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2005.11.13

津村秀介【横須賀線殺人事件】

yokosukasen satujinjiken
津村 秀介〔著〕
出版社 広済堂出版
発行年月  2002.12
税込価格 : \630 (本体 : \600)
ISBN  4-331-60983-9
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横浜と札幌で同時間帯に起こった2つの殺人事件。そのとき「犯人」は博多へ向かう新幹線に乗車していた…。犯人の用意した巧妙なアリバイにルポライター浦上伸介が挑戦する。

舞台は1991年。登場人物の連絡は、携帯電話ではなく公衆電話。この電話も、トリックの一つになっている。
緻密に練られた、時刻表を駆使したアリバイづくり。まさにどんぴしゃりとはまっていくのだが、あまりにも時間の制限がある。ほんのちょっとしたアクシデントが、実行を不可能にする。リアリティがない。ま、推理小説というのはそういう構成を楽しむものであって、あまり目くじら立てるほどのものではないが。
首都圏の交通網は複雑で、なかなか覚えられない。

横須賀線殺人事件
2002年12月30日第1版第1刷

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