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2006.10.08

ドラマ「クライマーズ・ハイ」後編

後編の山は二つ。スクープ記事と投書だろう。

事故調査官の「圧力隔壁」という言葉を聞いた風水? が、須山とともに確証をつかみに行く。
編集部挙げて取り組み、深夜の販売部との闘争?を経て悠木が選んだのは、最後の詰めを得られないがための撤退だった。

その日午後、悠木は安西の元山仲間(伊武雅刀)に会いに行く。そこで聞かされた安西の「プロとアマの違いは、何か。最後に無理だと思ったときに、山を下りるのがプロだ」という言葉。
又同じ午後、地元の新聞が一番詳しく報道してくれるのではと訪れてきた遺族の母子の語った「本当のことを書いて下さいね」も、影響しているだろう。


もう一つの読書欄への投書は、望月彩子(石原さとみ)が持ってきたもの。
悠木はこれを、望月への贖罪としてではなく掲載を頼んだという。載せることで、翌朝は抗議電話の嵐になり、悠木は本社を追われることになる。
この時、停年一年前の読書欄担当者(岡本信人)が、「掲載を決めたのは自分だ。」という一言。ともすれば書くだけが新聞社の華と捉えがちだろうが、新聞を支えているプロは記者だけではない。

掲載を知った彩子は、震える。その彩子に、悠木は言う。「怖いですか。怖かったら、これからも書き続けて下さい」と。

原作では、彩子は北関に入社するのだが、女性記者に活躍する場はあるのだろうか。
『男には、乗り越えねばならない山がある』とあったように、いわゆる男の職場に於ける女性の働き方も興味あるところだ。一時はなりたかった仕事だけに、最近の事情など知りたい。


最後は原作と同じ山で終わる。しかし、見上げる槍の、なんと恐ろしいことか!これはやはり、映像の力だ。


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コメント

涼さん、こんにちは。
しつこくぞふぃです(笑)。
後編を観終わった後、祭りのあとのような寂しさを感じました。
こんなに放映を楽しみに待ったドラマは久しぶりだったからでしょうか。

正直、前編にくらべると「やや散漫な出来かな?」と。大いに期待した前編のあとの後編は大方の場合そんなものだったりしますけど・・・
具体的には職を失うことへの恐怖感がもう少し前面に出てきて欲しかった、と思いました。
そのためにももう少しそぎ落とせる部分もあったんじゃないかな、なんてね(生意気ですが)。例えば社長と専務の派閥争いとか。でもそうすると安西の描き方が足りなくなるか・・・いや難しいですねぇ(苦笑)。

でも、石原さとみの感情を押し殺したような台詞は思ってた以上によかった、ですね。
涼さんは彼女の「彩子」を心配されてたようですが、いかがでした?

投稿: ぞふぃ | 2006.10.08 12:04

今回、ちょっとザワザワしていましたね。盛りだくさん過ぎた感はあります。やはり時間の制約は仕方ないことかもしれませんね。
かといって長時間ならいいかというと、ドラマの場合それも辛いものがあります。

さて石原さとみですか。
電話のセリフは思ったよりよかったですが、最初はねぇ……女優にはからいのかな (^_^;)

投稿: | 2006.10.08 16:03

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