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2006.07.31

数独大好き

asahi.com.be、29日付フロントランナーは

「数独」パズルを世界の人の糧に
ニコリ社長
鍜治真起さん(54歳)

「ニコリ」という名前に気がついたのが先だったか、「数独」を楽しみだしたのが先だったか?

朝日新聞のクイズ欄では、「クロスワードパズル」と並列で「数字」というパズルがあった。それが、今でいう数独だったのだ。

いつ頃から始めたのか覚えていないが、面白いので掲載される度に挑戦している。パズル誌を買うほど熱中してはいないが、その内ヒマになったら買ってみたいなと思っている。
ANAの機内誌にも掲載されていて、これを解くのも楽しい。

だが、何故かパソコンでする気にはなれない。パソコンでは正解は即判るのだったっけ?

 数独ブームを、遊びの神様からの「ごほうび」という。

 「パズルはお茶漬けみたいなもの。ステーキじゃない。軽い夜食をとるように、軽い気持ちでつきあってもらえたら」

数独に限らず、楽しいパズルをこれからもよろしく!


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2006.07.30

捨てる!スッキリ生活

第23週:傘

骨が折れている傘、直して使いますか?

「使わない傘」には、3種類あるという。

壊れた傘・ビニール傘・似合わなくなった傘。

今見に行って、ビニール傘は、即処分。
次のを買ったがために使わなくなったがまだまだ充分使えるものは、数を限って予備傘として置いておく。
つれあいの傘は一旦全部出しておく。帰宅したら使っていないものは処分して貰おう (^_^;)

「似合わなくなった傘」ではないが、「赤い傘」がある。生地に艶があって結構好きだった傘だ。
しかし、小物と違って傘は面積も多く割合目立つ……

もう一つ、忘れられない傘があるが……


毎週一つずつアップして(つまり実行して)、一年経ったらスッキリしている予定だったのだが、このところとんとご無沙汰だった (-_-;)


【捨てる!スッキリ生活】索引→FC2ブログ

捨てる!スッキリ生活
2005年11月25日第1刷発行


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2006.07.29

返信用封筒の宛名

返信用のハガキや封筒の宛先(自分の名前)に、「様」をつけるべきか、つけるのは礼儀にもとるのか?

本来、自分の名前には「様」などはつけない。ルールブックにも、

宛名の敬称を省き、名前の左下に小さく「行」と書きます。
とある。

これを書いたのは、とある作家のサイトで(宛名カードなどを送る際)「自分の名前に様をつけないでほしい」というアナウンスがあったからだ。少しでも相手の手間を軽減したいということからか、最近では敢えて敬称をつけておいくよう要請されることもある。その指示には従うが、自分で書いていて何となく落ち着かないのも確かだ。

同じサイトで、本文の書き方として、最初に相手の名前を書き、最後に自分の署名をするとあった。欧文ではそうだが、日本の場合は最後に相手の名前を書くのが普通だと思っていたので意外だった。
もっとも、この方はこうしたお願いはローカルルールだと断っていらっしゃるが。


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2006.07.28

【世界で一番おもしろい地図帳】

世界で一番おもしろい地図帳
世界で一番おもしろい地図帳 おもしろ地理学会〔編〕
出版  青春出版社
発売日 2005.7
定価 \500 (本体 : \476)
ISBN  4-413-00787-5
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なぜ日付変更線は太平洋の真ん中にあるのか? ギニアとニューギニアはどんな関係? 謎の宝庫「地図」の楽しい読み方教えます!「いまさら聞けない日本地図の大疑問」「世界で一番おもしろい世界地図」に新情報を加え再編集。

朝日新聞書評欄「売れてる本」に掲載

知っているものもあり、「へー」もありというトリビア的雑学で、読んだ端から忘れていくものも多いのだが、肩が凝らずに読める一冊。話題のネタにもなってワンコイン(500円)とは安い。
順に読んでいくもよし、パラパラとめくって気になるところを読んでみるもよし。

何が一番おもしろかったかって?さぁ、それすらも早や忘れてしまった。

多少とも地理が好きだった方には、楽しめる一冊。地理が嫌いだった方も、充分楽しむことが出来る。

世界で一番おもしろい地図帳
2005年7月10日第1刷
2006年6月1日第10刷


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2006.07.27

月命日:命の重さ

横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」に、一人の女子大生が登場する。
悠木の言葉によって、自殺とも取れる死を遂げた望月亮という記者の従妹望月彩子である。昨冬NHKで放映されたドラマでは、石原さとみが演じたのであろうか?

彩子からかかってきた電話に、折り返し返事をすると言っていた悠木は、忙しさの中で忘れてしまった。
彼女は約束を違えた悠木をなじり、言う。
「人の命って、大きい命と小さい命があるんですね」

続いて、従兄や自分の父の死に対する扱いと比べ、マスコミにとっては、重い命と軽い命。大切な命と、そうでない命があるのではと迫る。


いずれにせよ言えることは、残されたものにとって、軽い命などなかったということだ。


2011年3月27日 転記


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2006.07.26

【犬と話をつけるには】

犬と話をつけるには
犬と話をつけるには 多和田悟〔著〕
出版  文藝春秋(文春新書)
発売日 2006.6
定価 \714 (本体 : \680)
ISBN  4-16-660508-9
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盲導犬クイールの訓練士が「どうしたら犬の気持ちがわかるようになるか」の問いに、犬は後悔しない、犬は褒められるのが大好きなど、犬を知るための5つの法則を挙げ答える。また、犬と過ごす毎日を日記形式で紹介する。

犬を飼いたいと思っている人・現在飼っている人に読んで頂きたい本。

まず第一章で「犬を知るための5つの法則」を、第二章では「私はなぜ盲導犬を育成するのか」、第三章は「犬と毎日をどう過ごすか」という構成で書かれている。

第一章の中で、犬というものについて述べ、犬と仲良く暮らすにはどうすればよいか、ご自身の訓練士としての半生も語りつつ楽しく書かれている。
いずれも、なるほどなぁと思わせることばかり。

「カリスマ訓練士」と呼ばれてはいらっしゃるが、おやりになっていることは犬を愛し犬が楽しく暮らしたいと思うように仕向けていらっしゃるということ。

・ 犬は明日のことを考えない
・ 犬は後悔しない
・ 犬は褒められることが大好きである
・ 犬は楽しませてくれる人が好きである
・ 犬にはそれぞれ性格がある

家庭犬に必要な三つの躾や「一から犬とやり直すには」といった項目もある。「うちの犬は……」という方は、是非本書をお読みになることをお勧めする。きっと今からでも大丈夫だろう。

犬との会話が楽しい。

たとえば著者が盲導犬候補の犬を十頭集めて

「この中で盲導犬をやる子」と聞いてみると、
「僕、待つの苦手だしな、野原を走っているほうがいいし、ちょっとパス」というのもいれば、
「人間と一緒に暮らすの平気だよ」と答えるのもいます。そういう犬に、
「じゃあ、お前、盲導犬やる?」と聞くと、
「うん、やってみる」
と、ちゃんと答えるという。著者はこれを、「犬と話をつける」と表現していらっしゃる。犬との繋がりができれば、会話も成り立つという。

もしかしたら、カリスマのやっていらっしゃることはとても常人が出来ない大変なことだと思ってしまわないだろうか。しかし、著者は淡々と、「バカになること」「本気になる」ことと、犬を訓練する心構えを述べている。
それは、親としての子どもとのつきあい方でもあり、また仕事でのリーダーシップでもある。


犬と話をつけるには
2006年(平成18年)6月20日第1刷発行


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2006.07.25

横山秀夫【クライマーズ・ハイ】

クライマーズ・ハイ
杯(カップ) 横山秀夫〔著〕
出版  文藝春秋(文春文庫)
発売日 2006.6
定価 \660 (本体 : \629)
ISBN   4-16-765903-4
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男には、乗り越えねばならない山がある-。1985年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの濃密な一週間を描いた本格長編小説。

新聞を読むとき、他社との比較をする読者は稀だろう。しかし現場(新聞社)は、そうではない。抜いた抜かれたは、記者生命をも支配する。

本書は、この夏21年目を迎える日航墜落事故を、そんな記者の一人の視点で語っていく。

新聞社内の描写には、無駄がない。キャップである悠木が記者が書いたものを半分に削ぎ落としていくように言葉は簡潔で潔い。
仕事場での罵りあいさえも、仕事へのそれぞれの情熱を伺わせてくれる。
一方で、どこにでもあるような出世がらみの確執も伺える。

しかし、現実の事故を扱っているだけに、何気ない会話のやりとりにやや神経を逆なでされる感もある。
仕事とはいえ、感情を持った(新聞)読者が相手なのだ。

21年前。写真誌で見た事故の凄惨さは忘れられない。この写真を載せる必要があるのだろうかと問い、以来殆どこうした写真誌を見なくなった。


解説子の言葉から

物語は、事故から一週間、編集局の嵐の日々を縦糸に、十七年後、かつて販売局にいた「山嵐」安西の遺児とともに谷川岳の鋭鋒、衝立岩に登る悠木のいまが横糸になって進行する。

そう、もう一つの大切な要素が、悠木と燐太郎の山行きだ。

燐太郎の登場場面。登山指導員に不審の目を向けられた悠木の前に、燐太郎が現れる。

「なんだい、安西君の連れかぁ」
指導員は途端に言葉を崩し、一切の心配事が消し飛んだ顔で腰を上げた。

この後の描写で、的確に燐太郎を紹介していく。

物語は、難関衝立岩への登攀に向かうところから始まり、登頂したところで終わる。
最後は綺麗に収めすぎた感がしないでもないが。


幾つか記録しておきたいフレーズがある。また、全面的に書き直したいような気もする。
燐太郎や佐山の描写がうまい。泣かせどころと言っては著者に失礼かもしれないが、やはり、グッと来るものがある。

P. 50

微かな落胆を感じつつも、悠木はそれに勝る安堵を覚えていた。十三年間、この日を待っていたような気がする。心のどこかでずっと恥じていたのだ、「大久保連赤」を心の支えにしてきた自らの記者生活を。


関連記事:ドラマ「クライマース・ハイ」(06.10.01)


クライマーズ・ハイ
2006年6月10日第1刷


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2006.07.24

アジアの虎

アジアの虎といっても、タイガースのことではない。

米で脅威、「虎」の正体(asahi.com.beより)

「蚊」の話題、第三弾(苦笑)。

「アジアの虎、asian tiger mosquitoes」というのは、米国へ渡って猛威をふるっている日本のヤブ蚊のこと。
20年以上前、日本が輸出した古タイヤに潜んでいて、米国本土に上陸?ワシントンにも進出したという。この蚊はナイル熱のウイルスも媒介するようなのだ。

日本では逆輸入を警戒している。 

滑走路脇は草が生え、水たまりもある。病気もちの虎が空港周辺のカラスを刺すとその体内でウイルスが増殖する。そのカラスを「親類」が刺す。さらにそれがヒトを刺せば、あっという間に蔓延(まんえん)してしまう。
滑走路脇には水たまりもあるということで、検査官がボウフラを採取して調べている。今のところ、侵入した形跡はないという。

先日書いた10円玉で蚊を撃退?に倣って、銅線を水たまりに入れておくというのは銅だろう、じゃないどうだろう。


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2006.07.23

選手兼任監督、3ヶ月を語る

スーパーサブ

「おーい、古田が出てるぞー」


「代打オレ」(と、指を自分に向け)ニヤッとする。
監督として勝つことが、こんなに嬉しいとは。

テレビを見てきた。チト、メモ代わりだが……

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蚊帳の功罪

またしても、蚊のネタ。

「サザエさんをさがして」
蚊帳
魔よけにもなる虫よけ
(asahi.combeより)


 蚊帳は虫よけばかりでなく、ある種の魔よけのような働きもして、ささくれていたりこわ張っていたりする人の心を慰撫(いぶ)するようだ。
こういう印象もあるし、また何となく家族の連帯感をもたらしてくれるようでもあった。

朝畳むのは面倒だが、わざとクシャクシャにしてそこへダイビングなどして遊んだこともある。ザラザラした固い感触が心地よかった。

最近、冷房を入れないための対策として、また殺虫剤を使わないために、蚊帳を吊る家庭もあるという。

蚊帳は、人を何となくロマンチックにさせてくれる。


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2006.07.22

今年もサマータイム

サマータイム好評、参加3年で5倍に

5倍に増えたといっても、殆どが北海道で今年初めて岩手県の奥州市も参加した。
狭い日本だが、意外と日の出・日の入りの時間には差がある。早く夜が明ける北海道ならではの参加かもしれない。しかし、市全体というより企業単位の参加で

今年初参加の恵庭市では、総務課や職員課などの計39人が7月いっぱい、実験組と非実験組に分かれる。
というところもあり、いわばフレックスタイム制のようでもある。

兵庫県や滋賀県からも視察に訪れているらしいが、都庁などではまったく検討したこともないという。

夕方早く帰る人が増えるなかでは、どうやら財布のひもをゆるめる効果もあるようだ。


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10円玉で蚊を撃退?

10円玉で蚊、撃退 日本銅センター(asahi.com)

あの10円玉で、蚊を撃退できるらしい。

 「墓地の花入れに10円玉を入れると、蚊がわかない」という言い伝えを銅センターの担当者が知って、日本環境衛生センターに実験を委託した。

色々な蚊の幼虫を、銅製の容器に入れたり銅線と一緒にガラス容器に入れたところ、羽化せずに全滅したという。

 銅を入れた容器の水からは銅イオンが検出された。濃度は最大約1ppmで人体には無害という。
ということで、緑青が少ない綺麗な十円玉を庭先などの水たまりに入れるといいようだ。500円玉だと何となく実験しにくいが、十円玉ならやってみるのもいいだろう。

銅には微生物を殺す働きがあるという。そういえば、台所の流しに設置しているゴミ入れ?も、ぬめりがつかないというので銅製にしている。

ただし、蚊の発生を防ぐということで、既に羽化した蚊を撃退できるわけではなさそうだ。


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2006.07.21

おつかれ

朝からCDの整理をする。音楽CDではない。

データが出来上がったものを焼くのはあとにして、オンラインでリクエスト頂いたものを揃える。
来週の作業用を用意する。

と、何故かこういう日に限っていくつか電話がかかってくる。
「オンラインでリクエストしたのは、予約で頂いてますがまだ順番はこないでしょうか」
「すみません、すぐ調べて折り返し連絡させて頂きます」
といった調子。

個人で関わっている団体から、会報の墨字校正の依頼が来る。データは未だだが、校正基準を送ってきた。期限は1週間。結構分量があるらしい。墨字が扱えるものしか出来ない校正だ。明かな変換ミスなどはこちらで修正してもいいらしい。但し、文章は少々つじつまが合わなくても校正基準からは外すということ。

オンラインリクエストの幾つかを片付ける。焼き直しもある。新しく登録をする図書館もある。
電話でケースはどちらがいいか尋ねる。点字を打つ。送る(のは、夜会議があるつれあいに頼む)。

1週間待っても届かなかったデータは放っておいて、今月分の粗データから作ったものを圧縮してオンラインでアップすることにする(これは夜の作業)。

懸案だったことの幾つかは片づいたが、まだまだ序盤。こうした作業を終えておかないと、原稿書きに取りかかれない。

かくして、今日も暮れていく。

一日在宅で作業をしていると、本を読む時間が取れないのが悲しい。


当日追記

校正用のデータが届いた。ワードに置き直してみると、10.5ポイントで53ページもあった。早めに取りかからないと、時間がかかりそうだ。


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2006.07.20

沢木耕太郎【杯(カップ)】

杯(カップ)緑の海へ
杯(カップ) 沢木耕太郎〔著〕
出版  新潮社(新潮文庫)
発売日 2006.5
定価 \620 (本体 : \590)
ISBN  4-10-123516-3
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日韓共同開催となったサッカーのワールドカップ。その全期間、日本と韓国のあいだを激しく移動しながら、著者が求めた「二つのもの」とは何だったのか? 『アエラ』連載の「コリア・ジャパン漂流記」をもとに単行本化。(親本の紹介文より)


祭りが終わった今、何故ワールドカップなのか。しかも4年前の。
連日繰り広げられた、かしましいとも言える報道。余り関心がなかったのだが、ふとこの本が目に留まった。すぐれたライターが書くワールドカップとはどういうものか。

本書で著者が明らかになさっているが、著者の世代は子どもの頃にサッカーに余り馴染んでいない。自分でするスポーツも、テレビ観戦するスポーツも、もっぱら野球の世代だ。
その著者なら、のめり込みすぎずに客観的なルポルタージュに仕上がっているのではないだろうか。

本書は2002年、4年前に日韓共同で開催されたワールドカップを丹念に追っている。その合間に、過去のW杯のことにも触れられていて、門外漢にも実に判りやすい。


本書をW杯後に読んだために目についた、一人の名前があった。ブラジル・トルコ戦に言及したところだ。

主審は韓国人だった。本来、韓国の審判のレベルはワールドカップの本戦をさばく域まで達していないが、日本から上川徹が出ることになり、それでは釣り合いが取れないと、韓国からも急遽出すことになったのだという。当人も本心ではやりたくなかったが、流れに押されて引き受けざるを得なかったのだともいう。
トルコは、その審判のミスジャッジで敗れた。それも運と捉えて、ブラジルにはツキがあったと、著者はこの項を締めくくっている。


試合の場面は、単に読み流しただけでよく理解できたとは言えない。サッカーに関しては、このレベルなのである。
ベッカム様がどうの、ジダンがどうしたと言ったことも、結局時の話題としては目の前を通過したとしても、それで終わりである。
先日も書いたように、上川審判の有終の美といったニュースには反応しても、日本選手については殆ど知識がない。中田が引退した。単純に惜しいという気持ちと、それも人生だという感想しかない。

反則を誘うような、接触プレー。頭突きは確かによくないが、心ない言葉は許されるのか。
いわゆるフリーガンと呼ばれる人たちの行動も理解しにくい。
国威をかけたような応援も馴染めない。


全編を通して面白かったのが、著者が韓国での拠点として借りていたアパートでの自炊だ。豪快な男の料理を披露して頂けた。


杯(カップ)
平成18年5月1日発行


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商品券に即交換できるポイント

JCBポイント、商品券に即交換 阪急百貨店で開始(asahi.com)

これは、利用額に応じてたまるポイントを百貨店で好きなときに商品券に換えて買い物に使えるというもの。こうしたポイントサービスで一番良いのは、商品券や図書カードだ。銀行の利息などよりはるかにお得度がある。もっとも買い物をすることが前提なので、お金が貯まるわけではない。その辺りをしっかり踏まえておかないと、ポイント獲得が目的になっては本末転倒である。

百貨店独自のカードとは別なのだろうか?
このカードは、今のところ大阪の阪急百貨店梅田本店と東京の有楽町阪急で導入されるらしい。

JCBは阪急百貨店を手はじめに、全国の百貨店やショッピングセンターへも新サービスを広げる考えだ。
ということだが、一枚のカードで他の百貨店も同じサービスが受けられるのは便利だ。 もっとも、割引など百貨店独自のサービスは対象外になるのだろうか?


当日追記

阪急百貨店のペルソナカードをJCBにすればよいという解釈でいいような気がする。
逆に言うと、JCB社が提携する各百貨店でこのサービスを拡げていくことになるという意味でいいのかな?


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2006.07.19

奥田英朗【イン・ザ・プール】

イン・ザ・プール
イン・ザ・プール 奥田英朗〔著〕
出版  文藝春秋(文春文庫)
発売日 2006.3
定価 \500 (本体 : \476)
ISBN  4-16-771101-X
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どっちが患者なのか? トンデモ精神科医伊良部の元を訪れた悩める者たちはその稚気に驚き、呆れ…。水泳中毒、ケータイ中毒、ヘンなビョーキの人々を描いた連作短篇集。
奥田英朗は、以前「最悪」をチラッと読んで嫌悪感を抱いて以来避けてきた。 この伊良部先生シリーズは面白いとどこかで聞いて、何気なく購入。

これには、五編の短編が収録されている。
主人公は、当然神経科の患者である。真面目すぎた会社員。自意識過剰なコンパニオン。中学時代に登校拒否を経験している高校生。優秀なルポライター。

最初のうちは、面白いことは面白いがあまり夢中になれないなと思っていた。シリーズ物だとしても、本書一冊で充分な気がした。
それが、四つ目の「フレンズ」あたりから何だか侮れなくなってきた。本当はネクラな高校生が精一杯明るく振る舞って友だちと繫がっていないと不安になっている。その為の手段がケータイなのだが、妙に現実味がある。

変わった治療をする伊良部先生だが、マユミちゃんこと看護婦もただ者ではない。
どうやら、伊良部先生の術中に陥って、次作も読むことになりそうである。


イン・ザ・プール
2006年3月10日第1刷
2006年6月10日第5刷


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2006.07.18

学校にも冷房

都立は検討中・広がる自腹・お手上げ指定市
冷房どこまで公立学校
(asahi.comBE欄より)

学校にも冷房が入るようになりそうだ。いや、大阪府の公立高校では全部の普通教室に冷房が入っているという。さすがに小・中学校までは全部とはいかないようだが、もう冷房慣れした身体には、暑い学校では過ごせないのだろう。

 文部科学省が04年8月に調べた全国の公立小中学校の普通教室の設置率は6.2%。

しかし、学校というのは広いスペースがあり、そこを一陣の風が吹き抜けていくときの爽快感は、また人口の風とは違ったものがあったような気がするが。
いや、やっぱり暑かった。しかし、感覚的なものは年月がたつにつれて忘れていくものなのだろう。

それより、水を飲んではいけないクラブ活動の方が辛かったかもしれない。
知人が、屋内でも湿度が高いと熱中症になることがあるということを教えてくれた。冷房は必要になってくるのだろう。


それにしても、やはり全体に暑くなっているのだろうか?


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2006.07.17

コメントに不具合

頂いたコメントが表示されない不具合があるというmixiでの記事があった(註1)。

ところが今日、2件のコメントにお返事を差し上げたうちの一つ(涼のコメント)が、右サイドの「最近のコメント」に反映されていない。(二つのコメントのうち、先に書いた方)
記事の下にはちゃんと出ているし、管理画面のコメント一覧にも表示されている。

そこでそのあとへもう一度書くと、今度はどうやらその分だけが表示されたようだ(註2)。
(註2)クリックすると、そのコメントへ飛んで、その前のものは一つ上へ戻る必要がある。

(註)1の例は、管理者以外の複数のコメント者の一部が表示されないというもの

と、そこへアリスさんの記事やっぱり不具合発生・・・。それによると、ご本人のコメントが表示されなくなったという。

以前もコメント関連の不具合をココログへ問い合わせたところ

「ココログベーシック」での実装機能以外の各種カスタマイズに関しましては、自己責任となります為、動作保証はいたしかねます。(アリスさんのブログより引用)
という回答が返ってきたという。

冗談じゃない。ココログツリーにしたための不具合ではなく、メンテナンス後に発生したトラブルなのだ。

@niftyお問い合わせ窓口では、以前かなり不誠実な対応にあったので、それ以来非常に不信感を抱いている。


今回のメンテナンスでは、状態が非常に改善された。それが当たり前とはいえ、スタッフのご苦労は大変だったとは思う。
願わくは、「改善してやった」ではなく、この当たり前の状態がずっと続くよう、またこうして出てきたトラブルには真摯に対応していただけるようお願いしたい。


上記アリスさんの記事に、トラックバックさせていただきました。


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阪神のネイルシール

阪神のネイルシール開発 互いに「正念場」と担当者

ツメが甘くなりませんようにという願いも込められているらしい。

阪神タイガース公式サイト内「T―SHOP」のバラエティグッズ2で販売している。

厚さ0.04ミリと軽く、デザインは5種類。12枚入り1050円

こんなの付ける人がいるのだろうか?
それにしても、色々なグッズを売っているもんだなぁ。


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2006.07.16

さわる文字、さわる世界

さわる文字、さわる世界文字が読めない人がいる場合、誰もが最初に考えるのは文字の形を如何に解るように表現するかということなのだろう。


ひもの結び目で文字を表す結び文字や、アルファベットやイロハの形を木片に浮き彫りにした凹凸木刻文字など。
それらは、かろうじて読むことは出来てもスピードは遅く、また自分で書くことは出来なかった。

19世紀初頭、シャルル・バルビエによって発明された点字は、点の組み合わせによって文字を表す。ルールを理解していないものにとっては単なる点にしか過ぎないが、これは実によくできた文字だ。
日本には明治時代になってから入ってきたが、これを応用して日本語に合う点字表記に改良したのが、石川倉次である。

さて、国立民族学博物館の企画展として、「さわる文字、さわる世界」が開催されている(9月26日まで)。
符号文字としての、むすび文字、折紙文字、通心玉。凸起文字としての、こより文字、松ヤニ文字、ろう盤文字、瓦文字、木刻漆塗文字、木刻凸凹文字など。
また凸文字で書かれた新約聖書、音楽や鍼灸の教科書なども展示してある。

「さわっておもしろい物」としては、富士山の模型や凸形の京町図・地球儀。算木や様々な算盤。
ふれ愛観音像、神社の模型、浮きだし絵画、7種類のバードカービングもある。
さわらなければ解らないこと、さわって知る物の材質や温度など、触覚の力を知る。

会場は常設展のなかにあるが、見学者は少ない。

関連リンク:フランダースの犬


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2006.07.15

連城三紀彦【嘘は罪】

嘘は罪
嘘は罪 連城三紀彦〔著〕
出版  文芸春秋(文庫)
発売日 2006.6
定価 \660 (本体 : \629)
ISBN   4-16-742015-5
bk1で詳しく見る
電車の中で突然、高価な花束を渡してきた、見知らぬ年下の男の真意は? からみあう愛と憎悪、そして物語はめくるめく結末へ…。表題作ほか、様々な恋模様を鮮やかに切り取った12の短編小説集。

親本は、「夏の最後の薔薇」だったのを、文庫化にあたり改題された。こちらの題の方が、よかったような気がする。


連城三紀彦は、裏切りの名手である。今回も「嘘」と「浮気」をテーマに、12の短編が並ぶ。
最初の「夏の最後の薔薇」が、儚げな若者の気持ちを写しているようだったが。それにしては、携帯電話での話に矛盾がある。
標題になった「嘘は罪」は、二転三転する嘘が技巧的すぎて好感が持てない。

と書きながら読み進めていくうちに、段々食傷気味になってくる。オール読み物に3年越しで連作のように掲載されていたものだけに、その折々に読むにはいいのだろうが、こう続け様に出てくると全体に嘘っぽい話が多いだけに、余り説得力もなく面白いものばかりとは言い難かった。

最後の「雨だれを弾く夏」は、松本清張の「潜在光景」だったかに同じようなテーマのものがあって面白かった。げに、子どもは鋭くそして残酷である。

当初から意図されていたのだろうか?解説でも触れておられたがタイトルの並べ方が面白い。

夏の最後の「薔薇」→「薔薇」色の「嘘」→「嘘」は「罪」→「罪」な「夫婦」→「夫婦」未「満」→「満」天の「星」→「星」「くず」→「くず」れた「鍵」→「鍵」孔の光(ひ「かり」)→仮(「かり」)橋(「はし」)→(「はし」)走り「雨」→「雨」だれを弾く「夏」→「夏」の最後の薔薇


嘘は罪
2006年6月10日第1刷


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2006.07.14

絲山秋子【沖で待つ】

沖で待つ
沖で待つ 絲山秋子〔著〕
出版  文芸春秋
発売日 2006.2
定価 \1,000 (本体 : \952)
ISBN   4-16-324850-1
bk1で詳しく見る

第134回芥川賞受賞作

仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。そんな同期の太っちゃんが死んだ。約束を果たすべく、私は彼の部屋にしのびこむ-。仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く表題作のほか、「勤労感謝の日」を収録。

何とも切なくて困った。淡々としかし一生懸命生きて、あっけなく死んでしまった太っちゃん。

導かれるように見納めだと思って死んだ太っちゃんの部屋へ入った[私]は、そこで太っちゃんと会話をする。物語はここから回想シーンとして二人の交流を描いていく。それが、『男女の信頼と友情』であったのか。

俺は沖で待つ小さな船でおまえがやって来るのを
俺は大船だなにも怖くないぞ

亡くなった人たちは、黙って沖で待っていてくれるのだろうか。今は、これ以上書けない。


絲山秋子という名前は、「逃亡くそたわけ」という本を書いた方というくらいの認識しかなかった。名古屋圏の方かなと勝手に推測していたのだが、その方の芥川賞受賞を聞いた時、前回に続いてこういう方が評価されてよかったと思ったような気がする。

著者について朝日新聞BE欄に出ていたことを思いだし、あらためて読んでみる。
「逆風満帆」作家 絲山秋子(上)
「逆風満帆」作家 絲山秋子(中)
「逆風満帆」作家 絲山秋子(下)


本書に同時収録の「勤労感謝の日」は、文句なしに面白かった。
何だか急に、他の作品も読んでみたくなってきた。


沖で待つ
2006年2月25日第1刷発行
2006年5月25日第6刷


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メンテ終了 つづき

夕方書いた予定稿がアップされていなかった件ですが、メンテ終了後(今日の17時以降)に設定していた分はアップされていました。
12日付のものは、まだ「公開待ち」のままです。ちょっとガッカリです。


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2006.07.13

LAMYサファリのブルー

Lamyblue2


先日立ち寄った文具店であった。しかもFが。殆ど諦めていたので、即購入。店主らしい方が、「これは大阪へは余り入らなかったのですよ」と仰有って大事そうに梱包してくださった。
この人も、本当に文具がお好きなのだろうと思った。


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メンテナンス終了

メンテナンスが終わりました。

アクセスは、非常に良好です。ただ、昼間であることと、ユーザーが終了後しばらくはこれまでの経緯からアクセスを控えていることも考えられるため、今後を見ないと本当のところは判りません。
また、今後ともこれがごく普通であって欲しいものです。

少し気になったのは、

※2 メンテナンス時間中に公開するよう設定していた場合は、メンテナンス 終了後に公開処理されます。メンテナンス中は公開処理されません。
ということだったのに、(どうなるかなと12日付で一つ設定しておいた)予定稿は反映されていません。手動で公開にしなければならないのでしょうか? 午後5時過ぎにも一つ設定しているので、それで様子を見たいと思います。

お知らせココログ

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2006.07.12

捨てる!スッキリ生活

第49週:家電

買い替えたのに、なぜ残す
買い替えたあと、今までの炊飯器を取っておいても、新しい炊飯器を買った申し訳にはならないという。


これは、結構スッキリと整理できている。買った時に、電気屋さんが「どうされますか?」と聞いてくれて引き取ってくれたことが多かったのだ。
一時期は、市で引き取って貰う方が安くつくと勧めてくれたこともある。

しかし昨今は、家電リサイクル法での始末が必要になってきた。取っておいても、あとに残ったものの負担になるだけだ。買い替え時には、処分も考えて購入する必要があろう。


【捨てる!スッキリ生活】索引→FC2ブログ

捨てる!スッキリ生活
2005年11月25日第1刷発行


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2006.07.11

ココログメンテナンス

ご訪問いただき、ありがとうございます。

ココログでは、今日11日(火)の14時から明後日13日(木)の14時まで、大規模なメンテナンスを行います。
その間、申し訳ありませんがコメントやトラックバックを頂くことが出来ません。
閲覧は通常通り可能とのことです。

メンテナンス中は、フリーのココログニャムとアローで営業?(苦笑)いたしておりますので、よろしくお願いいたします。


以下、メンテナンスの詳細です。

========================================================
 詳細情報
========================================================
◇メンテナンス日時
2006年7月11日(火)14:00~7月13日(木)14:00の約48時間

◇メンテナンス目的
データベースソフトおよびオペレーティングシステムのバージョンアップ
を行うことで、ココログデータベースの大幅なレスポンス改善を図り、ご
迷惑をおかけしているココログ管理画面の操作が重いなどの状況を解消す
ることです。
大幅なレスポンス改善を実現できれば、各種不具合の原因となっている
キャッシュシステムを外すことができます。「他人の記事が表示される」
などのキャッシュシステム関連の不具合も一挙に解消することが可能です。

◇ご利用いただけなくなるサービス
・ココログベーシック・プラス・プロ
-管理画面へのアクセス
-管理画面上の各種操作(記事投稿など)※1
-トラックバック/コメントの受けつけ
-モブログからの投稿
-ココログの新規登録/解除
-ココログ出版
-ココログデザイン
-公開日時指定機能 ※2

・ココログフリー
-ココログデザイン

※1 XML-RPC/ATOM API経由での記事投稿も出来ません。

※2 メンテナンス時間中に公開するよう設定していた場合は、メンテナンス
終了後に公開処理されます。メンテナンス中は公開処理されません。

※ ベーシック・プラス・プロ、及びフリーともココログの閲覧は
通常通り可能です。

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朝食の是非

最近、小山内宏氏の「生活習慣病に克つ新常識」を検索して来られる方がいらっしゃる。
また、「朝食の必要性」や「朝食抜き」も、ヒットしている。

しかし、育ち盛りの子どもとエネルギー消費の少ない大人とでは、同列に論ずることは出来ないと思う。

子どもにとっては、やはり朝食は大切なもので、動きの少ない大人がたくさん食べるのは問題もあろうということ。当然、中味のことも考慮する必要があろう。

何事も、一括りにしてしまうのは危険だ。


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2006.07.10

3位決定戦の上川主審

上川氏が的確ジャッジ 3決で日本人初の主審担当(asahi.com)

こういうニュースを読むと、嬉しくなってしまう。

日本人の審判が、決勝トーナメントを担当したのは初めてだという。

毎日新聞でも

サッカー:ドイツW杯 3位決定戦 上川主審、最後の晴れ舞台堂々

ポルトガルのスコラリ監督は「とても良かった。多くの人が、日本の審判がこれほどのレベルだとは思っていなかったはずだ」と賛辞を惜しまなかった。


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三厩

「鉄路を歩く」といっても、実際に歩くわけではない。

以前も書いたような気がするが、歩いた距離を鉄道路線に換算するのである。今読んでいる本に三厩(みんまや(註))という駅が出てきたので思いだしたのだ。

(註)当時は「みうまや」と読んだ。

息子達が小さかった頃、長男が喘息持ちだっので(鍛える意味もあり)よく散歩をした。ただ歩くだけではせいがなかろうと、ある程度貯めて(記録して)おいて歩いた距離に匹敵する鉄道の距離を地図に色えんぴつで塗っていったのだ。

徹也が選んだのは東北本線だった。広島出身のつれあいが山陽本線で、娘は北海道。自分は一番馴染みのある東海道線。長男は短い距離の路線を選んでは、ちょくちょく完走?するのを楽しんでいた。
その一つが津軽線で、この時初めて三厩という駅を知った。ここから竜飛岬行きのバスが出ている。義経がここから蝦夷地へ渡海したという伝説があるそうだ。


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2006.07.09

ダイヤルアップ回線

このところのココログの激重状態は、ダイヤルアップ回線でブロードバンドの環境が必要なことをしようという無謀さに思える。

それでもいいと割り切って、腰を据えて時間をかけて記事のアップなど楽しむのもいいのかもしれない。

それにしても、どうしてこんなに重いのだろう? あと三つ、ほぼ毎日更新しなければならず、正直時間がもったいない。
皮肉なことに、フリーはまったくストレスなく動いている。


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2006.07.08

古田敦也氏のインタビュー番組

社長テレビというのがある。
その中のインプレッションストリームという番組?で、東京ヤクルトスワローズのプレーイングマネージャー、古田敦也氏がインタビューを受けていらっしゃる。

古田の野球道というタイトルで、6月23日(金)から始まっていて、昨日が第3回。全5回の予定だ。

第一回目は「プロを目指して」。二回目が「社会人野球からプロへ」。昨日の第三回目は「東京ヤクルトスワローズ」球団名に込めた想い。

小学校時代は何の疑いもなく「大きくなったらプロ野球選手になりたい」と言っていたこと。それが中学くらいで周りが見えてくると、プロと言うのは本当に限られた人しかいけないということが判ってきたこと。
大学へ入った頃は、野球をするつもりはなかったが、先生に誘われて親と学資の相談をしたこと。ムリだろうと思いながらしていたが、その内欲が出てきたこと。
4年生の時、日米大学野球の一員に選ばれた頃からプロを意識し始めた。

ところが、内々で話が来ていたのにもかかわらず、ドラフトで指名されなかった。これは「勝負脳を鍛える」でも語っておられたが、非常にショックだったようだ。
間違いなく選ばれると思っていたから就職先もない。
ドラフトに選ばれなかったことより、就職できないことがショックだったという。幸いトヨタ自動車など、ドラフトに落ちた有望な選手を迎え入れてくれる企業が幾つかあったので助かったという。

ドラフトに選ばれなかったのは、メガネのせいもあったのだという。そういえば阪神の誰かが「メガネをかけた捕手が要らない」と言ったとかいう話を聞いたことがある。阪神のアホさ露呈!
目が悪いのはしょうがないではないかと、氏は力を込めて仰有る。それならばと、矯正して出来ることを自ら証明しようとなさった。
だから、少年たちが目が悪いのを理由にして止めることもないし、逆にそれを理由にして努力しないのはナンセンスだとまで言いきる。

野村監督についても言及しておられた。非常に厳しい方で、それは一般の想像以上だということ。突き刺さった矢が3日くらい突き刺さったままであるという表現にそれは表れている。勿論、その教えを尊敬して来られたのも確かだ。

監督として、東京という名を球団名に冠したことについての話が面白かった。関西人である古田氏だが、東京の真ん中にある球場を一種遊び空間としてもとらえて貰おうと、色々な企画をしていらっしゃる。それは、「スワ通」からも伺える。
ジャイアンツが捨てた「東京」をいう名を頂きましょうというアイデアは秀逸である。

にわかヤクルト(ミーハー)ファンとしては、一度神宮へ行ってみたいものだ。


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2006.07.07

【あなたのために】

あなたのためにいのちをささえるスープ
あなたのために 辰巳芳子〔著〕
出版  文化出版局
発売日 2000.12
定価 \2,730 (本体 : \2,600)
ISBN   4-579-20825-0
bk1で詳しく見る
スープと人のかかわりの真髄は「一口吸って、ほっとする」ところ。すまし汁、みそ風味の汁、ポタージュ、ポトフなど、一口飲んで、肩がほぐれるようにほっとする数々のスープレシピを紹介する。

「お祝いは何がいい?」
「仕事」
「うーん、家なら何とかなるけど、仕事はねぇ」

北の国へ嫁いでいく若き友人との会話である。

その彼女が幾つかリストアップした中の一つが、本書だった。他にも台所用品など細々とした「欲しいもの」はあったのだが、好みもあること故 本ならまちがいない(が、「家」との落差を見よ!)

さっそくBK1で取り寄せて見て、自分が気に入った。彼女にはまた注文することにして、これは自分用にする。
著者辰巳芳子氏の、スープに込めた願いがある。

・ 人が生を受け,いのちを全うするまで、特に終りを安らかにゆかしめる一助となるのは、おつゆものと、スープであると、確信しております。願わくは、日本の病院食にこの本が貢献しうる日がありますように。
・ 学童、中高生の給食には、安全な農作物、雑魚の出汁、日本大豆のみそで作ったみそ汁を実現させたいのです。
国家予算が動いてもよいほどに、価値あることだと思います。(「価値あること」に傍点)
・ もっとも切なる願いは――
家庭生活の愛と平和を、おつゆもの、スープが、何気なく、あたたかく、守り育ててくれますように。スープは家庭生活のとりでであるとさえ思います。

ともすれば、メインディッシュの前の副菜扱いのスープ。だが、サブタイトルに「いのちをささえるスープ」とあるように、これは著者が心を込めて嚥下困難な父上のために作られたスープがもとになっている。

また、「色の名前」と似た表紙絵は、バウハウス美術館の作品を使っておられる。頭の中にあるものを色と形で提示されたと、表紙として使うことの許可を求められたのだという。

著者は「スープの会」を主催し、自宅等で教室を開いて教えていらっしゃる。


関連記事
あなたのために(06.10.04)
ミキサーを買った(06.11.05)


あなたのために
2002年9月2日第1刷
2006年5月8日第31刷


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昼でも重たいココログ

12時台に管理画面を開こうとしたが、なかなか開けない。

記事を書いてアップしようとしたが、時間がかかる。修正記事送信中にエラー画面が出る。何故か同じ記事が二つに増えている。

昼間もこれでは、考えてしまう (-_-;)


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2006.07.06

クリスティ【複数の時計】

複数の時計
複数の時計 アガサ・クリスティ浅田 次郎〔著〕・橋本福夫〔訳〕
出版  早川書房(ハヤカワ文庫)
発売日 2003.11
定価 \882 (本体 : \840)
ISBN  4-15-130029-5
bk1で詳しく見る

2003年初版ということで未読のクリスティ。発表されたのは1963年と、彼女の最晩年にあたる。
諜報活動と殺人の二つが絡み合った、クリスティらしいミステリー。
しかし、ポワロは引退してかなり経っており、登場の機会も少ない。

重要人物の一人が、全盲の教師である。彼女に対する表現や他の人の接し方に興味深いものがあった。しかも、点字が大きなキーポイントでもあるのだった。

最終的に犯人をしめす伏線が巧みだ。しかし、

あの女の人の言ったことが、ほんとうだとは思えないので、げんにわたしは……
これは敢えて『あの女の人』と訳してあるのだろうか?これだと、この証言者はエドナが始めて見た人ということにならないか?ここは「彼女」もしくは「あの人」でないと、エドナが差したのが違う女性だととられてしまい、重要なキーワードにならないような気がする。少なくともエドナ殺しの犯人はこれで特定されてしまうはずだ。

コリン・ラムの父親は誰だったのか、以前読んだものに登場しているはずだが 思い出せなかった。


複数の時計
2003年11月15日発行


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2006.07.05

保険証なく受診控えた死

国保滞納で保険証取り上げ、受診抑制の21人死亡(7月4日付asahi.com)

1年間国民健康保険料を滞納すると国保「保険証」を返還しなければならない。その場合に発行されるのが「国保被保険者資格証明書」というもの。

これは、『通院などの際、被保険者証の代わりに医療機関に提示するもの』だという。但し、保険証を利用しての診察での会計が3割負担なのに対して『保険が適用されないため、10割での支払いが求められる』という。

そして、『 いったん資格証明書が交付されますと、通常の被保険者証に切替えるには滞納分の全額が完納するか、あるいは全額完納と同等程度の著しい滞納の改善が必要』となる。(引用は、静岡県島田市のHPより)

この新聞記事には、資格証明書での診察だと一旦診療費を全額払わなければならないため、病院へ行くのが遅れて手遅れになった例がいくつか掲載されている。
亡くなった21名のうち、11名が一人暮らしだったという。

資格証明書の交付は87年から始まり、国民健康保険法の改正で00年度から市町村に交付が義務化された。厚生労働省国保課は「まじめに払っている人に不公平感を生じさせず、滞納抑止の効果がある」としている。

一方、同じ朝日新聞の3日付夕刊には「ブラックジャック達」と題した連載に、聖路加国際病院の日野原重明理事長の

心臓の病気は、問診だけで6割わかる。聴診器による診察も加われば7割わかる。
という言葉が掲載されていた。『日本では、一番大事な問診や診察が軽視されている。』と憂いておられる。確かに、記事にもあるように病院へ行くと検査・検査であちこち廻される事が多いし、検査料は高い。

一概に同列には論じられないだろうが、医療費と保険料との相関関係はどれくらいあるのだろう?


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検索窓設置

フリーのブログに、検索窓を付けることにした。以前ここへ付けたあと、三つほど付けて便利に使っている。

そこで、マイリストのリンクから新しく「サイト内検索」を作成。スクリプトはここのものをコピーしてみた。この段階では、先に同じもので済ませたような錯覚に陥っている。

まず、「リストの名前」は非表示にしたいのに、いくら<!-- -->で囲っても表示されてしまう。ここと同じようにしているのに何故だろう?
その内にようやく思い出した。フリーではこの操作が効かないのだった。いつぞやKOROPPYさんやtakoさんに教えていただいていたことをようやく思い出した次第。

さて、そうして付けた検索窓だが、言葉を入れてもうんともすんとも言わない、というか、動かない。
やっぱりなぁ、そのままコピーしたのではダメだよなと、暴想さんのブログへお邪魔して注意書きを読む。一部書き換えなければならないのだった。(註→最後尾)


一度したことでも、日が経つと忘れてしまう。

ところが、ある分野では、まず何を質問されても殆ど答えることが出来る。これは日常的に使用しているからだし、ある程度勘が働く部分もあるからだろう。

しかし、記憶力がめっきり衰えて来た事実は否定しようがない (-_-;)


2006年11月9日追記
暴想のなおゆきさんがバージョンアップなさったので、書き換えは要らなくなりました。


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2006.07.04

ココログ開かず

さきほどから管理画面に入りづらい状態が続いている。アップは可能だろうか。
と、昨夜同じようなことを桜桃さんが書いておられた。但し、(自分は)モブログではなくようやく開いたここから書いている。

帰宅してここ(管理画面)を開けようとしたのは、まだ18時半になっていなかった。段々早い時間から繫がりにくくなるのだろうか?

とりあえずアップしてみよう。後刻修正するのは難しいかも知れないが。


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2006.07.03

ココログメンテナンス

今月11日からココログのメンテナンスがある。2日以上かけるという大層なものだ。勿論、これでこれまでの色々な不具合が解消されるのなら言うことはないのだが、一抹の不安は残る。

さて、昨夜もココログは激重だった。記事一覧を出すのさえ、何分もかかる。好ましくないトラバを消すにもなかなか消せないという状態が続いた。


いつもは空いている午前のこの時間帯でも、記事のアップにエラー表示が出た。ここではなく、はるかに軽い内容のココログでの話だ。「ブログを表示」してみると修正記事はアップされていたが、そのままで大丈夫なのだろうか?内部で何か不具合が発生しているのではなかろうか?


ココログメンテナンス実施のお知らせ(7/11-7/13)


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ビーケーワンでプレゼント

今オンライン書店bk1で本を買うと、プレゼントがついてくる。

税抜きで1万円以上購入すると、ビーケーワンのギフト券1000円分、ビーケーワンのポイント1000点(1000円分)又はオリジナルタンブラー。
5000円以上で、それぞれ500円分またはオリジナルトレシー。
ほぼ一割引ということだ。

ただ、期限は7月3日までなので、慌てて、何点か注文した。


ビーケーワン


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2006.07.02

原リョウ【さらば長き眠り】

さらば長き眠り
さらば長き眠り 原リョウ〔著〕
出版  早川書房(ハヤカワ文庫)
発売日 2000.12
定価 \840 (本体 : \800)
ISBN   4-15-030654-0
bk1で詳しく見る
私立探偵沢崎シリーズ長編第三弾。5年の歳月をかけ、ついに完成。「そして夜は甦る」「私が殺した少女」の前二作で一世を風靡したハードボイルドの旗手が、長い沈黙を破り、世に問う渾身の一作。

今回も、PL学園や阪神タイガースが登場したり、現実の事件によって世間の動きを知らせる手法は相変わらずだ。
また、アウトサイダーや不機嫌な警部とのやりとりもお馴染みだ。


さて、今回の依頼人魚住彰は、一旦は依頼を断る。しかし、沢﨑は魚住のことが気になって仕方がない。何かあれば相談せよといって沢﨑を紹介した元少年相談員の草薙は『あの青年にはどういうわけか人をそういう気にさせるところがあるようだな』と言う。甲子園にも出場したことのある魚住は、体格も立派だ。その後巻き込まれた事件で陥った窮地も、一人で切り抜けた。家庭環境の難しい陰も引きずっていない。草薙は言う。

いつ会っても礼儀正しくて、落ち着きのある好青年なのだ。それがどういうわけか、こっちが世話を焼かずにはいられないような気持ちにさせられる。

しかし、次々と暴かれていく事実は、魚住にとって更に過酷なものだった。
魚住の襲われ方などに多少違和感があるが、一件無駄と思えるサイドストーリーも、巧妙な伏線と取れないこともない。


ここまでの三作でずっと名前だけの登場だった渡辺についてもけりがつき、本書で一旦沢﨑ものは終結をむかえるようだ。
しかし、「愚か者死すべし」という2004年刊行の新シリーズが始まったようであり、これの文庫化が楽しみだ。


「あとがきにかえて――世紀末犯罪事情」と題して文庫化の際に書き下ろされた「死の淵より」が、気の利いた掌編になっている。


さらば長き眠り
2000年12月15日発行

原リョウ【天使たちの探偵】


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2006.07.01

ビルのお別れ会

28年前に、明かりを求めて立てられたビル。
ヘレンケラー女史の『あなたのランプの灯をもう少し高くかかげてください』という言葉が、玄関に掲げられているビル。

土地を提供して下さった方、金策に応じて下さった方達。
理想に燃えた若かった職員達の熱意で、今のこの施設はある。

多くのボランティア達を育み、利用者にとっては文字通り明かりだった。

このビルが、建て替えられることになった。2年後には、新しい形でのオープンとなる。
そのお別れ会が、今日あった。工夫されたプログラムで、建設当時を偲びつつ和やかなひとときが流れた。

その後、身近な方達の飲み会に招待していただき、先ほど帰宅したのだった。


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