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2006.01.01

◆那須正幹【ズッコケ中年三人組】

zukkoki chunen sannningumi 那須正幹〔著〕
出版 ポプラ社
発売日 2005.12
定価 \1,050 (本体 : \1,000)
ISBN  4-591-09087-6
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あのズッコケ3人組も、28年を経て不惑の歳を迎えた。さて、ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの人生は? カバー裏にはシリーズ全50巻の表紙を掲載。「ズッコケ3人組」シリーズで育った大人たちに贈る。

息子達が小学生の頃、夢中になって読んでいたシリーズ本。はじめて出版されたのが1978年というから、長男が生まれた年だ。その頃彼ら三人組は既に小学校6年生だったわけで、あれから28年。不惑になった彼らはどうしているだろうかという設定。
昨日届いたので、供えておいて、長男よりも先に読んでしまった。
もっとも自分はシリーズを全部読んだわけではなく、今回登場する怪盗エックスの事件も知らない。

読み始めは多少の違和感があった。しかし、怪盗エックスが登場するあたりから面白くなってきた。
三人はやはりズッコケ三人組だった。

事件としては、正月らしく(事件は夏休みに起こっているが)痛み分けの形で終わっている。

ここではもう一つ、家族間のことや教育問題もサラリと盛り込んである。最終部分、

しかし、もう少し教師をつづけてもいいかなと、ハカセは思いはじめたのは確かだった。
は、少し泣かせる。
モーちゃんも、妻と娘が帰ってきてくれてホッとするし、ハチベエ夫婦は同窓会を計画する。


カバーの裏側にある全50巻の表紙絵には圧倒される。そういえば、挿絵家が途中で急逝され、交替したのだった。
裏表紙の見返しには当時の教室風景が描かれており、これも懐かしい。


ズッコケ中年三人組
2005年12月第1刷


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