津村秀介【毒殺連鎖】
津村秀介〔著〕 出版 祥伝社(祥伝社文庫) 発売日 2002.5 定価 \630 (本体 : \600) ISBN 4-396-33040-5 bk1で詳しく見る |
二日連続して、新幹線内で男が青酸入りの缶コーヒーを飲んで死亡するという殺人事件が発生。被害者はともに偽名で志摩の鳥羽・賢島ツアーに参加していた…。時刻表の達人・浦上伸介が大逆転のアリバイ崩しに挑む。
このシリーズ3冊目。
汽車がダメなら他の交通手段でというのは「点と線」以来のお約束だと思うのだが、何故かこのアリバイ崩しが終盤まで出てこない。場数を踏んでいれば当然最初から検討範囲に入ってくるのではないだろうか。
取材に行った記者がビックリした整体学校の理事長。だが、印刷会社の社長が何度もその理事長を悪辣だというが、常識的にはその時に理事長のことをもう少し突っ込んだ表現をしていると思うのだが(もう少し書くとネタバレになってしまいます)。
興味深いのは、前回読んだ「横須賀線殺人事件」もそうだったが、録音図書設置図書館のリストがあること。同時にテレビ放映作品のリストもある。
毒殺連鎖
平成14年5月14日初版第1刷発行
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