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2005.03.31

◆有栖川有栖【スウェーデン館の謎】

スウェーデン館の謎(講談社文庫)
有栖川有栖〔著〕
出版社 講談社
発売日 1998.05
価格  ¥ 650(¥ 619)
ISBN  4062637936
bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

再読。

以下、ネタバレ

アリスが新作の取材旅行先で遭遇した殺人事件。事故だと思われていた子供の死が、殺人ではないまでも見殺しだったとわかった母親が犯す殺人。

ここまで

犯人がわかっていて読む分、ミステリとしての面白みはない。この本はむしろ、月命日には事故のあった湖を訪れる母親の哀しみと、一見おおらかに見える男親の身勝手さを読み取れる。


霊界というものの存在を私は信じているんです。ですから、すでに死に別れた人たちとも、これから死に別れる人たちとも、いずれはそこで再会できると思っています。そう考えると、うきうきしませんか?
孫を失ったスウェーデン人ハンスの言葉

等々力が出したパズルが、結果的に犯行解明のヒントになっていたのが興味深い。

そのパズルです。解いてみてください。

家が2軒ある。Bの家が火事になった。火を消すには、Aの家にあるバケツに川の水を入れて、Bの家まで運ばねばならない。さぁ、一番早い方法は?

Aの家 Bの家



川の流れ―――――――川の流れ


前述したハンスが『今は山中、今は浜……』の「汽車」という歌に描かれている情景こそが日本の風景の美しさ、豊かさだと指摘しているのにはとても共感できる。もっとも昨今の車窓からの眺めは、建物が多くなったが。
この移りゆく景色を眺めるのが好きで、鉄道に乗りたくなるのだ。

解説は、宮部みゆき氏。なんと火村のファンだとか!

有栖川有栖 索引

スウェーデン館の謎
1998年5月15日第1刷発行
2001年3月15日第5刷発行


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