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2005.08.23

西村京太郎「明日香・幻想の殺人」

明日香・幻想の殺人
明日香・幻想の殺人
西村 京太郎〔著〕
出版社 徳間書店 (Tokuma novels )
発売日  2004.08
価格 本体 819円 
ISBN  4-19-850601-9
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資産家・小池恵之介が失踪した。古希を記念して出版した彼の自伝には、明日香への思いが書かれていた。一週間後、小池は高松塚古墳の傍らで絞殺死体となって発見された。十津川警部が古代史の謎に挑む!

中学1年の時の遠足が明日香だった。多分近鉄電車の岡寺駅からテクテクと歩いた。多武峰の淡山神社へも行った。
結婚してからは、よく訪れた。まだ高松塚古墳が見つかる前である。甘樫の丘に登り、大和三山を見るのも好きだった。

この本は、そうした明日香を好きな人たちの集まりが、極端になれば悲劇になるということを書いている。
しかし、その犯人のカリスマ性が今一つ表現不足だ。十津川警部の想像(思いこみ→直感とも言える)から相手を落としていくのだが、劇団に集まった人たちが殆ど登場しないのだ。もう少し周りからつめていく方が自然な気がする。
又、劇団が一種宗教団体のようになっているというのも、即納得はしにくい。

しかし、明日香の風景は美しい。この本の中でも、明日香の風景は日本の原風景だといった言葉が何度か出てくる。
涼しくなったら、ヒガンバナの咲く明日香を訪れてみよう。

明日香・幻想の殺人

関連記事:明日香行き(05.09.23)

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