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2005.01.01

永井路子【万葉恋歌】

万葉恋歌(光文社文庫)
永井路子著
出版社 光文社
発売日 2004.01
価格  ¥ 500(¥ 476)
ISBN  4334736181
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恋-人生の中で一番美しい体験を「詩」という一番美しい形で歌いあげた「万葉」の恋歌は、現代に生きる愛の聖書。古代の若者たちに見る「愛の原型」を語り明かす。

気温が低いが、穏やかに明けた朝。

5月に一度紹介したものだが、今日読んでみたので、幾つか今度は好きなうたをご紹介したい。

君が行く 道の長手を繰りたたね 焼き亡ぼさむ天の火もがな(茅上娘子)
あまりにも有名か。現在の遠距離恋愛と少し通じるかもしれないが、当時は勿論永遠の別れだろう。
難波人葦火たく屋の煤してあれど 己が妻こそ常めずらしき
糟糠の妻をも手放しでのろけられるおおらかさ!こう歌われてみたいものだ。
防人に行くは誰が背と 問ふ人を見るが羨しさ物思ひせず
これも有名なうた。作者不詳とあるが、幾多の民の思いであったろう。

恋の歌ではないが、好きな歌。

わが勢子を大和へやると さ夜ふけて暁露に吾が立ちぬれし(大伯皇女)
恋の勝者であった大津皇子が政争では破れる。密かに伊勢に住む姉大伯皇女に会いに行った後の、姉のうた。

万葉恋歌永井路子


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