っているという。

また旭川市のバス会社で取り入れたところ、寒い季節にも手袋を取らずにバスに乗り降りできると好評だとか。
ある病院の売店や自販機で利用できるようにしたところ、便利なだけでなく院内感染の予防にもなると期待されている。


非接触型のICカードはRFIDカードと呼ばれるらしい。特徴としては(ITトレンド用語辞典より引用)

・非接触で読み書きができ、繰り返し使用が可能
・バーコードと違い、表面が汚れていても、物陰に隠れていても読み書きが可能
・いくつかのRFIDカードが存在しても、一度にアクセスが可能

今後予想される使い方として(同じく引用)

・偽造がしにくいので、ますますお札代わりになる
・一つ一つかざさなくてもいいので、レジでの精算がスムーズになる
・ある程度離れていても読み取れるんで、在庫管理や図書館の蔵書点検などにも使える
といったことがあるそうだ。

しかし、あちこちから色々なカードが出るのは、いくら混在しても区別できるとはいえ、これまたややこしいような気もする。冒頭触れたように、カードの種類・形式の種類で頭がこんがらがりそうだ。

それにしても、JR西日本のイコカに早く割り引き機能つかないかなぁ。

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トラックバック考 続き

昨日「トラックバック考」という記事を書いたところ、思いがけず長文を含むコメントを頂いて驚いている(あ、長文で悪いと思わないで下さいね。皆さんそれぞれ、悩み考えておられることがわかりました。お尋ねしてみて良かったと思っています。)

いまだよくわかっていない自分ではあるが、トラックバックを大きく二つに分けてみたい。
一つは公的あるいはこれに準ずるもの。
もう一つは、私的なブログである。
この中間的なものもあり、一概に括ってしまうことは出来ないかもしれない。

公的なものとして一番に挙げられるのが、ココログへの通知であろうか。新着記事あるいはカテゴリー毎の新着と、まさに「記事をアップしました、よかったら来て下さい」とアピールする。当然、pingを打ったなどといちいち通知はしないというか、通知するところを自分は知らない。
また、ココログで毎週している「トラックバック野郎」がある。ここで、トラックバックの最初の練習をさせて頂いた。ここでは共通のお題を持ってトラックバックする。このお題で書いたと告知しているところもあれば、それと触れず関連記事を書いてpingを打ってアップしている方もおありだろう。

つぎに、有名人のブログにトラックバックした場合はどうだろう。この場合は、こちら側の記事を読んで、元記事を知りたい人がおられる比率は一般のブログより高いのではと推察される。従って、元記事を紹介する方が叶っているように思う。

実はこれはなにも読んで下さった方へのサービス?や有名ブログだからというのではなく、自分の覚えとしても必要だと考えてきた。何も記録に残さない場合、あとで読み返しても自分がどこへトラックバックをつけてきたのかわからなくなってしまう。備忘録も兼ねているのでは無かろうか。

さて、それでは個人のブログへトラックバックをつけた場合はどうするか。勿論人それぞれだが、自分の場合はすぐ前に書いたこともあって やはり紹介していきたいと思っている。

もう一つ、今度はトラックバックをつけて頂いた場合のことを考えてみる。実はこちらの方が気分的には難しい面を持っている。
「トラックバック有り難うございました」というお礼は必要なのかどうか。これに対しても、自分は二通りの考え方をしている。
一つは、トラックバックをつけて下さったところへお邪魔して新しい世界が開ける事を実感した時。さらに少しおつき合いが出来てくると、もっと気軽になる。
しかし、明らかに営業ではないかというところに、何の紹介もなくトラックバックをつけられるのは、正直不快ではないか。特にそこが逆トラックバックをしたいと思わないところなら尚更ではなかろうか。

自分もパソコン通信から入ったので、そこでのローカルルールを尊重する傾向がある。ブログは一人一人がシスオペでもある。自分なりのローカルルールを作り、必要ならばサイトに掲示しておくのも一興かと思う。

akiraさんの仰有るように『要はみんなに向かって「読んでほしい」と胸を張って言えるような記事を書いているかどうか』だと思う。そういう記事を書くことを目指していきたいと思う。

Tompeiさんの二度目の記事「再びトラックバックについて」に、トラックバックをつけさせて頂きました。
何度もすみません。でも、考えるきっかけを与えて下さったことに本当に感謝しています。
また、コメントを下さった皆様 有り難うございました。一つ一つにお返事を書いておりませんが、この記事を持って自分の考えをまとめてみました。色々なお考えを伺って、非常に参考になりました。

まだまだわからないことだらけですが、今後とも どうかよろしくお願い申し上げます。

関連記事:トラックバック考(2004.09.02)トラックバックについて(2004.09.05)

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2004.09.03

加賀不室屋のお吸い物最中

加賀不室屋のお吸い物最中が届いた。さっそく試食。これも、葉桜日記Tompeiさんの「旅のおみやげ・2品」を読んで注文したもの。
以前おいしそうだなと思っていたのだが、踏ん切りがつかなかったのだ。
おいしいですよ。おつかいものにいいなぁ、楽しみにしていてね>そこのあなた!

monaka_sumashi.jpg

麩や湯葉と言えば京都が近いのに何故加賀のものを注文したのかというと、やはりきっかけだと思う。
ブログを通した拡がりだろうな。

おいしいよ(あるいは、これ読んだ)という記事が出る→興味が湧く→同じものを購入あるいは注文する→買ってみた・食べてみた・読んだという報告をしたくなる→記事にする→きっかけになったブログに知らせたくなる→ブログへいってコメントをするor記事を書いたからよかったら読んでね→トラックバックをつける

あくまでも個人のブログへの対応だが、自分のスタンスの一端のようなものが見えてきた。

注文するきっかけを作って下さったTompeiさんの記事に、トラックバックをつけさせて頂きました。


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矢野竜彦【ナンバの身体論】

ナンバの身体論(光文社新書 156)
矢野竜彦〔ほか〕著
出版社 光文社
発売日 2004.07
価格  ¥ 735(¥ 700)
ISBN  4334032567

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

葉桜日記のTompeiさんの記事「ナンバ歩き」の中のコメントを読んで興味を持ったので購入。

ナンバとは、大阪の地名ではない (^^;) 読み方は、単独では平板アクセント、『ナンバ歩き」「ナンバ走り」となれば、中高アクセントだろう。(どうでもいいことだが気になる)

【ナンバ】の語源については諸説あるようで、上記地名とは無関係と書いたが、実は関係あるそうだ。

1.南蛮人説:南蛮人が大手を振って闊歩する姿から
2.骨接ぎ説:大阪の難波村にある有名な骨接ぎのところへ通う患者の姿から
3.滑車説:滑車やそれに絡ませた綱のことを「なんば」と呼ぶ方言があり、その綱を引く格好から
4.かんじき説:「かんじき」を履いて重々しそうに歩く姿から

著者達は、「ナンバ=難場」という解釈を取っておられる。「ナンバ=難場」的発想から、体の使い方を考えるというものである。

さて、ナンバ歩きは 江戸時代までの日本人の一般的な歩き方だったという。ただし、単に同じ側の手足が出るとか、手を振らないということは違うようだ。

現代では能・狂言・歌舞伎・舞踊など芸能的なものと相撲・柔道・空手・剣道など日本の伝統的武道・武術だという。それも、芸や技に昇華されて動きは変わってしまったという。

本書では、桐朋バスケットボール部の取り組み等も紹介しつつ、ナンバの効用、ナンバ歩き・ナンバ走りの練習法についても写真を多用して多くのページを割いている。

では何故日本人の歩き方がナンバ歩きから変わってきたのかというのも面白かった。げに教育とは、色々な意味で影響力大なのだなぁとあらためて実感する。

本書購入のきっかけになったTompeiさんの記事に、トラックバックをつけさせて頂きました。

矢野竜彦他著『ナンバの身体論
2004年7月20日初版1刷発行

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2004.09.02

トラックバック考

トラックバックにおけるマナー」という葉桜日記のTompeiさんの記事を、興味深く拝見した。最近、ほかにもトラックバックについて触れておられた記事を見ることが多かった。

未だにトラックバックというものがよくわからない。トラックバックの付け方は解ったし、つけて頂いた場合は先輩方?を見習ってお礼を申し上げてきた。

自分では、「あなたの記事に興味を覚えましたので同じようなことに触れて書いております」というお知らせかなと思っていた。
しかし、「あなたが興味を持つかもしれないことを書いていますよ」というお知らせだという。そのためのpingが、トラックバックだというのだ。広く、例えばココログの広報に対して打つpingを、個人に対して打つのだという。
また、コメントをする代わりに自分のブログに元の記事に対するコメントを書くことになるのだという。
(ここまで、複数のブログの記事を参考にさせて頂いております)

で、上記前者のように思っていたものだから 参考にさせて貰った方(つまり、pingを打った方)がお礼を言うべきで、参考にされた方がお礼を言うのは変かなと思っていたのだ。
しかし後者だとすると、紹介して貰ったのだから…… んん?何だかワケワカメになってきた。

自分がある記事に注目した→そのことを相手に知らせるためにトラックバックをつけた→相手はそれを知ってお礼を言ってくれた?
これって、単純に相手の記事を尊重?したことになるのだろうか?

で、トラックバックをつけて記事を書いたとする。しかし何を参考にしたか書かなかった場合は、読んだ人にはその「元になった記事」は解らないのではないか?

「トラックバックをつけて貰った方は、気になればそのブログを訪れて 場合に拠れば逆に引っ張ってくればいい」という記事も読んだ。
ここで解るように、トラックバックをつけるということはそこから自分のところへ呼び込む?働きもあるのではということだ。で、先に書いた「つけて貰った方がお礼を言うべきかな」という 自分の考えは、ここから来ている。

本当のところはどうなのだろうか?よくご存じの方がいらっしゃったら、教えて頂きたい。

ジャンル(カテゴリー)としては似通っていても、色んなところにトラックバックをつけるのは、マナーとしてはどうなのだろうか。これも、合わせてご意見など頂ければ幸いである。

冒頭で挙げさせて頂いたTompeiさんの記事に、トラックバックをつけさせて頂きました。

追記
3日:へいぽーさんの記事「トラックバックについて」にトラックバック

関連記事:トラックバック考 続き(2004.09.04)トラックバックについて(2004.09.05)

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Faxはキライだ!

我が家では普通紙Faxというのを使っている。以前にも書いたと思うが、これが意外と使いにくい。

昨日、会で使うPCをとある外資系会社に注文した。コンピュータ会社なのに、メールではなくFaxで注文せよと言う。まず、見積書を送ってくる。表紙を入れて4枚。何故いつもいつも表紙がいるのかと思うが、これは置いておいて……

Faxを受信すると、一旦メモリに入る。それをプリントアウトしてはじめて中身が解る。これが面倒だ。そればかりでなく 急いでいる時に限って、途中で『インクフィルム切れ』になる。

昨日もそうだった。さらにインクフィルムの買い置きが無かったことに気づく。とっさに今使っているフィルムを巻き戻して、再度装填して受信。
送信の際も、途中で電話がかかってきたりするとエラーになるし、終わるまでついていないといけない。

この間、かなりの時間がかかっている。
これらがすべてメールですんだら、どんなにか時間の節約になるのに。

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2004.09.01

◆再読について

mikingさんから「◆森博嗣『月は幽咽のデバイス』」に、コメントを頂きました。有り難うございました。
コメントでお話しするのもいいのですが、自分が再読している本について少し書いてみようと思います。


森博嗣・篠田真由美・高田崇史・綾辻行人などについては、知らなかった。有栖川有栖は大阪の人でもあり、名前だけは知っていた。
ある時徹也から借りた 森博嗣『すべてがFになる』が非常に面白く、このシリーズ10冊をたちまち読んでしまった。その後も篠田真由美や高田崇・有栖川有栖を借りて読んだ。

このブログを立ち上げた一つの理由が、徹也が読んでいた本の紹介でもあったので、もう一度読み直してからシリーズの続きやその作家の他のものを読んでいこうと思っている。

徹也が買った本を読んでしまってから続きをということで、早く新刊を読みたいが 既読書を再読してしまうのが嫌だという気持ちもある。ゆっくり読んでいきたい気持ちとの葛藤である。
今の読書ペースは決して早くないので、しばらくはこのペースで読み続けていくことになるだろうと思う。

関連記事:「◆理系ミステリー
KOROPPYさんに、コメントを頂いていますね (^^)


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◆森博嗣『月は幽咽のデバイス』

月は幽咽のデバイス(講談社文庫)
森博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2003.03
価格 ¥ 660(¥ 629)
ISBN  4062736985

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1
薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた凄惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血...

再読。
細部は忘れていたものの、「オオカミ男」の正体及び死因を覚えていたので意外性は少なかった。これは最初に読んだ時の「種明かし」の意外性(裏切られ感・裏切られ度)が大きかったからかもしれない。
本書とは直接関係ないが、団地などで他の棟の声が回り回って聞こえるというのは本当だろうか。

紅子が非常に可愛らしい。同じ年くらいと書かれているが、七夏はグッと年少に見える。紅子の可愛らしさと年齢とは相関関係にはないか。紅子と七夏の描かれ方は、しかし男性から見たものという点は大きいかもしれない。
どうしても「へっくん」の描き方に関心がいく。彼は紅子を「おかあさま」と呼ぶ。

阿漕荘の面々はそれぞれに面白いキャラだが、森川素直が出ていたことは(失礼ながら?)まったく覚えていなかった。最初はストーリー展開に夢中だったからだろう。
このVシリーズ、自分の中では S&Mシリーズほど熱が入らないようだ。

奇抜ではないが、趣向ある建築が興味深い。

森博嗣『月は幽咽のデバイス』
2003年3月15日第1刷発行
元サイト更新

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西村晃「ポスト・イット」知的生産術

1996年春の発行だから、この8年間の情報ツールの発達を見た時、やはり古さは否めない。
「「ポスト・イット」仕事革命』を先に読んだので、その元になる本を知りたかったということ。

「ポスト・イット」知的生産術
西村晃著
出版社 ジャニス
発売日 1996.03
価格  ¥ 1,223(¥ 1,165)
ISBN  4896107039

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1
スケジュール管理から企画立案、スピーチ、レポート、買物計画まで、「ポスト・イット」の超活用法を紹介。「ポスト・イット」の魔術師が明かす超シンプル情報整理術

『「ポスト・イット」仕事革命』の元になった本。やはり「ポストイット」の連発で少々鼻につく。
しかし、ポストイットを使ったからだということだが、著者の仕事に対する姿勢には共感を覚える部分も多い。

近未来には出勤は週1回のミーティングで実際の仕事は家庭でするようになるだろうということが、自分たちの仕事スタイルとまったく一致しているのでおかしかった。ひょっとしたら、理想的な仕事スタイルを先取りしていたのかも (^_^;) ま、早く言えば年中無休の自営業なのだが。

いくつか参考になる点。
「一元化」「規格化」について。難しい作業もマニュアルを作ることによって規格化すれば、単純作業の積み重ねとして誰にでも出来るようになる。これについては、後日書きたい。
ただ、これが独創性を阻むというか、そこまで行かなくても融通性を持たすことを妨げる可能性はないか?勿論作業・事業によっては一概に言えないことではある。

著者が、依頼が来た仕事は原則全部引き受けるということ。これについても若干私見がある。

西村晃「ポスト・イット」知的生産術
1996年3月15日初版第1刷発行
1996年4月5日第3刷発行

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