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2006.07.06

クリスティ【複数の時計】

複数の時計
複数の時計 アガサ・クリスティ浅田 次郎〔著〕・橋本福夫〔訳〕
出版  早川書房(ハヤカワ文庫)
発売日 2003.11
定価 \882 (本体 : \840)
ISBN  4-15-130029-5
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2003年初版ということで未読のクリスティ。発表されたのは1963年と、彼女の最晩年にあたる。
諜報活動と殺人の二つが絡み合った、クリスティらしいミステリー。
しかし、ポワロは引退してかなり経っており、登場の機会も少ない。

重要人物の一人が、全盲の教師である。彼女に対する表現や他の人の接し方に興味深いものがあった。しかも、点字が大きなキーポイントでもあるのだった。

最終的に犯人をしめす伏線が巧みだ。しかし、

あの女の人の言ったことが、ほんとうだとは思えないので、げんにわたしは……
これは敢えて『あの女の人』と訳してあるのだろうか?これだと、この証言者はエドナが始めて見た人ということにならないか?ここは「彼女」もしくは「あの人」でないと、エドナが差したのが違う女性だととられてしまい、重要なキーワードにならないような気がする。少なくともエドナ殺しの犯人はこれで特定されてしまうはずだ。

コリン・ラムの父親は誰だったのか、以前読んだものに登場しているはずだが 思い出せなかった。


複数の時計
2003年11月15日発行


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