新書を読む
mekaさんの、2つのフルトヴェングラーで、学生時代に先生のお薦めで毎月出版される岩波新書を3冊、読んでおられたという記事を拝見した。
好きな本を選んで読むというのではなく、とりあえず手に入れて読むと、自分が普段関心を持っていないジャンルのものも読める。
これは非常に興味深い。ともすれば、読書は好きなものを読んでしまいがちだからだ。
依頼されて本を読む場合にも、これと似た感想を抱くことがある。ただこの場合は、読むだけでなく完璧に読み方を調べねばならず、また知らない分野だとは言ってもある程度その中身についての調査も必要で、趣味で読むのとは違う。それを読んでいるときはつかの間エキスパートになれるが、終われば即忘れてしまう。
さて話が逸れたが、積極的にその手法を取り入れてみようかという気になっている。ただ昨今は色々な出版社から新書を発行しており、そこから選ぶとなるとまた似た傾向のものになりそうだが。
分野を選ばずという意味で、岩波の新書からのセレクトを第一候補に、色々と読んでみよう。
mekaさんとのコメントのやりとりで、
選ばずに受け入れるというのは、らでぃっしゅぼーやと似ているかも。選ぶというのも大切だけど、とりあえず総なめというのは、勉強になります。と仰有っていた。なるほどと頷く。
献立を立てるというのもある意味大切だが、買い物に行ってその材料がないと作れない人がいる。与えられた食材あるいは冷蔵庫にあるもので工夫するということも必要だろう。
この後も派生でどんどん話が発展しそうなので、機会があれば別エントリーを立てることにして、なるべく色々なジャンルの新書に挑戦してみよう。
上記mekaさんの「2つのフルトヴェングラー」に、トラックバックさせていただきました。
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コメント
こんにちは。
最近新書はいろんなところから出ていて、しかも昔と違ってかなり柔らかいテーマもあって読みやすくなりましたよね。
ところで新書検索専用の面白いツールがあるのでご紹介します。
「新書マップ」
http://shinshomap.info/
上記の記事に書いていらっしゃる「薦められた本を読む」という内容とはちょっとずれているような気もするし、もしかしたら既にご存知かな?と思ったのですが…何かの参考になれば幸いです(^^)
投稿: tako | 2006.01.23 20:18
takoさん、さっそく覗いてみました。
関心のあるテーマから次々とマップが出来て、とても楽しいサイトです。
色んな角度からアプローチしたいので、とても参考になります。
テーマ別の本棚も、本屋さんで本を探しているようでとても楽しいです。
ありがとうございました。
投稿: 涼 | 2006.01.24 00:04