「青の炎」の母親像
先にへいぽーさんへのコメントに書いたように、この小説の母親の気持ちがわからない。
曾根隆司が余命幾ばくもないことを知っていたのなら、3人でよく話し合っていれば悲劇は防げた。
もし知らなかったとしても、と書いて、ふと恐ろしいことを思った。知らなかったとして……
母親は、秀一がどういう行動をとるか判っていたのではないか?それを防ぐ方向ではなく、むしろ自分の態度から助長する方へと向けていたのではないか。
曽根の死後、友子は「よかったと思っている」と言っている。曽根の死を望んでいたことは確かだ。
そして最後に、友子は罰を受ける。
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