西村晃「ポスト・イット」知的生産術
1996年春の発行だから、この8年間の情報ツールの発達を見た時、やはり古さは否めない。
「「ポスト・イット」仕事革命』を先に読んだので、その元になる本を知りたかったということ。
「ポスト・イット」知的生産術 | |
西村晃著 出版社 ジャニス 発売日 1996.03 価格 ¥ 1,223(¥ 1,165) ISBN 4896107039 bk1で詳しく見る ![]() |
スケジュール管理から企画立案、スピーチ、レポート、買物計画まで、「ポスト・イット」の超活用法を紹介。「ポスト・イット」の魔術師が明かす超シンプル情報整理術
『「ポスト・イット」仕事革命』の元になった本。やはり「ポストイット」の連発で少々鼻につく。
しかし、ポストイットを使ったからだということだが、著者の仕事に対する姿勢には共感を覚える部分も多い。
近未来には出勤は週1回のミーティングで実際の仕事は家庭でするようになるだろうということが、自分たちの仕事スタイルとまったく一致しているのでおかしかった。ひょっとしたら、理想的な仕事スタイルを先取りしていたのかも (^_^;) ま、早く言えば年中無休の自営業なのだが。
いくつか参考になる点。
「一元化」「規格化」について。難しい作業もマニュアルを作ることによって規格化すれば、単純作業の積み重ねとして誰にでも出来るようになる。これについては、後日書きたい。
ただ、これが独創性を阻むというか、そこまで行かなくても融通性を持たすことを妨げる可能性はないか?勿論作業・事業によっては一概に言えないことではある。
著者が、依頼が来た仕事は原則全部引き受けるということ。これについても若干私見がある。
西村晃「ポスト・イット」知的生産術
1996年3月15日初版第1刷発行
1996年4月5日第3刷発行
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