クイーン【Zの悲劇】
Zの悲劇新版 | |
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エラリー・クイーン〔著〕鮎川信夫〔訳〕 出版 東京創元社(創元推理文庫) 発売日 1992 定価 \693 (本体 : \660) ISBN 4-488-10403-7-9 bk1で詳しく見る |
キーワードであるはずの、[Z]が 弱い。
本書から、サム警視(正確には退職して私立探偵)の娘ペーシェンスの登場。
最初にこれを読んだときは唐突な感がしたものだが、「Yの悲劇」から10年経過している。あんなに生き生きしていたドルリー・レーンは、病み衰えている。
観察眼の鋭いペーシェンスの手に余る事件を、レーンが消去法で解いていく。
先の2冊と同じ訳者だが、何となく違和感がある。女性が語り手であることの、言葉遣いのぎこちなさを感じるのだろうか。原書ではさほど違わないのかも知れないが。
Zの悲劇
1959年9月25日初版
1983年4月8日67版(新版)
2005年12月16日84刷
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