コリン・デクスター【モース警部、最大の事件】
| モース警部、最大の事件(ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 148-11) | |
![]() | コリン・デクスター著・大庭忠男〔ほか〕訳 出版社 早川書房 発売日 1999.12 価格 ¥ 714(¥ 680) ISBN 4150775613 bk1で詳しく見る ![]() |
モース主任警部にとって、偽善に満ちたクリスマスほどうっとうしい時期はなかった。おまけにこんな夜更けにケチな盗難事件の捜査に駆りだされることになろうとは…。表題作ほか10篇を収録。
再読。コノデクスターというのは、非常に寡作な作家だ。
最初の出会いは、自分が録音した「オックスフォード運河の殺人」だった。以来、出るたびに購入している。
これは短編集だが、非常によくまとまっていて、一つ一つの事件それぞれのおもしろさがある。
いずれも意表をつく謎解きが待っている。
このモース主任警部というのが、品行方正なわけではなく、さりとて法を犯すような人物でもない。
クロスワードパズルとワーグナーに幸せを見いだしている。
イギリス流のウイットに富んだ読者を飽かせないシリーズだ。
コリン・デクスター索引(18.05.25)
コリン・デクスターモース警部最大の事件
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 中山七里【祝祭のハングマン】(2025.11.13)
- 夏川草介【エピクロスの処方箋】(2025.11.09)
- 群ようこ【たりる生活】(2025.11.16)
- 【明日の友 278号 秋】(2025.11.08)





コメント