彼岸の中日
お彼岸の中日である。
彼岸・此岸。川を隔てて、むこう側とこちら側。渡るまではいつまでも、むこうとこちら。
今日の朝日新聞天声人語では、折口信夫の「死者の書」について触れられていた。
読んではいないが、内容からして、大津皇子と当麻曼荼羅にちなんだ話であろうか?中公文庫にあるらしい、購入検討。
お彼岸と言えば、ぼた餅。同じものを、春はぼた餅、秋はおはぎと呼ぶ。大きさが違うといった蘊蓄もあるらしいが、咲く花に例えた話、無粋なことは言うまい。
子どもの頃、おはぎ作りは父の仕事だった。ドッサリと重量感のあるおはぎはあまりにたくさんあって、そんなに好きではなかった。
子どもの頃嫌いだった食べ物を、大人になって好きになることがある。
里芋は、正月料理の中でいつも余っていた。
祖父が送ってくれる干し柿を、私達姉妹は食べなかった。
今、ゆっくり煮含めた里芋の煮転がしは好物である。
あんなに邪魔扱いされた干し柿は、心動いても高くてなかなか買わない。
とりとめのないことを書いている、彼岸の中日。
つれあいは、今からWBCを観るらしい。
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コメント
こんにちは、ぞふぃです。
こちら東京の御中日はおだやかに晴れ上がっていい日和です。
涼さんの「とりとめのない」話題は、私とっても好きなのです。あたたかい気分になります。涼さんのお人柄ゆえなのかな・・・
WBC、我が家では今夫と息子(小2)が観戦中です。(ただサッカー小僧の息子にはずっと観ているのはつらいようで、時折様子を見に行く程度の観戦なのですが・・・)
投稿: ぞふぃ | 2006.03.21 12:48
ぞふぃさん、
ありがとうございます。昔ばなしになると、なつかしい様々なことが思い出されるのです。そして、つい先ほどのことは、忘れるようになりました(苦笑)
せっかくリードしていたのに、1点差になったようですね。
終わるまで買い物にも行けず、(やや諦め気味で)ノンビリと時間を過ごしています。
冬物衣類も、そろそろ片付ける算段をしなければ……
投稿: 涼 | 2006.03.21 14:25