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2006.09.13

【作家の猫】

作家の猫コロナ・ブックス
作家の猫 コロナブックス編集部〔編〕
出版  平凡社
発売日 2005.5
定価 \1,680 (本体 : \1,600)
ISBN   4-582-63422-2
bk1で詳しく見る
漱石の「吾輩」から、南方熊楠、谷崎潤一郎、藤田嗣治、大仏次郎、稲垣足穂、幸田文、池波正太郎、田村隆一、三島由紀夫、開高健、中島らもの「とらちゃん」まで、猫を愛した作家と作家に愛され、描かれた猫たちのアルバム。

つぶらな瞳で、じっと飼い主を見つめているのは中島らも氏の愛猫、とらちゃん。この表紙の写真を見るだけで、メロメロになりそうだ。
室生犀星と一緒に火鉢に手をかけているのは、ジイノちゃん。裏表紙の写真である。犀星は、ジイノちゃんのために火鉢のヘリをみがき、火力調節をおこたらなかったという。

文豪と言われた人たちも、猫を相手だと違った顔を見せる。

「我が輩」しかり。「品がいい、利口そうな顔」とベタほめしたのは、谷崎潤一郎だ。
内田百閒は、飼っていたノラという猫が失踪したと言って、泣き暮らす。
ヘミングウエイは、猫を抱いてタイプライターを打った。


胸椎カリエスで車椅子生活を送っていた仁木悦子は、猫からミステリー執筆のヒントを貰っていた。
開高健の愛猫は、主に似てはいないだろうか?


それぞれゆかりの方達が書かれた文章を読むもよし。
ただただ黙って写真を眺めているもよし。
さすれば、こちらの頰もゆるんでくるのである。


作家の猫
2006年6月25日初版第一刷発行


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コメント

こんにちは。
まだこの本は手にしたことがなかったのですが、単なる猫の写真集よりずーっと楽しめそうですね。
猫好きで文章好きにはたまらない本のような予感がします。雨がやんだら探しに行こうかな。

投稿: ダイヤグラム | 2006.09.14 09:24

ダイヤグラムさん、

楽しい本ですよ。
作家達が、皆さんいいお顔をなさっているの。
大佛次郎家の(ネコの)食事中なんて、すごいですよ。


投稿: | 2006.09.14 22:54

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