暗記するしかない!
昨日のTompeiさんの記事から飛んでいった先に「アンチ・バベルの塔」というブログがあった。何と、英英辞書をまるごと暗記することで語彙を増やしていらっしゃる。
さて、関西人が音訳(朗読)をする場合、一番ネックになるのがアクセントだ。勿論、九州の方にとっても東北の方にとっても共通語アクセントの習得はなかなか骨の折れることではあるが。
どっぷりと関西弁に浸ってきたものが共通語アクセントを習得するためには、外国語をマスターするに似た訓練がいる。同じ日本語だからというのではなく、まったく違う言語を覚えるのだというくらいの覚悟をしていて丁度良い。
しかし、アクセントをマスターするというのは、読むということのなかでは一番簡単なのも事実だ。何故なら、正しい発声をマスターするにはキチンと訓練を受けた方がいいし、それを持続するにはかなりの努力が必要だ。
また、「読み」そのものについては、その人のセンスが出てくることが多い。これは努力ではなかなか報われない部分だ。
だが、アクセントは 法則をマスターすればいいのだ。理屈でかなう分野である。
大人になってから新しいことをマスターするには、どうしても理屈で理解せざると得ないことが多い。アクセントの学習は、まさにその部分なのだ。
この 地道に暗記するということが、意外と軽視されてているのもまた事実である。
法則は、暗記するしか仕方ないのだ。定理しかり、定則しかり。アクセントの基本的な変化しかり。
かなりな年数を掛けていても、なかなか覚えられないとこぼす人がいる。そういう人に言いたい。一体何時間勉強してきましたかと。覚える努力をしてきましたかと。
多分、今でも あなたよりは私の方が辞書をひく回数は多いでしょう。
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