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2004.09.01

◆森博嗣『月は幽咽のデバイス』

月は幽咽のデバイス(講談社文庫)
森博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2003.03
価格 ¥ 660(¥ 629)
ISBN  4062736985

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薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた凄惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血...

再読。
細部は忘れていたものの、「オオカミ男」の正体及び死因を覚えていたので意外性は少なかった。これは最初に読んだ時の「種明かし」の意外性(裏切られ感・裏切られ度)が大きかったからかもしれない。
本書とは直接関係ないが、団地などで他の棟の声が回り回って聞こえるというのは本当だろうか。

紅子が非常に可愛らしい。同じ年くらいと書かれているが、七夏はグッと年少に見える。紅子の可愛らしさと年齢とは相関関係にはないか。紅子と七夏の描かれ方は、しかし男性から見たものという点は大きいかもしれない。
どうしても「へっくん」の描き方に関心がいく。彼は紅子を「おかあさま」と呼ぶ。

阿漕荘の面々はそれぞれに面白いキャラだが、森川素直が出ていたことは(失礼ながら?)まったく覚えていなかった。最初はストーリー展開に夢中だったからだろう。
このVシリーズ、自分の中では S&Mシリーズほど熱が入らないようだ。

奇抜ではないが、趣向ある建築が興味深い。

森博嗣『月は幽咽のデバイス』
2003年3月15日第1刷発行
元サイト更新

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コメント

涼さん、おはようございます。
森氏の作品は是非、再読したいですよね。
そう思いつつ、一度も試したことが無いのですが・・。
いつかしてみようと思っています。

>このVシリーズ、自分の中では S&Mシリーズほど熱が入らない
>ようだ。
私も、『恋恋蓮歩の演習』を読むまではそう思っていました。
が!これ↑は面白かったです。もう読まれました?
大人な恋愛感が漂い、心地よい余韻が残っています。
(詳しくは、自分の所で書きますね。)

投稿: miking | 2004.09.01 10:07

mikingさん

∥私も、『恋恋蓮歩の演習』を読むまではそう思っていました。

えっ!そうなんですか。
まだお供え中です。楽しみなような、読むのを先に延ばしたいような少々複雑な心境です。

投稿: | 2004.09.01 18:15

亀レスすみません。
ご無沙汰してます。かっけーです。

∥私も、『恋恋蓮歩の演習』を読むまではそう思っていました。
> えっ!そうなんですか。

すごーく同意します。
V シリーズを順に読んでいたので、どーも盛り上がらないなぁと思っていたトコロ、『恋恋蓮歩の演習』で俄然盛り上がったのを覚えています。
で、V シリーズ読み終えて、なんてアサハカだったのだろー、なんてオロカだったのだろー、ボクもまだまだだなぁ。と嘆き悲しみながら (半分ウキウキしながら...) 最初から再読しました。(笑

#伏線多スギなのです。てへ。

投稿: かっけー | 2004.09.13 18:55

かっけーさん、お久しぶりです。

うーん、楽しみだなぁ「恋恋蓮歩の演習」。
でもその前に、「魔剣天翔」を読まなきゃ。

投稿: | 2004.09.14 00:22

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