糸井重里【言いまつがい】
言いまつがい | |
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糸井 重里[監修]/ ほぼ日刊イトイ新聞[編] 出版 新潮社(新潮文庫 ) 発売日 2003.07 定価 本体514円 ISBN 4-10-118313-9 bk1で詳しく見る |
どこから読んでも、笑える。かなり深刻な「言いまつがい」もあって、その場面場面を想像するとおかしいやら、気の毒なやら。
誰しも言わないまでも同じような間違いをして赤面した経験はあるはず。それが厳粛な場合なら、悲劇は更に増幅される。
しかし、ごく日常の場面では、人間関係の潤滑油になることも多い。
母は「言いまつがい」の名手だ。冷蔵庫を「ガレージ」などと呼ぶのは朝飯前で、ユニークな「言いまつがい」の数々は記録しておけばよかった。今すぐには思い浮かばない。
小学生の頃、母の実家から帰る時近所の方に「パスを待っとるのかや?」と聞かれたことがあった。「ペンチ」に座っていたと思う。
しかし、この大きさの字ではもしかしたらこれが「言いまつがいなの?」と思われた方もいらっしゃるのでは?(濁音・半濁音の区別は、自分でも年々つきにくくなっております)
「てぃ」と「ち」の違いが気になるという投稿もあったが、「私昼からボランチアに行くの」という(人生の)大先輩からは、いつもほのぼのとした印象を受ける。
あらためて本書をながむれば、カテゴリー別になっているようだ。
また、これを読んで、現代語の「正しい言い方」もあることを発見。こっそり勉強しよう!
この本を紹介してくださったkayo***さんの言いまつがい ほぼ日ブックスに、トラックバックさせていただきました。
言いまつがい糸井重里監修・ほぼ日刊イトイ新聞編
平成十七年四月一日発行
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