若竹七海【スクランブル】
スクランブル(集英社文庫) | |
![]() | 若竹七海著 出版社 集英社 発売日 2000.07 価格 ¥ 500(¥ 476) ISBN 4087472167 bk1で詳しく見る ![]() |
80年代。16歳の冬。女子高のシャワールームで死体が発見された。事件は未解決のまま15年が経ち、文芸部員だった6人の仲間が結婚式で再会。今日、真実は明かされるのか。
面白かった。夜中に読み始めて一気に読んでしまった。寝不足。
表紙絵で女子高校生が抱えているのは、大きな卵。
表題作を最初に、「ボイルド」「サニーサイド・アップ」「ココット」「フライド」「オムレット」と続く連作短編集。タイトルはいずれも卵料理というわけだ。と同時に、高校時代に文芸部に所属していた6人それぞれの回想録でもある。
短編集という捉え方より、解説氏が述べているようにこれは長編小説だ。順を追って読まないと、話の筋が繋がらない。
仲間の一人の結婚式。6人の文芸部員たちの15年前の高校時代に起きた事件を回想する形で物語は進む。回想しているうちに事件の犯人がわかったとそれぞれが認識したのだったが……
結婚式の金屏風の前に座っているのは誰?(オッと、ネタバレになりそう)
それにしても、女子校というのはすごいなと変に感心してしまう。ずっと公立で過ごした身には想像もつかない世界だ。
「スクランブル」若竹七海
2000年7月25日第1刷
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