松本猛【母ちひろのぬくもり】
母ちひろのぬくもり(講談社+α文庫) | |
![]() | 松本猛〔著〕 出版社 講談社 発売日 1999.12 価格 ¥ 714(¥ 680) ISBN 4062563975 bk1で詳しく見る ![]() |
いわさきちひろのあの絵を見たことのない人は、おそらくいらっしゃらないだろう。教科書の挿絵にも良く登場していた。
著者は、そのちひろの長男で安曇野にあるちひろ美術館の館長である。
アトリエで絵を描いている母の後で指をくわえている著者の写真など、あのほのぼのとした絵が生まれる背景が伺われる。
ちひろの絵はまた、ちひろそのものであったのかもしれない。
17葉の口絵それぞれに解説が施されているが、絵のモデルはちひろ自身であったり著者であったりする。
著者は、ちひろと3度の出会いをしているという。
一度目は、誕生の時。
二度目は、母を始めて芸術家として認識したとき。
そして三度目は、若き日の母の日記と出会ったとき。その時著者は母と同い年だったという。
「母ちひろのぬくもり」松本猛
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コメント
こんばんは。
亡き祖母がいわさきちひろの絵が好きで、東京の美術館ができた当時、一人で出かけていき、ちひろの絵はがきをおみやげに買ってきてくれたことを思い出しました。ほのぼのとあったかい絵がなんともいえずいいですよね。
投稿: Tompei | 2005.02.18 21:23
Tompeiさん、こんばんは。
コメントを有り難うございました。今日は(今日も?)疲れていて、支離滅裂なことを書いています。もっと違うことを書きたかったのになと思いながら……
あの独特の色づかいの理由などもわかったのですが、中途半端なままの送信で自分でも何だか消化不良気味です。
投稿: 涼 | 2005.02.18 23:40
涼さん、Tompeiさん こんばんは!
私は子供の頃、家族で練馬にある『ちひろ美術館・東京』に行ったことがあります。
あのやわらかくやさしいタッチの表情豊かな子供の絵は今も大好きです(^-^)
ちひろさんが挿絵を描かれている『ひさの星』という絵本も持っていました。
仕事で行き詰っていたのですが、涼さんの記事でちひろさんの絵を見たら、なんだかほんわかしてきました。
ありがとうございました。
投稿: アリス | 2005.02.19 01:09
アリスさん、
ちひろの絵を見ると、心が和みますね。
「ちひろ美術館」は、東京も安曇野もどちらも訪れてみたいです。
投稿: 涼 | 2005.02.19 18:29