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2006.02.04

【ほぼ日手帳の秘密】

hoboniti techo no himitu ほぼ日刊イトイ新聞〔編著〕 山田浩子[編著]
出版 幻冬舎 発売日 2005.11
定価 \1,260 (本体 : \1,200)
ISBN  4-344-01063-9
bk1で詳しく見る

10万人が使って、10万人がつくる手帳。

ありそうでなかった「なんでもない日を大切にする」というコンセプトで誕生した、サイト『ほぼ日刊イトイ新聞』発の手帳「ほぼ日手帳」のオフィシャルガイドブック。使う楽しみが広がる一冊。

朝日新聞の書評欄「話題の本棚:手帳活用術」で紹介されていた本のうち、未読本はこれだけだと書いた。
しかし読まないのも気になるので、購入したもの。既読本3冊が、どちらかと言えば著名人に取材したものが多いのに比べて、これはまさに「使っている人」に取材して出来上がった本だ。
「e-Mailでの取材」などもあり、糸井氏も述べておられるようにインターネットありてこそ出来た手帳と言えよう。
また、手帳の素人達が寄り合って作り上げた手帳だとも言える。

本書は三部構成になっており、「1」は、糸井重里氏へのインタビュー。「2」が全体の4割ほどを使って43人の使用例。「3」では、ほぼ日手帳の制作ドキュメントが書かれている。

43人の方の使用例を見ると、この手帳は本当に自由だなという気がする。
きちんとした字でビッシリとページが埋まったものもあれば、絵日記のような使い方のもの。見取り図があるかと思えば、メモ書きだけをしている人もいる。

「1」で糸井氏が仰有っている『ちょっとした失敗だったらいっしょにたのしみましょう』が伝わってくるし、何となく使っている人同士の連帯感のようなものを感じるというのは、褒めすぎだろうか。

勿論自分自身でも違う評価もしているし、これが絶対にいいとも思わないが、手帳を個人の物語にしてくれるという点では、他の追随を許さないだろう。

『なんでもない日、おめでとう』 なにを書いても書かなくても、 なんでもない1日を特別な1日にする。 自分が主人公になる手帳。それが、ほぼ日手帳です。


尚、BK1では、現在取り扱っていない。始めて使う知人にこの本を贈ろうとしたときには、注文できたのだが。
Amazonでは購入可能。

takoさんの、『ほぼ日手帳の秘密』購入&新潮文庫の新刊にトラックバックさせていただきました。

ほぼ日手帳の秘密
2005年11月25日第1刷発行
2025年12月10日第2刷発行


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