« らんぷの湯 | トップページ | 松本清張【球形の荒野 下】 »

2006.02.01

特急「スーパーやくも」

200601312219000.jpg
by モブログ

これは、出雲市駅から岡山まで乗った特急。出雲市から米子までは、往路と同じ山陰線を走る。さきの「出雲」が宍道に停車したのに対して、これは玉造温泉に停車。乗車駅では他に乗客はおらず、玉造温泉から乗車した男性客は、前の座席を廻して足を投げ出していた。米子からは少し増えたが、それでも乗車率は6割もいってなかったのではないか。

米子からは伯備線に入る。何年ぶりだろう。娘が2歳の頃、京都から山陰線で米子へ入り大山の麓で泊まった。帰途、この線を通ったのだった。

鉄路に沿っている日野川は、後ろへ流れていく。川沿いに走る線路、向かい側の田んぼと家。これも、自分の中での好きな風景だ。
米子から、岡山県に入っての新見までは1時間強ノンストップだった。山を越えると備中。川は高梁川となり、これは瀬戸内海へ注ぐ。倉敷から山陽線へ入って、岡山へ。2時間45分の旅は終わった。

このスーパーやくもは、ほぼ1時間に1本運行されている。途中で止まっていた普通列車は1時間に2本邸度か?高校生の通学列車の感があったが、いずれも満員だった。

岡山からの新幹線の速いこと!京都へ1時間少々で着く。こんなにもスピードを出さねばならないのか。始めから新幹線に乗車したときには感じなかったことだが、早く現実に戻れと急かされているようだ。
特急とはいえ景色を堪能できる位のスピードがちょうどよかった。景色を眺め、本に目をやり、疲れるとウトウトとしつつ、つかの間の非日常を堪能できたのだった。


関連記事
出発まで(1月30日)
寝台特急「出雲」(1月31日)
出発まで(1月30日)


|

« らんぷの湯 | トップページ | 松本清張【球形の荒野 下】 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

 懐かしいですね。「やくも」に乗って出雲市駅前で泊まって。
 ソフトバンクの和田投手が甲子園で投げていた頃です。一畑電鉄の電鉄出雲市駅のテレビの前に人だかりがありました。
 仕事での出張でした。

投稿: sine_wave | 2006.02.01 22:22

sine waveさん、

一畑電鉄は、「いちばた」と読むのですね。
今回は南口へ降りたのですが、玄関口はむしろ北口なのでしょうか。
お泊まりで宍道湖の白鳥見物というのもよさそう!

投稿: | 2006.02.02 01:20

「出雲」号の乗車に併せての、スーパーやくも号ご乗車だったようですね。
3月のダイヤ改正で、「出雲」とともに「スーパーやくも」も「やくも」に統合される形でその名を消してしまうことになりました。
序でのご乗車だったのだと存じますが、これも何かの御縁だったのでしょうか。

投稿: nimo5 | 2006.02.06 13:41

そうなんですか。出雲市駅前には、(伯備線経由)「のぞみ」を使って京都までという広告が出ていましたが。

ついでというより、一つでも違う汽車に乗れるのが嬉しくて、違う路線で帰りました。
冬の伯備線もまた楽しませていただきました。

投稿: | 2006.02.06 21:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 特急「スーパーやくも」:

« らんぷの湯 | トップページ | 松本清張【球形の荒野 下】 »