思い出の学校 2
祖父母が亡くなってから、叔父夫婦は家の前の土地に家を建て直した。連れあいを連れて行ったのは、こちらのほうの家だ。
昔の家では、夜まっ暗な中で川音が聞こえる。橋を渡る自動車の明かりだけがスーッと近づいて消えるとまたまっ暗になる。それは何とも懐かしく、ああここへ来たのだという安心感のようなものがあった。
子供達を連れて行ったときも、学校で遊んだ。
3年前、母を故郷へ連れて行ったときも、みんなで学校まで行った。その時、長男が小さい頃学校の側にあった池のことを覚えていて、その話題になったりもした。
今書いている学校は、いつか吹田の千里山佐井寺小学校で出会ったような木造の校舎だった。道路から少し上がったところに門があり、誰でも自由に入れた。無防備といって、これほど無防備なところもなかろう。周りは田んぼで、人家はない。
それでも、何かが起こるか等と想像する人だになかったに違いない。
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