茅葺屋根の上のアイリス
日曜日の朝日新聞グリーンのBe(onSunday)は今一つ面白くない。
ところが今朝の記事の中に、マレ・ベルニエ村の芝棟(フランス)というのを発見。
屋根のてっぺんがたいへん不思議なことになっている。茅葺(かやぶ)きの棟の上にアイリス(アヤメ科)が並んで咲いているのだ。世にも珍しいアヤメのすし詰め状態。アイリスの根元の土盛りは、多肉植物のセダムが固めていて、夏になると小さな花をつけるという。
マレ・ベルニエというのは、セーヌ川が海に出るあたりに位置したフランスの小さな村。家は246軒、人口は461人。アイリスが屋根で咲くのは40軒ほどだという。
この写真のような屋根をかつて見た方は多いのではないだろうか。そう、日本にもこうした家があった。日本の場合は芝棟と名づけられ、アヤメ科のイチハツなどが植えられていたという。
何だか懐かしい風景に出会ったような気になった。
植物写真家亘理俊次氏は、芝棟を「屋根の花園」と呼んでおられる。
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