青木和雄【ハッピーバースデー】
ハッピーバースデー | |
青木和雄〔著〕 出版 金の星社(フォア文庫C163 ) 発売日 2003.12 定価 \600 ISBN 4-323-09029-3 bk1で詳しく見る |
「おまえ、生まれてこなきゃよかったよな」 11歳の誕生日、ママと兄のひと言から、あすかは声をなくしてしまう。祖父母の愛と自然の中で回復したあすかは「自分は自分として生きる」と強く心にちかうが…。97年刊の再刊。
教育カウンセラー青木和雄氏の著作。実際にあった話だということで、新聞等でも取り上げられ感動を呼んだ本だという。確かに読んでいて泣けてくる。しかし児童書のゆえか?話の展開が急というか少し端折ったような感を受ける。児童書だからこそ、経緯を追うだけではない丁寧な作り込みがほしいと思うのだが。
最後の話し合いの会にしても、その通りだとすると素晴らしいが、人は人前でにわかにあれだけ変われるものだろうか?
そうしたこともあるのか、今回新たに小説として刊行されたようだ。吉富多美氏も著者のお一人として挙がっている。「ハッピーバースデー」
もう少し追記するかもしれない。
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コメント
ハッピーバースデーは私もすっごく大好きです!でも・・・悲しすぎる・・・何回読んでも涙があふれます・・・・・。
投稿: アイ | 2006.03.02 14:17
アイさん、はじめまして。
母に愛されない子って、悲しいですね。でも母親も、また母に愛されていないと思っていたという悲しさもあって、切なくなりますね。
投稿: 涼 | 2006.03.03 09:44