蒼穹の昴:譚嗣同のことなど
「蒼穹の昴」でも高潔な人物として描かれていた譚嗣同は、実在の人で五人の同士と共に戊戌の政変で処刑された。
逃亡の勧めを断り、「改革の礎になる」と自ら捕らわれ処刑されたという。
その時の言葉。
「各国の変法は流血によらずして成功したものはない。中国では、変法のために血を流したもののあることを聞かぬ。請う、嗣同より始めん」
人物高尚にして、早くから回族の師について武術を学ぶなど実行を尊ぶところが後進に慕われていたという。
また架空の人物ではあるが、主人公春児は最後の宦官小徳張が、同じく主人公の一人梁文秀(史了)は日本に亡命した梁啓超がモデルではなかろうか。
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