「刺客」の読み 続き
昨日「刺客」の読みについてお訊ねしたところ、4種類(実際には3種類)の読み方それぞれで読んでいらっしゃる方があると判りました。
コメントを頂いた方、ありがとうございました。
テレビで「しきゃく」と読んでいるよというのを聞いてやや違和感を持ったのが、お訊ねした動機です。
そこで責任上?漢和辞典で調べてみました。いつもは(読めない漢字は)CD-ROMの広辞苑にコピペして済ませていることが多いのですが。
【刺】は、漢音・呉音とも【シ】と読みます。しかし漢音には【セキ】という読みもあります。一方
【客】は、呉音では【キャク】、漢音では【カク】です。
従ってこの両方からできた語【刺客】は、どちらも漢音の【セキ】【カク】を組み合わせた【セキカク】だったようです。それが音便化したのが【セッカク】ですね。言葉だけ聞いたら「折角」かと思いますね。
【客】は、旁が【カク】ですから定着したとして、【刺】を【セキ】と読む用例が他にあまり無いことから【シ】が採用されだし、【シカク】が定着したのかもしれません。
【客】は【キャク】と読むことから、当然【シキャク】という読みも出てきたのでしょう。
メディアが【シキャク】と読みだしたということは、これも許容範囲に入っていくのでしょうね。
広辞苑ではまだ【シキャク】→【シカク】となっていました。
しかし、漢和辞典というのは面白いです。以前は漢和辞典がないと仕事にならなかったのが、最近はとんとご無沙汰(だって重いんですもの)だったのが、読み出すと面白いです。
拡げたまま置いておくと、連れあいが帰宅したとき文句を言われそうです。
派生として、昨夜から「シトシトビッチャン」が耳にこびりついております。北大路欣也ではなく錦之助の方。もっともドラマを見たことはないです。
獅童さんは、錦之助さんより嘉葎雄さんの方に似ていらっしゃるかなぁ。嘉葎雄さんといえば……
どんどん横へ逸れていきます (^_^;)
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