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2005.02.28

仁木悦子【銅の魚】

仁木悦子【銅の魚】紹介リンクは、Amazonより。

 

仁木悦子と聞いてご存じの方が果たしてどれだけいらっしゃるだろうか。
「猫は知っていた」で第3回江戸川乱歩賞受賞。

 

この方の優しい目線が好きで、一時は殆どの著作を読んだ。
特に子供探偵ものが秀逸で、この短編集にも表題作「銅の魚」始め幾つか収録してある。
解説氏曰く

仁木悦子のミステリーは、子供を主人公にしたものが多い。赤ん坊であったり、小学生であったりする。中学生は主人公にとって、もう年を取っている存在であったりする。

 

文庫本の表紙絵も好きで買い続けたのかもしれない。これは、白猫と黒猫。何故か水玉模様で、クロネコには白の、シロちゃんには黒の水玉模様がある。本書の中の1編と関係あるかどうかは、作者のみが知るところだろう。

 

「誘拐犯はサクラ印」や「倉の中の実験」では、著者の高齢者への気持ちがうかがわれる。そう、子供に対してと同じく、高齢者への目線も又非常に優しい。それを子供を通して語らせているのが気持ちいい。

 

高齢者への目線といえば、宮部みゆき氏にも感じることであるが……

 

仁木悦子索引

 

銅の魚
昭和59年5月25日初版発行

 

 

 

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アクセス数に思う

一昨日、アクセス数が10万をカウントした。

それを感謝記事にしてアップしたところ、お祝いのコメントを頂いた。

つくづく、ブログって不思議だなと思う。過日体調を崩したことをアップしたときも、気遣って下さるコメントを頂いた。

ある日まではまったく知らなかった人たちとの、新しい交流!
本当に有り難うございます。これからも、よろしくお願いいたします。

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2005.02.27

月命日:甦る声

先日の図書館の講習会では懐かしいメンバーに出会った。みなさん、徹也のことを聞いてはいたがどう対応したらいいかと思っていてくださっていたようである。
その、昔の仲間達と作ったテープ雑誌に、徹也の声が収録されているので貸して貰えないかとお頼みしてみた。快く貸していただけた。

そのテープを取り込んで、CDにした。
当時小学2年生だった兄のピアノ伴奏をバックに、徹也が「せんせいあのね」から、詩を読んだものだ。
わずか4分位の分量だが、一生懸命マイクの前で読んでいた姿を思い出す。

ここにその詩を書くことは出来ないが、思わずクスリとするような内容の詩4編で、結構感情を込めて読んでいる。

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脳のメモ帳

それこそ、メモとして。

「脳のメモ帳(ワーキングメモリー)」の働きを知ろう

研究者が「ワーキングメモリー」と名づけた脳の働きを解明しようという日本ワーキングメモリー学会のお知らせ。

日時: 2005年3月5日(土)~6日(日)
場所: 京都大学 時計台百周年記念ホール (京都市左京区吉田本町)


「高齢者の記憶障害とワーキングメモリ」といったシンポジウムがあるほか、第2日には、「LD児における音韻ループの機能と漢字の読み習得の関連性について」という発表もあるらしい。

こういう興味あるお話しが、一般人にも解るように書いてある本はないのだろうか?

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佐原真氏

朝刊の書評欄に佐原真著「戦争の考古学」が掲載されていた。(このリンク先は新聞社のデータベースによる本の紹介。書評記事はまだアップされていない)

佐原さんと言えばNHKの番組(何て言ったっけ?)での講義?を拝見したのが最初の出会い。その学説には反論も多いらしい。考古学を勉強している友人は、独特の説だからというあいまいな表現で評していた。

難しいことは判らないが、あの少年のような一途さで話しておられたお姿に惹かれたという、まことに失礼なファンなのだ。

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2005.02.26

10万アクセス感謝!

ココログを開設して明日で丁度11ヶ月。
今日、10万アクセスに達しました。2割くらいは自分で更新しているようですから正確に10万の方にお越し頂いたとは言えないのですが、それでも自分にとっては驚異です。

ブックマークして下さっている方、有り難うございます。これからもよろしくお願いいたします。
検索でお尋ね下さった方、少しは参考になりましたでしょうか。

開設して1ヶ月ほど経ったとき、一日のアクセスが100人を超えてビックリしたことを思い出します。

あれやこれやのゴッタ煮ですが、皆様との交流を大切にしたいと思っています。
今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

丁度10万人目は、どなただったのでしょう?


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◆宮部みゆき【蒲生邸事件】

蒲生邸事件(カッパ・ノベルス)
宮部みゆき著
出版社 光文社
発売日 1999.01
価格  ¥ 1,000(¥ 952)
ISBN  4334073247
bk1で詳しく見る

そっかぁ、今日は2月26日だった。

この本は、宮部本の中でも好きなものの一つに入る。勿論、「魔術はささやく」や「パーフェクトブルー」はイチオシなのだが、守君は出来すぎている感がある。しかし、この本の少年・孝史はごく普通の子だ。
それが、この受験期の体験によって成長していく様子が描かれていて親しみが持てる。
他の超能力ものとまた違ったタイムスリップという手法を使っているが、この中での平田が言った(のだったと思う)
「過去を変えることはのぞましくない」という言葉には重みがある。

SFに関する賞を受賞していたはずだったが……
再読するチャンスかな?

思い出させていただいたTompeiさんの宮部みゆきの本にトラックバックさせていただきます。

蒲生邸事件宮部みゆき
1999年1月30日初版1刷発行

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2005.02.25

講習会終了

1月28日から毎週続けてきた講習会が、今日で終わった。1回3時間×4回では、なかなか全部網羅することは困難だが、幸い職員の方が実際手がけられよく知っておられるのであとは大丈夫。

最終日の今日は、実際の本を手がける。

何度か講習会に出かけているが、一応の講習を終えても実際に取りかからないとあっというまに忘れてしまう。今回ここの施設のやり方は非常に適切だと思った。

それぞれ1冊ずつ本を持っての出発。「期限を決めておいて下さい」との職員の方の言葉で、一応3月末までとする。
何故か打ち上げをするという話にまで発展し、その時にはお声をかけて下さるとか。
色々なところへ出かけているが、打ち上げのはなしにまでなったのは初めてである。

習うより慣れろ。不安そうな方もいらっしゃるが、実際の作業はシコシコと地道に進めていくだけ。何タイトルか仕上げていく内に、コツも飲み込めてくる。
そのことは、自分の会の新人さんを見てもわかる。

第1期生として、続く方達への先鞭をつけてほしい。


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2005.02.24

居間に地図を、地球儀を

イラクの位置知らない大学生4割 地理学会調査 昨日見たこのニュースはある意味ショックだったが。ま、地図上にある30ヶ所から10ヶ所選ぶのだから何とかあてることが出来たが。(ここまで日本地理学会の報告という記事より)

今は小学校の社会科で日本の都道府県の名前や場所を教えなくてもいいことになっているのだそうな。従って、教科書にも出てこない。

中学校の地理では、アメリカは必ず学ぶがヨーロッパはどこか1国を学んで終わり。多くの教科書がイギリスかフランスかドイツを選んでいるという。アジアは、中国かマレーシアだという。(ここまで朝日新聞の「論説委員室」から)

今の小学生は、白地図の都道府県を色別に塗ったり県庁所在地を覚えたりはしないんだ。
教科書で学習したが、いまだに関東地方は苦手だ。埼玉・群馬・茨城・栃木の区別がつかない。
他の地方はそれぞれの県が判るのに、関東地方だけはややこしい。等というと、首都圏の方からクレームが来るかな?
もっとも、甲子園が大阪にあると思っていらっしゃる方も多いようだからおあいこだ?

上記の論説委員室の記事は、「百ます計算」の陰山校長の話を元にしている。標記の「居間に地図を、地球儀を」というのは、陰山校長の言葉だ。

我が家ではダイニングに日本地図と世界地図を貼っているが、たしかにニュースや何かの話題が出たときにすぐに確認できる。
お勧めです!

この件を記事にしておられたFumさんのアメリカの場所を知らない大学生が3%いる!にトラバさせて頂きます。


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竹山道雄【ビルマの竪琴】

朝日新聞beより

ああ、自分はやっぱり帰るわけにはいかない」竹山道雄「ビルマの竪琴」

中学時代に読んだ本。細かいところはまったく覚えていない。しかし同じ頃(だったかどうかははっきりしないが)映画にもなった。安井昌二(この字だったと思う)主演のこの映画を見たかどうかの記憶もはっきりしない。

インコを連れた僧にむかって「一緒に帰ろう」と誘う戦友達。聞こえてくる「ホームスイートホーム」(埴生の宿)。その声と映像ははっきり浮かぶのに、それが映画だったのか、本を読んでのことなのかも明かではない。


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2005.02.23

思い出の学校 2

祖父母が亡くなってから、叔父夫婦は家の前の土地に家を建て直した。連れあいを連れて行ったのは、こちらのほうの家だ。

昔の家では、夜まっ暗な中で川音が聞こえる。橋を渡る自動車の明かりだけがスーッと近づいて消えるとまたまっ暗になる。それは何とも懐かしく、ああここへ来たのだという安心感のようなものがあった。

子供達を連れて行ったときも、学校で遊んだ。

3年前、母を故郷へ連れて行ったときも、みんなで学校まで行った。その時、長男が小さい頃学校の側にあった池のことを覚えていて、その話題になったりもした。

今書いている学校は、いつか吹田の千里山佐井寺小学校で出会ったような木造の校舎だった。道路から少し上がったところに門があり、誰でも自由に入れた。無防備といって、これほど無防備なところもなかろう。周りは田んぼで、人家はない。

それでも、何かが起こるか等と想像する人だになかったに違いない。


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2005.02.22

思い出の学校

毎年夏休みには母の実家へ行っていた。休みが始まると即一人で行き、休みの終わりまでを過ごす。途中母が妹を連れてくるが、母たちと一緒に帰るのは嫌だとだだをこねたこともある。

祖父母の家の裏は丁度吉田川の上流で、最初の夜は川音が耳についてなかなか眠れなかった。川の向こうは田圃で少しずつ土地が高くなり、その一番上に小学校と中学校があった。
叔父がそこへ勤めていた関係で、その学校へはよく遊びに行った。

各学年単学級で、全部で9クラス。小さいながらも図書室があった。本を借りて貰ったのがたしか「乞食王子」だったと思う。自分が本好きだとわかったのか、叔父は町へ出ると本を買ってきてくれた。
毎年の楽しい夏休みだったが、大学生になってからは行くことも稀になった。

つれあいを連れて行ったとき、彼は汽車の側を流れる川の美しさに驚嘆していた。
その時も、この学校の校庭で叔父の娘(自分の従妹)とバレーボールなどして遊んだ。

祖父母が亡くなって叔父夫婦の世代になってから、娘と息子達を連れて遊びに行ったことがある。その話はまた……

何だか回想モードだ。


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2005.02.21

福井晴敏だー!

古田敦也公式ブログ、今回は悲しい時

後輩に贈った本が、たった2ページしか読んで貰えなかったという話。

本はプレゼントするものではないかもしれない、自分の傾向を押し付けることになりかねないから。でも、自分が面白いと感じた本は、人に勧めたくなる。
奥田英朗の伊良部先生ものは面白いのに!

本をあまり読まない40年生まれがいる。本の話題があまり出来ない。それでも、ここのところプレゼントした本を喜んで貰えた。これは相手の傾向をうまくつかんだからなのだが、その人と本の話があまり出来ないのは少々悲しい。

ところでだ、古田選手がキャンプに持ち込んでいる本が、福井晴敏の「6ステイン 」と浅田次郎の「オー・マイ・ガアッ! 」。
わぁーっ!福井晴敏を読むんだー。これ買おうかな。

皆さんもお薦めの本があったらよろしくです。
なんて書いてある。お勧めしたら読んで頂けるのだろうか?

というわけで、またしてもトラバさせていただきました。


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原りょう【そして夜は甦る】

そして夜は甦る 原 りょう〔著〕
出版 早川書房(ハヤカワ文庫)
発売日 1995.4
定価 \693 (本体 : \660)
ISBN  4-15-030501-3
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きっかけは、新聞の書評欄で著者の最新作「愚か者死すべし」を読んだことだった。
もう10年以上も昔、「私が殺した少女」を読んだ。当時はもっとハードボイルドがキライだったのに、何故かこの本は印象に残っている。
9年ぶりの新作だという。それならと、デビュー作から読むことにした。それが本書である。沢崎探偵シリーズの第一弾。

まるで翻訳物のような、洒落た小気味よい会話。登場人物はそう多くないのに、複雑に絡み合っている。

電話伝言サービス等という商売が、この頃にはあったのが興味深い。ケータイはおろか、留守番電話もなかったのだったか?

この本の最初の出版は、1988年4月だ。驚くべきことに、現職の東京都知事かと思われる人物とその弟が登場する。この頃にはまだ国会議員だった。
他にも、新聞社の名前は「朝日」「毎日」だし、政党の名前もそのまま出てくる。

原りょう「そして夜は甦る
1995年4月15日発行
2004年12月31日17刷


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2005.02.20

「喪を生きぬく」

先日来、気になっていた本。
今日の読書欄に書評が出ていた。asahi.comではまだのようだが。

息子との突然の別れから、新聞記者の“死へのドキュメント”まで―。最愛の人の死。それを受け入れた先に20の物語がある。
これは、朝日のデータベースより。「新聞記者の“死へのドキュメント」というのは、毎日の記者の話かな?

買おうかどうしようかと今も迷っている。
他の方の経験を読んでも、どうなるものでもなしという気持ちがある。一方、この書評には「本書に力づけられる読者は多いに違いない」とも書いてある。

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2005.02.19

開かれた学校は、もう無理なのか?

夢を見た。

何故か、チビさん達と学校の校庭にいる。そこは、下の子が来年入る予定の(即ち姉が通っている)学校のようでもあるし、子供達が通った学校のようでもある。また、自分の母校だと思っている節もある。


この春入学する子が校庭に入って、保育園や幼稚園のより大きな鉄棒にぶら下がりながら、サッカーに興じるお兄ちゃん達の姿を眺める。
あるいは、受験勉強に疲れた学生が夕方散歩に来たついでに立ち寄って、ブランコに揺られてみる。

そういうことは、出来なくなるのだろうか。校門で警備員に誰何され、目的を言わねば校内へ入れないようになったら、何気なく訪れることは難しくなるかもしれない。

知った先生が転勤されてしまっていても、母校は母校だ。

上記の夢は、善福寺手帳の母校を訪ねるときはから影響を受けたような気がします。
トラバさせて頂きます。

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2005.02.18

大阪府、733小学校に警備員配置へ

asahi.comより
大阪府、733小学校に警備員配置へ教職員殺傷事件で
府は、警備会社と委託契約を結び、4月から1校に1人ずつ警備員を配置する予定。主に校門での人の出入りのチェック。
大阪市も、府の対応を受けて検討するという。

太田知事は

今回の事件で、もし警備員が校門に立っていれば被害は防げたかもしれない
と記者会見で述べている。

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松本猛【母ちひろのぬくもり】

母ちひろのぬくもり(講談社+α文庫)
松本猛〔著〕
出版社 講談社
発売日 1999.12
価格  ¥ 714(¥ 680)
ISBN  4062563975

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いわさきちひろのあの絵を見たことのない人は、おそらくいらっしゃらないだろう。教科書の挿絵にも良く登場していた。

著者は、そのちひろの長男で安曇野にあるちひろ美術館の館長である。

アトリエで絵を描いている母の後で指をくわえている著者の写真など、あのほのぼのとした絵が生まれる背景が伺われる。


ちひろの絵はまた、ちひろそのものであったのかもしれない。
17葉の口絵それぞれに解説が施されているが、絵のモデルはちひろ自身であったり著者であったりする。


著者は、ちひろと3度の出会いをしているという。

一度目は、誕生の時。
二度目は、母を始めて芸術家として認識したとき。
そして三度目は、若き日の母の日記と出会ったとき。その時著者は母と同い年だったという。


母ちひろのぬくもり」松本猛


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2005.02.17

バレンタインネタと古田選手

最早旧聞に属すかもしれぬが、古田選手のブログでのバレンタインネタ。我が家の夕食はこの話題で盛り上がった。
そして、チョコを一つも貰えなかった二人の投手。今年いい成績を残して来年に期待しよう!
にこやかな写真とショボンとした写真の落差が面白く、こういう演出も古田選手がしたのだろうか?この二人、かわいいな。

みなさん、もし球場で彼らに会う機会がありましたら優しい言葉をかけて あげてください。(涙)
甲子園へいらっしゃーい。

1月28日の記事ありがとう、古田選手に、靱帯断裂さんからトラックバックを頂いた。トラックバック調査委員会発足!

(自分が書いたのは)古田選手がトラックバックを全部読んだことへのお礼の記事だったが、トラックバックしていただいた方も、全部お読みになったらしい。(古田選手も触れておられたが)その中で、ふるたのふの字も出てこないブログをピックアップしてあった。

これを読んで、古田選手のブログにトラックバックするのは、もしかしたら負担かなと思ったのだが、ブログ始めました!で、トラックバックがほしいと書いてあったので、一ファンとしては応援するつもりで、今回もトラバさせて頂きます。

もう一つ、上記トラックバック調査委員会発足!にも、トラックバックを送らせていただきます。

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2005.02.16

日経パソコン2月14日号

Ni050214

特集1は、「作って楽しむパソコン工房」
名刺・症状・宛名シール・証明写真・地図入りはがき・オリジナルシステム手帳

これらを、専用ソフトやダウンロードしてきた無料ソフトを使って作っていこうというもの。
娘の家に、チビさんが作ったカレンダーがある。学校で、それぞれデジカメで撮影した写真を元に、1月・2月のカレンダーをつくったのだという。自分が写した写真がどれか判らなくなってしまったらしい。人物ではなく風景だから無理もないかもしれない。

自分が一番使うのは、CDの印刷。しかし、きれいなデザインなどで凝るということはなく、もっぱら情報としてのCDレーベル印刷。
これまでも数多くCDを作ってきたが、実際自分で楽しむようなものはつくってない。口幅ったいが、「紺屋の白袴」(おっ!ちゃんと『こうや』で変換したぞ、ATOK)かもしれない。

今号、我が家では何故か表紙の絵(写真)で盛り上がった。はい、石炭ストーブのミニチュアでござります。

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2005.02.15

一太郎2005

一太郎2005を買ってきた。どうでもいいことだが、2005は半角ではなく全角だ。

ワードとATOK使いという結構よくあるパターンだが、今後もっと一太郎そのものを使っていこう。

昨日から、書きかけの記事がある。アップできないままでいる。
亡くなった方は、つれ合いの知人が同勤していた方だ。


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2005.02.14

右サイドバーが消えた

突然、右サイドバーが表示されなくなった。先の記事をアップするまでは正常だったのに。

ソースには全部表示されているのに、何故だろう?
勿論、コンテンツはちゃんとある。
とりあえず、MyblogListを左サイトへ持ってきておく。

しかし、気持ち悪い。間が抜けたようだし。

当日追記
消えてはいないことは判明。
記事の一番後ろに付いている?
さらに追記
MyblogListからは、正常に表示される。何故だろう?
さらにさらに追記
トップだけがダメなことが判明。判明しただけで、全然解決になっていない(泣きたい)
もう一丁追記
何故か、先の記事の画像に問題があったようだ。一旦画像をはずし、入れ替えたら直ったみたい。
そやけど、なんでやろう?
でも、涼ちゃんがんばったねー。褒めてつかわす!

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◆有栖川有栖【マジックミラー】

majikku.THUMBZZZ

有栖川有栖〔著〕
出版社 講談社
発売日 1993.05
価格  ¥ 620(¥ 590)

ISBN  4061853902

再読。

市内に、41階建てのマンションが建った(いや、もう建っていると言うべきか)。

自宅からそちら方面へ向かうと(市内を、東からやや北向き西へ向かうことになる)、途中からそれが見え始める。それは工事中から、近づくに連れ「これで地震が来たら云々」という話題になっていた。

ところがある日、私鉄主要駅近くに行き、そこからそのマンション方面へ向かった。なんと、上層部(41j階まである部分)が二つあるのだった。

このあと、ネタバレバレ、未読の方はご注意。

双子の殺人犯、ツインタワー、そして双子の探偵。少々都合が良すぎると思うが、最終部分

柚木新一に関する俺の調査報告の内容次第では、三沢恵は彼と結婚しなかったかもしれん。そうしたら、空知雅也も三沢ユカリもこんなことには……

これが、一番どんでん返し的だった。

この作品は、著者がデビュー作「月光ゲーム」が出るより前に、講談社から依頼されて書かれたものだという。メイントリックは、学生時代に考えついていて、早く世に出したかったのだとか。

空知の「アリバイ講義」は面白かった。時刻表を使うというトリックは、外国作品にはあまりなく日本で発展させてきたものだとか。そりゃそうだろう、遅れるのが当たり前の時刻表ではトリックになり得ない。
時刻表を使うトリックで思い出すのは、やはり「点と線」だろう。

空知の講義には出てこなかったが、遠隔殺人では松本清張氏の本の間に嫌いな物をはさんで心臓ショック死させるというのがあったように記憶している。

当日追記
初期の作品だけあって、良い感じだ。
作家と編集者の関係も、好ましく書かれている。女性陣の描き方がやや弱い。

有栖川有栖 索引

マジックミラー
1993年5月15日 第1刷発行
2001年3月30日 第23刷発行

有栖川有栖索引


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2005.02.13

チャリティー・コンサート

スマトラ沖地震・津波緊急支援チャリティー・コンサート

東ジャワ舞踊、バリ舞踊、詩の朗読、民族衣装ショー
ダンドゥットダンスコンテスト
インドネシア人気歌手・NUGUI、TOFUによるミニコンサート

日時:2005年3月6日(日)午後2時―5時(開場1時30分)
会場:枚方市市民会館大ホール(京阪電車枚方市駅徒歩3分)
チケット:前売2000円(当日2500円)
小・中学生1000円
全席自由
発売:市民会館(TEL:072-843-1122)

主催:在大阪インドネシア共和国総領事館
(財)枚方市文化国際財団
後援:枚方市・枚方市教育委員会
協賛:ガルーダインドネシア航空
関西インドネシア留学生協会

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リウマチ薬副作用で134人死亡

リウマチ薬副作用で134人死亡 製造元が厚労省に報告 (asahi.com)

ドックで、始めて肺に影があると言われたが……

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2005.02.12

留守番兼子守

よんどころない事情で、午後から娘の家へ行く羽目に。只今超急ぎの仕事があるのにー。

しかし、便利になったものだ。持ち運び用のHDDにデータを入れて、本を持ち、娘の家に置いてあるPCで幾分かは仕事が出来た。一応、一部屋貰って 仕事環境は作ってある。

チビさん達をおだてて、雑巾がけなどをさせる。下の子が出来る範囲は少ないが、「おー、キレイになった。ママビックリするよー」などと言うと、調子に乗っていくらでもする。ま、「サルもおだてりゃ木に登る」の口だが……

お天気がいいと、ビジネスパークも望むことが出来るのだが、今日はあいにく曇っていた。もっとも晴れていても、視力が悪いので見えないということは同じだが。

当日追記
サルは木登りが得意なので、何を書いていることやら (-_-;)アップしてから、何人かの方がご覧になっている。恥ずかしい。
ところで、おだてられて木登りをするのは何だったっけ?
ブタ?

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親切?

生協の洗剤には、「プラスチックゴミを減らすために、スプーンは入っていません」と書かれたものがある。ほんの少し、気持ちにささくれを感じる。
最近は注意書きがやたら親切になった。「(内容からして当たり前のものにも)火に近づけたら危険」と書いてあったりする。

図書館で録音制作をする時、図書館の本を使用する。その際、付箋を付けたり簡単な書き込みをすることがある。これは許容して頂いている部分だ。
マニュアルの最終部分には「この時点で(音訳者は)書き込みを消すこと」というのがある。

借りていた本を返すときには、当然元の状態にするのは当たり前ではないか。上のことは、書き込みをそのままで返す者が多いために取られた処理だが、なんとなくしっくり来ないのだ。

実はこれを書いたのは、上のこととは違うきっかけなのですが、それは書けないので同じような例を出しています。詳細を書いていないために誤解が起きそうなことを書いていたら、ゴメンナサイです。

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2005.02.11

水上勉【「般若心経」を読む】

hannya
「般若心経」を読む
 「色即是空、空即是色」--愚かさを見すえ、人間の真実に迫る
本体427円 15cm 203p (PHP文庫 )

水上氏が小僧時代に口伝えで学んだ経文。師匠の仰有るとおり、真似をして覚える。
その後寺の学校で、その漢字に出会うことになる。

正眼国師や一休禅師の説く心経に触れ、ご自身のややくだけた解釈を述べられる。

良かったのが、第三章、『一切は「空」である』。
『花一輪に大自然をとじこめる』
車椅子で過ごしておられる氏のお嬢さんが、写生遠足で足下の花を描かれたという話。動けないからじっとして足下の百合の花を描かれたのだ。
他の子供達は、森を駆け回って、山や川を描いた。
しかしお嬢さんは、足下の一輪の百合に大自然を持ち込んだと言われるのだ。

この経を誦してはみても、なかなか意味は取れず心穏やかになることはないが、やがて無の空の世界へと近づいていくことは出来るのだろうか。

実は、最近ものを見る目が変わってきたような気がするのである。
もう少し読み込んでいきたい本。


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2005.02.10

敬語:あんまりだ!

とあるソフト(これでお仕事をしている重要なソフト)のトラブルで、メーカーに電話をした。
担当者がいなくて、先程向こうからかけてきてくれた。

「あ、はい、わかりましたぁ。それではメールで、対策ソフトをお送りします。
あ、タイトルバーとかは、正常に出ていらっしゃるのですね

いくら、言葉は生き物で動いていくと行っても、止めて欲しい。

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ケータイ ウオッチング

バスの中で、ほかの人が取り出しているケータイをさりげなく眺める。

NTTドコモのサイトを見ても、どれがいいのか解らない。まず、自分がケータイで何をしたいのかがはっきりしていない。
先にも書いたように、PCから転送されてくるメールが多い。これが結構料金を圧迫している(いつも、定額を超えている)。
だとすると、パケット量の安いものがいいのか?

カメラ付きだと画素数で悩みそう。画素数が高いと重たくなるだろうし、かといってあまり粗い写真はイヤだ。

家人は、ケータイを充電したまま中国へ行って、帰国したら壊れていたという経験をしている。その際、なぜかカメラ付きを購入。何だか不細工な目玉がついている。多分、何でもいいから安いものを選んだのだろう。しかも、カメラは殆ど作動していない。


完全に、購入モードだ (-_-;)

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2005.02.09

ケータイ

最近、ケータイのバッテリーの持ちが悪くなった。
キー?も、押すと何となくカチャカチャする。寿命だろうか?
まだ2年4ヶ月なのに。

PCへのメールアドレスの幾つかを転送しているので、受信メールは多いが、発信はあまりしない。ケータイメールは電報代わりだという認識しかないのだ。
「○○駅、○時○分着。(迎えを)お願いします」くらいしか、ケータイからは打たないのに。

替えるとしたら、今はカメラ付きしか無いのだろうな。カメラがつくと、何となくデザインが悪くなるような気がするのだが……なぜなら、目玉がついているような印象を受けるのだ。

しかし、である。ケータイで写真が写せれば、モブログに使える…………

またしても、危ない誘惑に誘われるまま、NTTDOCOMOのサイトなど覗いているのだった (^_^;)

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2005.02.08

自分の呼び方

調子に乗って、呼称の続き。今回は、自分をどう呼ぶかということ。すなわち、一人称の呼び方。

昨日の配偶者をどう呼ぶかの続きのような感もある。
日本語には、実に多様な代名詞があり、それが言葉の美しさにも難しさにも繋がっているのだろう。

普段の会話では、ボク・わたしが多いだろうか。男女の違いが、はっきりと出ている。
もっとも、「わたし」というのは年齢を重ねるにつれ男性も使うようになってくる気がする。

ここでは、「自分」という書き方をしているが、関西ではこれは相手を呼ぶ言い方でもあった(ある?)。高校入学後、始めて面と向かって、こちらのことを「自分」と呼びかけられたのには、当惑した。あまり好きではない言い方で、こちらからは使わないようにしている。

コメントでは、「涼は……」といった書き方をしている。幼い頃、「たーちゃんん」といった言い方をしていたそうだが、自分では覚えていない。自身を名前で呼ぶのは幼い印象があるが、姓で呼ぶと状況が変わる。
「涼」というのは便利な名前で、年齢性別不祥おまけに姓でも名でも可能だと思うが、いかがだろうか。年齢はかんけいないか (^^;)

実生活では、普段はやはり「わたし」が多いが、講習会などでは意識的に「わたくし」と使うようにはしている。時には、「○○(姓)が致します」といった場面もある。
その「わたし」あるいは「わたくし」だが、漢字で「私」と書いてある場合、どう読むのかは結構深刻な問題だったりする。ほぼ「わたし」で通すものの、時と場合・使う人によっては「わたくし」と読んでほしいこともあろう。

元NHKアナウンサーの鈴木健二氏に、直接お尋ねした人がいて、そのお答えは、「わたくし」ですということだった。だが、著者に読み方を尋ねるのは、御法度だ。

昨今は、若い人を中心に男女の区別のない言い方が増えてきているのだろうか。

なんだか、何を言いたいのか自分でも解らなくなってきた。中途半端なままで送信。

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2005.02.07

配偶者をどう呼ぶか

昨日、葉桜日記善福寺手帳で書かれていた、「結婚相手の呼び方」。実は以前から少し関心があったので、便乗したようだが、書いてみる。

いや、配偶者に限らず相手(あるいは自分自身)を名前でなく呼ぶときの呼び方というのは、なかなか奥が深い?ような気がする。

まず配偶者の呼び方だが、上記のブログでのコメントを読ませて頂いてもなかなか面白い。

妻の側から
夫を「主人」と呼ぶのに抵抗のある人もいらっしゃるようだ。それではどう呼んでいるのか。
夫・ダンナ・亭主・パートナー 姓で呼ぶなど。「うちの人」というのもあるなぁ。「ハズ」というのが流行った?こともあったっけ?

夫は妻をどうよんでいるか
妻・家内・女房・パートナー など。ワイフと読んでいる人を知っている。

一般的には「主人」がまだまだ多いかなという気もするが、少しずつ変化を感じる。若い方を中心に「夫」という言い方が多くなってきたようだ。
家庭人としてではなく一個人として出てきている(はずの)会でも、主人という人が多い。敢えて意識的に「夫」というのを聞くと、多少違和感を感じないでもない(というのは、以前は主人と呼んでいたような気がするから)

男性側は、「家内」という人が多い。かくいう我が「夫」も、自分のことを「家内」と言っている。一向に家の中にいない「家内」だが……

言葉というのは、本来の意味を変えていくものだし、例えば「女房」も、古典でのそれと妻を指す言葉では意味合いが違う。今はどちらかというと、くだけた感じがする。

涼はどう呼んでいるかですって?場合に応じて、色々です。身近な会では、「おっちゃん」などといって、男性会員からクレームが付きました。しのぶんさんにも笑われた?ような気がしています。
大体は、主人で何の抵抗もありません。実質主人・従者なんてことないですし(誰ですか、威張ってるのはどっちなどと言ってる人は?)

最近男女とも、パートナーと呼ぶ人が増えてきたような気がするが、個人的にはキライだ。ま、結婚してなくても呼べるという利点もあるかもしれないし、マスコミでもよく使っている(かどうか、わからない (^^;)

今回どこでも出てこなかったと思うが、言葉として好きなのは、『つれあい』。
話の相手にも「おつれあい」というのは言いやすい。
古いかな?!

当日追記
関西限定かなぁ。「夫」が「妻」のことを言うのに、「うちの嫁(さん)」というのもある。「嫁」だけの人もいる。実際に聞いたことがあるし、ごく最近、ブログでもお目にかかった。
それこそ関西限定、「おかーちゃん」というのもあった (^_^;)これ、いいと思うよ。

映画の「夫婦善哉」(原作:織田作之助)で、森繁久弥が淡島千景に言った「おばはん、頼りにしてまっせ」という名セリフ?があったなぁ。

『つれ合い』については、テレビドラマで、妻を恋うて家出をしてきた笠智衆が、泊めて貰った旅館の宇野重吉に「おつれあいの(葬式)……」という場面があった。二人の名優(笠智衆は、下手で有名だったが)の顔合わせは、ぞくぞくするほどよかった。

ごく最近、40歳の方がそう書いていらっしゃるのを読んだ。おや?と思ったが、良い感じだった。「つれあい」には、単なる呼称ではなく相手への信頼のようなものを感じるのは、自分だけだろうか?

上記の二箇所に、トラックバックを送らせて頂きました。

11日追記
「リヴァイアさん、日々のわざ」の週末企画(?)あなたはパートナーをなんと呼ぶ?で、取り上げて頂きました。
上記文中「40歳の方」は、このブログのカワバタさん、「緑のマンハッタン」や「ふにゅう」の著者です。トラバさせて頂きます。

10月21日追記
「言葉・ことば・コトバ…」のぞふぃさんのダーリンとは言えないし…に、トラックバックさせていただきました。


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2005.02.06

隠れ家通信

またまた男の隠れ家関連で恐縮だが、この雑誌の読者欄には何と「女の隠れ家」というコーナーがあって、この本が女性からも支持されていることが解る。
それなら、なんで「おとこの」なのと、目くじらたてることもあるまい。それぞれの好みで、好みの雑誌や本を選べばいいのだから。
以前知人から「あなたの面白いというものは、常識からずれている」と言われたことがある。自覚は無いが(いや、変人だ・非常識だという自覚はある)、それも一つの見方だろう。

バックナンバーを見ていると「書斎&DEN」というのがあって、上記「隠れ家通信」という読者欄は、この号への意見・感想を集めたものなのだった。

うーん、バックナンバーを見ていると、幾つかほしい号があるぞ!ジュンク堂大阪本店には常備してあるとか。かなり危ない!
同じような特集は、これからもあるだろうからいいとするか?はい、かなりクエッションです。

昨年4月号は、「桜色の染まるローカル線の旅」。
今年も同じ企画があったとしても、場所は違うだろうし、ねっ!

関連記事
北斗星(3日)
男の隠れ家(05.01.30)

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2005.02.05

列車対飛行機

いつぞや、葉桜日記のTompeiさんのところで、東京大阪間は新幹線か飛行機かという話をしたことがある。


今回、涼は鉄屋ではというコメントを頂きましたが、涼が鉄屋だなどというと、本物の鉄屋さんに叱られます(多分)。
単純に、汽車に乗るのが好きなのです。非常にミーハー的鉄道好き。
もっとも、近くの気動車が廃止になるというので、息子二人と(お寿司を頼んで夕食の用意をしたつもりで)最後の列車に乗りに行くなんて事くらいはしました。
ちなみに、車両の種別などにはまったく関心がありません。【のぞみ】の300系はいいけど、500系はキライとかいった好みはありますが。


一度書いたような気もするが、子供の頃長く列車に乗っていても決して飽きることはなかった。あの鉄路のひびきが好きだし、走るにつれその土地独特の景色も楽しいし、遠くに山が見えていたと思うと竹藪が近づき窓から手を伸ばせば届きそうなところを走るのも好ましい。

唱歌「汽車」の歌詞そのままを楽しんできたと言えよう。もっとも、昨今の鉄道事情は必ずしもそうしたものではないが、それでも(というか、新幹線であっても)、列車に乗り込む瞬間も一種非日常的な感じで好きだなぁ。

あ、これらはすべて国鉄もといJRでのことで、私鉄に対しては何故か同じような感覚にはなれない。唯一近畿日本鉄道の名古屋行き特急くらいでそれを味わえるだろうか。

また、多くのJR支線が第3セクターになって、車両もレールバスになってしまった。仕方のないことだろうが、淋しい。

飛行機がキライかというと、そうでもない気もする。北海道へはそうそうJRでは行けないし、上から見る地上の美しさもまた捨てがたいものもある。

それでもやっぱり、駅を離れる時のちょっとした哀愁、駅へ近づいていく時の興奮など、長距離列車ならではの感傷を大事にしたい思いはある。

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2005.02.04

◆森博嗣【夏のレプリカ】

夏のレプリカ(講談社文庫)
森博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2000.11
価格  ¥ 770(¥ 733)
ISBN  406273012X
bk1で詳しく見る オンライン書店bk1
T大学大学院生の簑沢杜萌(みのさわともえ)は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捕らえられた。杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、実家にいたはずの兄だけが、どこかへ消えてしまった。眩い光、朦朧(もうろう)とする意識、夏の日に起こった事件...
再読。 先の「幻惑の死と使徒」と一対をなすもの。あまり好きではないような印象があったのだが……。それは、以下犀川のセリフ
そう……、その立場(註)に身を置くこと自体、なかなか難しいことだと思うよ。中にいるのに、外から見ることが可能なのは、高度な思考力によるものだ。
(註)客観的な立場にいること(萌絵のセリフ) あまりにも萌絵の近く過ぎて、こちらも感情移入したからかもしれない。

若いということは、色々な可能性を秘めてはいるが、しかしちょっとしたはずみで、歯車が狂ってしまうこともある。かなり辛い本ではあった。

素生については、これでよかったのだろうか?全くの別人だという方が、救われるような気がするが。

作詞家の解説については、今一つであった。

森博嗣「夏のレプリカ
2000年11月15日第1刷発行


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2005.02.03

北斗星

先日と同じ[男の隠れ家]から。

映画「ぽっぽ屋(鉄道員)」の監督降旗康男氏の[北斗星]による北紀行。
19:03上野駅発車。19:28大宮着。まだまだ帰宅ラッシュの最中。
23:29仙台着。
札幌へは、11:15着。所要時間16時間。意外と短いんだ。

監督は北海道行きはいつもは飛行機で、寝台車で渡るのは初めてだとか。
朝起きて、雪景色の北海道なんていいだろうなぁ。乗って帰ってくるだけでもいいから、乗りたい!

北紀行は、「ほっきこう]とは読まないのかな?「ほっきこう」といえば、「北帰行」という歌を思い出す。何故か学生時代に流行っていた。
何故、北へ帰る旅人が一人、涙流れて止まずなのかは謎だが、若い頃はこうした歌を好むものだ。
これを好きで歌っていた人がいたっけ。

歌詞・曲は、こちらにありました。
アクセスして歌っていたら、食事中の長男がビックリしていた。ああ、我が青春。
とあるブログで、「只今青春真っ盛り」などと、臆面もなく書いてきていたのだった (^_^;)

小林旭の「渡り鳥北へ帰る」シリーズの歌だったのか。

関連記事
隠れ家通信(6日)
男の隠れ家(05.01.30)

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ココログ重すぎ

ふー、ようやく繋がった。最近また、夜になるとココログ重すぎ。
アップできるかな?

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2005.02.02

さぬきうどん

2・3日前から、おなかの調子が悪い。風邪のせいかもしれない。
昨日から異常に寒いが、今朝は雪が積もっていた。

図書館行脚をしてすっかり遅くなったので、お昼を済ませて帰ろうということになった。実は最初からそのつもりだったのだが。
近場にあるうどん屋へ一度行きたいと思っていたのと、おなかの調子から暖かいものがほしいというのも、その理由。
ところが、出てきたうどんには、汁が入ってない。家人の話では、讃岐うどんというのはそういうものらしい。お出汁?をかけて頂くのだそうだ。
従って、「あったかいおうどん」にはありつけず、何だか不満だった。
あつーいあんかけうどんがよかったなぁ。

讃岐の人に言わせると、大阪のうどんは云々となるのだろうな。そんな新聞記事を見たことがあるような気がするが。

かくして、うどんを通してみる、ちょっとした食のカルチャーショックを味わったのだった。
これまで、讃岐うどんなるものを食したことがなかったのだなぁ。元々あまりうどんが好きなわけではないし。

こういう状態の時に買い物をしても、まったく熱が入らない。元気でおなかが空いているときの買い物は、要らないものをいっぱい買ってしまうのだが(何も見てもおいしそうに見える)、今は、何もほしくない状態。

早く暖かくなーれ!

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図書館行脚

明後日使う資料の元ネタとなる本を借りに図書館へ行った。

勿論、もっと早くに用意すべきだったのだが、諸般の事情により?今頃になってしまった。

ところが、最寄りの図書館は年度末の休館。4冊もあることを検索してきていたのにと、職員の方にお願いして他館での状態を検索して頂いた。北西の館にあるということで、そこへ直行。
またしても、ところが……とあいなる。件の本は、貸し出し中なのだ。仕方がないので、自分で検索してそこより南よりの館にある本が「貸出可」であることを確認する。
先の図書館の職員さん、どうせなら北西の館は貸し出し中だということまで教えてほしかったな。

ようやく辿り着いて、借りる。フト見ると、貸出係の職員さんは、以前録音を担当していた方だ。一瞬、お互いに解らなかったのだ。彼女は、すこーしふっくらしたような気がする。

それにしても、せっかくのお休みに、あちこち連れて行ってくれた家人に感謝!

この市は、東西を移動しようとすると、たかだか7キロあまりなのに、車がなければ非常に不便なのだ。これは、どこかのコメントに書いたもの。
もしバスと電車で移動していたら、半日以上はかかっていたのは確実。

新しく出来る中央図書館は、東部からのアクセスが非常に悪い。これまでバス1本だったものが、乗り換えが必要になる。乗り換えせずに歩けば、15分はかかる。

話が逸れるが、某大学系病院が私鉄駅近くに出来ると、市民病院はバス2停留所分あるし、どうなるだろう。

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2005.02.01

2月分索引

追記:2月

1月分索引
記事索引2004

仁木悦子【銅の魚】(28日)
アクセス数に思う(28日)
月命日:甦る声(27日)
脳のメモ帳(27日)
佐原真氏(27日)
10万アクセス感謝!(26日)
宮部みゆき【蒲生邸事件】(26日)
講習会終了(25日)
居間に地図を、地球儀を(24日)
竹山道雄【ビルマの竪琴】(24日)
思い出の学校 2(23日)
思い出の学校(22日)
福井晴敏だー!(21日)
原りょう【そして夜は甦る】(21日)
「喪を生きぬく」(20日)
開かれた学校は、もう無理なのか?(19日)
大阪府、733小学校に警備員配置へ(18日)
松本猛【母ちひろのぬくもり】(18日)
バレンタインネタと古田選手(17日)
日経パソコン2月14日号(16日)
一太郎2005(15日)
右サイドバーが消えた(14日)
◆有栖川有栖【マジックミラー】(14日)
チャリティーコンサート(13日)
リウマチ薬副作用で134人死亡(13日)
留守番兼子守(12日)
親切?(12日)
水上勉【「般若心経」を読む】(11日)
敬語:あんまりだ!(10日)
ケータイ ウオッチング(10日)
ケータイ(9日)
自分の呼び方(8日)
配偶者をどう呼ぶか(7日)
隠れ家通信(6日)
列車対飛行機(5日)
◆森博嗣【夏のレプリカ】(4日)
北斗星(3日)
ココログ重すぎ(3日)
さぬきうどん(2日)
図書館行脚(2日)
◆森博嗣【幻惑の死と使徒】(1日)

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◆森博嗣【幻惑の死と使徒】

幻惑の死と使途(講談社文庫)
森 博嗣〔著〕
出版社 講談社
発売日 2000.11
価格  ¥ 820(¥ 781)
ISBN  4062730111

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻(ありさとしょうげん)が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これは匠幻最後の脱出か?幾重にも重なる...

マジックらしい、きれいなトリックだと思う。タイトル通り、「幻惑の死」

どういう言い方だったか、この本を手にしたとき「これは、2冊でペア」のようなことを言って、これと次の「夏のレプリカ】を出してくれた。当時も並行して読んだか記憶が定かではない。
今回は、極力同時進行で読んでいったが、最後はこれを昨夜読み上げた。

丁度これを読んでいた頃、あるカルチャースクールで若いマジシャンと知り合った。専門学校生だが、マジシャンに弟子入りして学んでいた。この本の話を興味深そうに聞いてくれていた。

さて、萌絵は4回生になり大学院の受験を控えている。ようやくケータイを持ち始めるが、インターネットへの接続は未だダイヤル回線。マジック関連のサイトを辿る場面で
「このまま、日本中の人がホームページを開設したりななkしたら、もう情報が多すぎて、結局は役に立たなくなっちゃうんじゃなかしら」

「多分、そうなるわ」萌絵は言う。「今みたいに一部の人がやっている間は価値があるけれど。だんだん、自分の日記とか、独り言みたいなことまで全部公開されて、つまり、みんながおしゃべり状態で、聞き手がいなくなっちゃうんだよね。価値のある情報より、おしゃべりさんの情報の方が優先されるんだから、しかたがないわ。」

まさに、そういう時代になりました(苦笑)。
もう一つ、興味深かった表現。
現代の子供たちには、魔法と科学の区別などつけようがない。(中略)彼女が、そんな幻惑から逃れることが出来たのは、一つには、科学的な知識を豊富に持った両親のおかげであり、もう一つは、目の前でその両親を失ったからだった。

非常にイミシンだったのが、霊柩車の運転手宅での会話。

テレビに移っていることを話題にしている原沼に妻が言う。
「ねえ、あなた」妻は立ち上がって言った。「それよりも、買ってきていただきたいものがあるんですけど……」

最初に読んだときに引っかかった場面。

幻惑の死と使徒
2000年11月15日第1刷発行

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追記:2月

14日:◆有栖川有栖【マジックミラー】
14日:右サイドバーが消えた
12日:留守番兼子守
11日:配偶者をどう呼ぶか
7日:配偶者をどう呼ぶか

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