Tompeiさんの1年ほど前の記事「願わくは」と「願わくば」を拝見していて、日頃少し疑問に思っていたことを書いてみる。
メールでの何かの依頼等をした場合、あるいはブログ等でのコメントで、終わり近く
「どうぞよろしくお願いします」というのをよく見かける。
自分は殆どの場合、
「どうかよろしくお願いします(or致します)】を使う。それに対して、「もしかしたら自分の使い方がおかしいのかな?」と、最近思っていたのだ。
ググってみて、こんな記事を見つけた。しおかぜさんの「日本語への旅」というブログで、「どうぞ」と「どうか」
ここでは、日本語入門クラスの自己紹介表現は、「初めまして。(わたしは)マイク・ミラーです。アメリカから来ました。どうぞよろしく」とあり、ご自分の書かれた「どうかよろしく……」という表現に対してうけた質問に対して
「単なるあいさつの場合は、どうぞ、でいいと思います。ただ、何か特別なお願いがあるときは、どうか、のほうをよく使います。この場合は、聴衆に対して私の話を聞いてほしい、というお願いの気持ちを強くあらわしたいので、どうか、のほうがいいと思います」
と、答えておられる。
また、相手との位置に注目してみると、「どうぞ」は話し手のほうが同等ないし上位と考えられるが、「どうか」は話し手のほうが下位に位置するイメージがあると仰有っている。自分はごく単純により丁寧だろうと思っていたのだが。また、濁音よりも清音の響きの方が好きということもある。
ここでは会話としての使い分けだが、メールではあっても書き言葉としてはどうだろう?
「どうぞよろしく」は、やはり話し言葉ではないだろうか?
先のブログでも、『一般の日常会話では「どうぞよろしく」一本槍でもさしつかえないが』ビジネス日本語の場合は、場合によっての使い分けを推奨しておられる。
Tompeiさんの、上の記事にトラックバックさせていただきました。
また、しおかぜさんの記事にもトラックバックさせていただきました。
17日追記
「どうかよろしくお願いいたします」
「どうぞよろしくお願いします」
同じように聞こえるが、「どうか」と「どうぞ」では基本的に使い方が異なる。しおかぜさんも書いていらっしゃったが、
「お隣へ座ってもいいですか」「ええ、どうぞ」これは、「ええ、どうか」とは言わない。
「どうかお願いだから、聞いて頂戴」これは「どうぞ」でも代用できるかな?
24日追記
自分は話し言葉としては「どうか」を使うことはない。しかし、書き言葉としては使う傾向にある。勿論そこに、へつらいや「どうかお願い」といった意味合いを持たせているわけではなく、単に丁寧なニュアンスがあるのではと思うのだ。
少し検証したくて、メーラーのメールを検索してみた。その結果は、「どうぞ」が圧倒的に多かった。
しかし、「どうか」を使っている人には、個人メールでもある共通点があるような気もしている。
よろしくお願いいたします。
どうかよろしくお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
この三つは、下へ行くほど丁寧ないい方(書き方)ではなかろうか。さすがに「何卒」は殆どないが、取引?関係の方のメールは、「どうかよろしくお願いします(いたします)」が多いのだ。
うーん、(話の展開は)まだ終わらないようではあるが……
違う観点から:ZとOを打つより、KとAを打つ方が簡単で早いというのもありかな?
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