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2005.06.14

宮部みゆき【チヨ子】

短篇ベストコレクション/2005より

短編というのは、作家の力量がよく問われると思う。
「チヨ子」は、「わたし」が小さいとき大切にしていたぬいぐるみ。人は誰でも、大切にしていたものがあったら、それが自分を守ってくれる。悪いことをしないようにと、引っ張っておいてくれる。
逆にそれがなかった人は、背中に鈎がついている。

アルバイトで風船配りをした「わたし」が着た着ぐるみは、不思議な力を持っていた。頭部をかぶった途端、道行く人全てが動物やガンダム・仮面ライダーのように見えるのだ。
それらは、その人たちが子どもの頃かわいがっていたものだった。

宮部氏の暖かな視点が伝わってくる好著。

実は自分にも、かわいがっているぬいぐるみがいる (^_^;)
子どもの頃のものではなく、結婚した年につれあいに買って貰ったクマ。なぜかコロと名づけていた(コロは実家にいた犬の名前)。
その後娘もかわいがっていたし、息子たちの相手もしてくれた。男の子二人を相手では、コロちゃんは傷だらけになった。ニャムも遊んでいた。よくわきまえて、決して噛んだりしなかった。
鼻の周りはすり切れて中味が見え、大きな耳たぶを支えている針金はむき出しになっているが、今も小首をちょっと傾げたまま、ピアノの上に座っている。

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2005年6月15日初刷

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コメント

いつも更新楽しみにしています。これからも頑張って新着情報等楽しみにしています。
応援しています。

投稿: | 2005.07.30 16:51

a

投稿: 遊んでにゃ | 2005.07.30 16:52

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