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2005.10.15

ドラマ「いくつかの夜」

テレビドラマを観た。番組表を見て面白そうと思ったのと、鶴田真由が好きだから。山田太一スペシャルであるとは、チャンネルを合わせてから知った。
TBS系のいくつかの夜

物語は、一種のメルヘン。
主人公中谷恒平は、元公務員で曲がったことがキライ。その為人間関係を築くのが上手くない。今は息子一家とも二世代住宅の上下で住みながら、交流はほとんど無い。孫にも嫌われて、家に帰るのも楽しくない孤独な初老のやもめ。

番組紹介で、「現実的な終わり方をする」とあったので予想していたが、その通りだった。
最後に、恒平が折り合いの悪い嫁に歩み寄ろうとしている場面で終わる。人と関わることで、孤独な初老の男に優しさが生まれたのだと、プロジューサーは語る。

途中、恒平が店長にむかって「妬いてるだろう」とくってかかるところが、何ともおかしく、また店長が必死で「ヤバイですよ」と言っているのも、ある意味おかしかった。

ちょっときれい事過ぎるし、ツッコミどころも多少あるが、優しい気持ちになれるドラマだった。
緒方拳のやや名古屋弁のかかったセリフも、百合を迎えたときの表情も、さすがに安心して見ていられた。

制作は中部日本放送。
地方局は、よく良いドラマを作っていたなぁ!


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