◆篠田真由美【美貌の帳】
美貌の帳 建築探偵桜井京介の事件簿(講談社文庫) | |
![]() | 篠田 真由美 出版社 講談社 発売日 2004.09.14 価格 ¥ 790(¥ 752) ISBN 4062748592 bk1で詳しく見る ![]() |
伝説の女優が三島由紀夫の劇「卒塔婆小町」で復活。舞台で彼女は落魄の老婆から鹿鳴館の美女に変身。対立していた演出家の失踪、パトロンの館は火に包まれ女優に脅迫電話。凄絶な美がもたらす罪業に迫る京介。この女優のモデルは、美輪明宏だという。それで、この奇跡(トリック)に覚えがあると思ったことに納得。 今回、演劇界を描いて楽しかった。しかし、美というものは残酷だ。モデルの名を挙げることで、トリックがばれた可能性がある。 蒼の自立と不安定さがもう一つのテーマか。「薬師寺香澄」と名乗ることに一つの成長を見たが、これはノベルズ版から変更した点だという。
篠田真由美「美貌の帳」
2004年9月15日第1刷発行
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 松本清張【偏狂者の系譜】(2022.05.21)
- 柳澤智子【住まいと暮らしのサイズダウン】(2022.05.17)
- 【純喫茶とパンの本】(2022.05.16)
- 【清張鉄道1万3500キロ】読書中(2022.05.15)
- 古典部シリーズ(2022.05.14)
「本棚04」カテゴリの記事
- 鈴木るりか【14歳、明日の時間割】(2019.01.16)
- ◆江神二郎が帰ってくる!(2007.09.30)
- ◆森博嗣【地球儀のスライス】(2004.11.26)
- ◆篠田真由美【美貌の帳】(2004.11.21)
- 宮部みゆき:好きなキャラ(2004.11.10)
コメント