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2005.03.15

佐野洋【10番打者】

KOROPPYさんが佐野洋の作品「楽しい犯罪」について書いていらっしゃったので思い出して探してみた。

一時は随分この方の本を読んだものだが、これは読んでいないような気がする。
ISBNもないし、BK1からのリンクは張れない。

小説プロ野球①とあって、このあとも何編かプロ野球関連の本を書いておられる。

佐野氏はご存じのように(って、ご存じの方はどれくらいいらっしゃるだろう?)、読売新聞の記者をしておられた。その関係からか、この本も巨人軍の話だ。

それよりも興味深いのは、当時(昭和23年)のプロ野球界。日本プロ野球団変遷史というページがあったのでご覧頂くとして、まだ1リーグ制だったのだ。金星なんてチームもあった。

別所投手といえば巨人軍だとばかり思っていたし、つれ合いに聞いてみても「巨人だろう」と言う。しかしこの頃は南海のエースで、巨人へ入るいきさつの裏話が、この本の第一章である。

10番打者というのは勿論存在しないわけで、その存在しない桜氏という影武者が、プロ野球界のウラで色々と画策して今日の隆盛を築いたという話。
別所獲得にしても、巨人を悪者にしてアンチ巨人を多くし、プロ野球へインテリ層をも引き込もうという魂胆だというのだ。当時と今日と、あまり変わらないような気もするが……

10番打者」佐野洋
昭和五十七年一月三十日初版発行
昭和五十七年十一月三十日三版発行

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コメント

こんばんは。

タイトルに魅かれてふと手にしただけで、
涼さんにコメントをいただくまで彼を知りませんでした。
こちらの記事も、勉強になります。

不正なお金をもらってもすんなり入団できたり、
ファンでない身からすると不可解なのがプロ野球です。
陰で暗躍する人物を想像させるような状況は、
今も昔も変わらないのですね。

投稿: KOROPPY | 2005.03.15 19:10

まったく、何だか現在の話みたいな気になってきますよ。

調子に乗って、佐野氏の本を探しますね。結構読みやすくて好きなものもあったのですが……

投稿: | 2005.03.16 00:09

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