◆森博嗣お勧め本
Tompeiさんから、森博嗣の一番のお勧め本は何だろうかとお尋ねを受けました。
さて、何が一番お勧めでしょうか?
お尋ねのコメントにも書いたのですが、自分では「今はもうない」が好き。今はもうない線路。今はもういない人。
この本は岐阜県郡上郡にあるひるがの高原を舞台にしているのだろうと勝手に思っているのですが、犀川・萌絵シリーズを読んでいる最中に長男や徹也と共にここを訪れたのでした。この本はその時は未読だった(と思う)のですが、徹也に紹介されて読み始めたシリーズです。→◆理系ミステリー
これを書くとネタバレになるなぁ。えっと、少々こじつけっぽいですが面白いどんでん返しがあります。
翠茶さんは「封印再度」が好きだと仰有っていました。若い女性らしい思いが感じられます。
シリーズトップの「全てがFになる」から順番に読んでいかれるのが一番良いとは思いますが、途中からでも一応登場人物の説明があるから背景がわからないということはありません(こうした同じ登場人物のシリーズものでその都度説明があるのは、通して読んでいると結構煩わしいのも事実ですね)
数学がお好きだったら「笑わない数学者」は面白いです。本の中で、クイズ?というか、数学の問題があります。
もう一つ。「黒猫の三角」で始まるVシリーズから読むのも、一つの方法です。何故かというとー。いえ、言わない方がいいです。
そして、この二つのシリーズが「四季」で一つになるようです。これは文庫本が出ていないから未読です。
あとの短編集は、涼的にはあまりお勧めのものはありません。
それから、森先生少し執筆数が多すぎるような気もします。
そうそう、肝心の著者のご紹介を。某国立大学とありますが、名古屋大学工学部の現職の助教授でいらっしゃいます。決してお写真を出されないのですが、愛犬の都馬(トーマ)君はちょくちょくお目にかかれます。このトーマは、犀川・萌絵シリーズでも登場します。なかなかユニークな犬です。
日経パソコンで「道具」について連載なさっています。色々な道具の紹介があって、なかなかに興味深いです。
肝心のお勧め本は、「これ」というのがなくてゴメンナサイ。
森氏の本をご愛読の皆様のコメントが頂ければ嬉しいです。
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コメント
ご無沙汰しております。かっけーです。
森先生のお話なので、しゃしゃり出てきました。
やはり、最初は 『F』 ではないかと思います。はい。
これを最初に読めば間違いはないですし...
> 森先生少し執筆数が多すぎるような気も
森先生、半年間の休暇に入られました。
本は出るのですが、現在全てのアウトプットを停止されているようです。
どうもこの半年の休みを、何年も前から計画されていたようです。森先生らしいのですが...
詳細は http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nawadays.html
のおしらせに。
投稿: かっけー | 2005.04.04 01:34
かっけーさん、お早うございます。
∥やはり、最初は 『F』 ではないかと思います。
やはり そうですか。これを読んで、森ワールドというものを知るということですね。
ご紹介頂いたサイトは、この頃はとんとご無沙汰です。
ファンクラブへも、一応登録をしているのですよ。徹也がまだいる頃でしたが……
本業もお忙しくなってこられたのでしょうか。犀川先生は大学の諸々の雑事がお嫌いなようですが。
投稿: 涼 | 2005.04.04 09:13
涼さん、こんにちは。
わざわざ記事にしていただき、ありがとうございます(^^)。
やはり、まず『すべてがFになる』から入るのがいいようですね。
実は私、以前、この本を少しかじったことがあるんです。図書館で借りました。
予約本の順番が回ってきた時に忙しかったせいか、ちょっと読んだだけで話が佳境に入る前に返却してしまいました(^^;)。
もしかして、相性があまりよくないのかしら???
そのうちまた手に取ってみたいと思います。
投稿: Tompei | 2005.04.04 12:00
Tompeiさん、こんばんは。
確かに最初はちょっとばかり違和感があったのです。でも、ある意味新鮮でした。
再読は9冊目まで来ましたが、最後の1冊が分厚くて持ち歩けないのです。家で読むには時間が取れなくて階下へ持って降りたまま、積ん読状態になっています。
投稿: 涼 | 2005.04.04 18:10