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2006.11.30

たけしのヒューマンミステリー

備忘録:テレビ視聴予定

たけしのヒューマンミステリー 人体は究極のセンサーだ

日時:12月2日(土)19時~
場所:テレビ朝日系
内容:人体は究極のセンサーだ
~目覚めよ!あなたの超感覚
出演:古田敦也ほか

どんな番組になるのだろう。

プレテストとして、0.5秒の間に数字を覚えるというのがあった。
5ステージで、4桁から8桁まで。オッ!8桁出来たぞ。

五感とは、視覚、触覚、共感覚、聴覚、味覚・嗅覚。
イチローの動体視力はすごいという。
先日チラッと見たテレビ(この番組?)では、走り去る電車の車体に書いた字を読み取れる誰かが映っていたと思うが。
視覚も聴覚もどんどん衰えていくが、瞬間的な見ること(但しごく近く)や音声の聞き分けなどについては、まだ少しは力が残っているかなぁ??


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2006.11.29

◆宮部みゆき【名もなき毒】

名もなき毒
宮部みゆき〔著〕
出版  幻冬舎
発売日 2006.8
定価 \1,890 (本体 : \1,800)
ISBN   4-344-01214-3
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あらゆる場所に「毒」は潜む-。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎が、私立探偵・北見を訪れて出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。現代ミステリー。


読了後日が経ってしまってので、細部があやふやになっている。

ごく普通の市井の人たちが出遭う災難を描いた、先の「誰か」と同じく、財閥の女婿杉村が探偵役(あるいは道化役)の第二作。どうやらシリーズになりそうだが。

「誰か」と同じく、スッキリしない終わり方だった。
途中、「宮部さんの終わり方は好きだ」と思いつつ、「魔術はささやく」の『家へ帰るのさ』という守の言葉や、「火車」の手を置いたところの最終部分を思い出していた。そして、「誰か」の最終部分は桃子の愛らしさが救いだったが、今回は杉村の不安定さを露呈して終わってしまった。


本書は、連続無差別毒殺事件の被害者達と彼女たちの闇の部分と並行して、虚言癖をもつ元部下に魅入られてしまった、杉村自身の悲劇を描く。
それにしても、この原田いずみの執拗さには、胸が悪くなる。


最後が偶然に頼りすぎているのも、今一つな感がある。宮部さんは、都合が悪くなったら謎の人物が助けに現れたり、竜巻が起こったりしてはいけないのだ。
(超能力ものは別)

別の意味で少々辛口の読み方をしてしまいましたが、Tompeiさんの『名もなき毒』(宮部みゆき)に、トラックバックさせていただきました。


08年5月25日追記
本屋大賞2007の10位だった。

名もなき毒
2006年8月25日第1刷発行
2006年10月10日第1刷発行


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2006.11.28

灰谷健次郎【ろくべえまってろよ】

ろくべえまってろよ
灰谷健次郎〔著〕
出版  新潮社(新潮文庫)
発売日 1987.1
定価 \540 (本体 : \514)
ISBN  4-10-133105-
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画は、角川文庫のもの(リンクも)。ISBN:4-04-352003-4

表題作を始めとした短編集。それぞれ独立した絵本として刊行されていた。「ろくべえまってろよ」は、文研出版から、長新太さん挿絵の絵本として出ている。ISBN:4-580-81393-6
こどもたちも、見守る大人も、教師も、それぞれが心を通わせていると思われる。

表題作「ろくべえまってろよ」は、穴に落ちた犬のろくべえを小学校低学年のこどもたちが知恵を出し合って救う話。

次の「マコチン」「マコチンとマコタン」は兄弟。
風邪でお休みしたとよこ先生に手紙を書き、チョコレートを買って先生の家まで一生懸命あるいてお見舞いに行く。

まこと君は、とよこ先生をにらみつけて、チョコレートと手紙をつき出しました。にらみつけなければ、なみだがぽろっと落ちてきそうだったんです。
そんなまこと君を、はだしでかけよったとよこ先生は抱きしめて背中に一字ずつ「う・れ・し・い」と書く。

一年生になって55日間もママと一緒に学校へ来ていたぼく(しゅんすけ)。
クラスの勝ち抜き相撲で優勝するななちゃんという女の子。
「なな。よそ見をするな」と叱られたななちゃんは、作文を早く書き上げてふくれている。その作文には

うち
もう先生きらいや
うち
今日目玉が飛び出るぐらい
はらがたったで
うち
しゅんちゃんに
親切に教えてあげていたんやで
うち
よそ見なんかしていなかったんやで
先生でも、手ついて
「ななちゃんかんにんしてください」
とゆうてあやまり
これを読んだのじ先生は、頭をかきながら『なな、かんにんな』と言うが、ななちゃんはつんつうんしている。これは地の文もボクの語りで全部関西弁になっている。
こんなななちゃんが色々な宝物を入れている箱がある。級友にケチと言われても、それをくれない。しかしのじ先生は、ななちゃんが入院している弟への見舞いにもっていくものを貯めているのだと知っている。
ななちゃんはボクにだけ、その宝物をくれる。
これは「なんやななちゃんなきべそしゅんちゃん」

といった話が全部で八編。

ここに登場するお父さんもお母さんも先生たちも、みんな子供たちを愛している。大事にしている。子どもたちはそれを充分わかって、ヤンチャをしたり、甘えているのだ。


ろくべえまってろよ
平成62年1月25日発行


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2006.11.27

月命日:秋を深み

夜来の雨が上がり、つかの間澄んだ空気を感じられる日。
ともすれば日常の諸々に埋没してしまいそうな日々。
一日(ひとひ)、静かに過ごしたい。


佐渡が島真野の入江は秋をふかみ波の穂白く日に光りつゝ(相馬御風)。

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来年の手帳

同じタイトルで、今年三回目。

もう決定と思ったはずの来年の手帳・ダイアリーだが、まだまだ揺れ動いている部分もある。
ほぼ日手帳もクオバディスのプレーンも同じくクオバディスのサパックスも用意して、なぜ迷う?

実はこのところ、ほぼ日手帳(個人用)にサヨウナラをしてモールスキンをそれに宛てようかと考え出したのだ。
ほぼ日は書きやすいし好きなのだが、祝日の字が大きいしスケジュール帳として使わないのなら、縦の線が少々邪魔になる。
しかし、モールスキンの場合、一冊で一年間は使えない。どうしても上期・下期と分ける必要がある。二日で一ページという使い方もあろうが、それもなんとなく……
それにほぼ日手帳の可愛さも、プライベートではいいかなという気もするし……ほぼ日スプリングは、一年で止めることにしたことだし……
といったところで、来年もほぼ日を使ってみよう。

ところが、今日モールスキンのスケジュール+ノート(限定色の赤)を見つけてしまったのだ。ネットでは売り切れだったので、丁度諦めるのにいいかと思っていたのに。
店頭で迷うことしばし。でも、気がついたらレジに並んでいた。うーん、使わないかもしれないのに2300円はいたいなぁ。
それに、2007年限定だから、残しておいていつか使うということも出来ないし………

061126rodiaこれは、その赤のモールスキンとLAMYのアルスター。

うーん、色が全然うまく出ていない。赤はもっと鮮やかだし、アルスターは渋いグリーンなのに。

下にあるのは、todoリスト用のロディアのNo.12。この二冊で24件書ける。これを使い出してから、かなり効率が良くなった。公私ともドンドン書いていく。

知人に電話で、「部屋が一旦はキレイになったぞー」と威張ったら、「でも涼さんは、またドンドン買ってるんでしょ」と突っ込まれた。正解だから怖い!そうなのだ、ペコちゃん。
お誕生日、おめでとう!


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2006.11.26

あさのあつこ【バッテリーⅢ】

バッテリー3
あさの あつこ〔著〕
出版  角川書店(角川文庫)
発売日 2003.12
定価 \540 (本体 : \514)
ISBN  4-04-372103-X
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整列後、マウンドへと走る。雲のわずかなすきまから、光がおりてくる。マウンドの数歩手前で、巧は足を止めた。一歩一歩を確かめてマウンドを踏む。スパイクの下の感触を味わう。世界の中心がここにある。シリーズ第3弾。

うーん、この内容説明もいい加減なものだと思うが、シリーズものの辛いのは少々食傷気味になること。たった一年間のことを、少しずつ出してこなくてもよさそうなものだが。
4巻目を最初に読んでおいてよかった。これのあとでは読む気がしないかもしれない。

巧はⅡでうけた身体の傷よりも、心の傷の方が大きいはずなのに、癒してくれる相手がいない。
Ⅳを最初に読んだ限りでは、母親とのコミュニケーションもある程度取れているようだったが。
豪も、一人で悩む。Ⅳでは、こちらの方が母親を拒否している感があった。

Ⅳでは、まったく違った視点(全国大会まで行った隣町の中学野球部)からも描かれているので、続けて読んでもある意味新鮮な感じがしたかもしれない。

などといいながら、第5巻目を買ってきたのだった。


バッテリーⅢ


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2006.11.25

芋たこなんきん:食べること

「こだわりの云々」といった、テレビの食番組が嫌いだ。

今日のお出かけは、都合で取りやめ。ふと時間を見ると12時40分。テレビをつけてみる。昨日も見る機会があった。


隆がハンストをして仮面ライダー?のショーに行きたがっている。
一方、飢えた日給制の労働者が医院に担ぎ込まれる。
その様子を見た隆は、ハンストを止める。

そのあとの、夫婦の会話。

『いつでも食べられるから、簡単にハンストをする』と言う町子。さらに、空襲で本も焼けてしまった話になる。
『そやからわたし、本を捨てられへんねん。』続いて、
『忘れたらアカンことまで、とおー(遠く)なってしもた。』とも言う。

来週からは女学生の町子シリーズだという。お聖さんは、一生懸命軍国少女だった(変な日本語だが)。


それにしても、昨日も今日も、子役の箸や茶碗の持ち方がなってない。テレビに出るなら、こんなことくらいちゃんと出来るようになってからにしてほしい。


当日追記
ずっとご覧になっていらっしゃる方、教えて下さいな。
あの居候をしていた健次郎の兄さんと、奄美でカッパになって健次郎を威かした兄さんとは、同じ人ですか?


関連記事
芋たこなんきん(06.10.19)
芋たこなんきん:千客万来
芋たこなんきん:大阪弁(06.11.15)


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コメントのタイミング

マイニフティのおかげで、100件登録しているブログの更新状態は、非常に早くわかる。ここ(このPCの前)にいるときは、スキを見て?即拝読しに伺える。

その際、大概何らかの感想は持つわけで、即何かを書いて帰ることもあれば、もう少し考えようと持って帰ることもある。書きかけて止めることも多い。その後も気になって、後日書きに伺うこともある。

本人も忘れている過去ログを引っ張ってきてコメントする人を知っている。書かれた当時だけでなく、気に留めているあるいは思い出すということなのだろう。

だから、コメントが数日後だからといって、読んだのがその時というわけではない。

それに対する返信だが、時間を於かず書いて下さる場合。これは引き続きPCでのお仕事が続いているのだろう。たいていは、次にアクセスなさったとき(次の記事を書かれるというときも多いだろう)にコメントを見て下さっての返信となろう。
時には、なかなかお返事がないこともある。コメントした当初は覚えていて見に行っても、その内どこへコメントしたか忘れてしまう。


一方、コメントを頂いた場合。
これは出来るだけ早くお返事するようにはしている。上記自分がコメントしたときに忘れてしまうこともあるからだ。
しかし時にはお返事が遅れることもある。そういう場合はもう諦めて?下さっているかもしれない。
短いお返事でも、少々悩むことがないわけではないのだ。

それでも、必ずお返事は書きますので、そういう場合は気長に待っていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。


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2006.11.24

ココログバージョンアップ

12月5日(火)10:00から12月7日(木)15:00までというながーいメンテナンスが終わったら、たくさんのバージョンアップがあるらしい。

嬉しいのは、コメントとトラックバックの管理機能が強化されること。また、、「コメントとトラックバックの公開」を分けて設定できるようになるそうだ。

トラックバックについては、リンクしていないものはトラバ出来ないといった機能もあるといいのに。exBlogではこれが出来る。

他にもスパムフィルター機能を任意に設定できて、コメントをするときにあのややこしい画像認証を出すか出さないかが決められる。スパムらしきコメントにはこの画像へ移動させられることによって、面倒だから止めようということになればいいのだが。


「迷惑コメント・トラックバック対策の強化」 については、そうでない方からのコメントやトラバまで規制することの無いようにお願いしたい。


また、常にトップに置いておく記事を作成できる。これだと、初めて訪れた方にそのブログに関するお願いや約束事なども表示出来るので便利かもしれない。


他にも色々あるようだが、終わったら不具合続出ということのないように、確実なメンテナンスを期待したい。

ココログスタッフルームに、トラックバックさせていただきました。


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灰谷健次郎さん逝去

「兎の眼」「太陽の子」の作家・灰谷健次郎さん死去(asahi.com)

72歳、早すぎる。

「太陽の子」のふーちゃんとお父さん。冒頭の白い曼珠沙華。
「兎の目」でのあのヤンチャが、上手にナイフとフォークを使ってビーフストロガノフを食べるシーン。

何気ない描写で、登場人物を紹介していた。

この二冊と「ろくべえまってろよ」はあったはずだが……


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2006.11.23

久々の更新

やっぱり東京人はいいなぁと思うのが、こういうとき。

「古田のブログ」何日ぶりの更新だろう。
ファン感謝デーについてだった。


「役者魂!」については、『もう忘れさせてください』とあった。

でも、また機会があればお願いします。
先生役は、意外と?似合っていらっしゃると思いますよ。今度は授業風景を是非!!


嬉しくて、トラックバックさせていただきました。


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大萩康司リサイタル

昨夜フェニックスホールへ行ってきた。今、その時求めたCDを聞きながら書いている。サインも頂いた。

大萩康司さん、ブログを始められたときからずっと拝読している。
いつも暖かな視点での文章で綴られている。

演奏も、その温かさが伝わってくる。終始素敵な笑顔だった。
曲の解説は決して能弁ではなく、言葉で綴るのは難しいと仰有っていた。でも、伝わってくるものが確かにある。それは、ブログの一つ一つの記事ともリンクする。

音にも意味があり、それを大切にしながら練習していらっしゃるとのこと。
アンコールがたくさんで、お疲れではなかったろうか。


終了後のサイン会にもしっかり残り、握手もしていただいた。

昨年のクリスマスコンサートに行きそびれたので、これで今年の音楽の目標を果たしたことになる。


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2006.11.22

酒井駒子【よるくま】

よるくま
酒井 駒子〔作・絵〕
出版  偕成社
発売日 1999.10
定価 \1,050 (本体 : \1,000)
ISBN   4-03-331230-7
bk1で詳しく見る
うんと夜中にやってきたくまの子、よるくまと、くまのお母さんを探しに行った男の子。あちこち探したけど見つからない、くまのお家も行ってみたけどお母さんはいない。ついによるくまが泣き出しちゃった、その時、流れ星が…!

幼児向けの絵本。今は読んでやる対象がいないのだが……

おとこのことよるくまという名前の子グマの冒険。

よるくまとおとこのこは、やっとのことで熊のおかあさんを見つけた。おかあさんは、鮭を釣っていたのだった。お母さん熊に抱かれて、おとこのことよるくまは家へ帰る。二人でベッドに入って眠るのを、お母さん熊は優しく見守ってくれている。明日の楽しいことを約束して。

次の夜、おとこのこはその話をお母さんにする。

最後の場面は、おとこのこと熊のぬいぐるみが一緒にベッドで眠っている。布団の上には、お母さんの手が。


今年、熊が里まで降りてきて、人が襲われる事故が何件かあった。冬ごもりをする前の熊は、食べ物がたっぷりほしいのだろう。
里まで降りてこなければ、山に餌がなくなっているのだろうか。


よるくま
199年10月1刷
2006年9月46刷


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2006.11.21

古田先生 (-_-;)

∥「正直、イチローに負けました」とかぶとを脱いでいた。

だったと思う、残念ながら。


「役者魂!」を見た。一話完結らしいが、話はよくわからない。
役どころ(というか、セリフ)があれではかわいそう!
でも、笑顔は素敵だった。


もっとも前半終わったところで、連れあいが帰ってきた。DVDは録っているが……


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あさのあつこ【バッテリーⅡ】

バッテリー2
あさの あつこ〔著〕
出版  角川書店(角川文庫)
発売日 2004.6
定価 \580 (本体 : \552)
ISBN  4-04-372102-1
bk1で詳しく見る
巧と豪。二人は最高のバッテリーになる夢を抱いて中学へ進学した。徹底した生徒指導を推し進める野球部監督・戸村の圧力に対し、巧は豪や仲間の信頼を支えにマウンドに立つ。自分自身であり続けるための挑戦をリアルに描く。

中学へ進学してからの、やや辛い時期。それは指導者戸村にとっても同様だった。
日常的ではないと思うものの、部活動の中に潜む闇の部分。あり得ないことではないと思われるだけに、暗い気持ちにさせられる。
本当の圧力とはなにか?

シリーズのⅣから読み始めてⅠを読んだあとでは、読後感はあまりよくない。
しかしそれでも、キャプテンである三年生、観音寺がいい。大人だ。
弟青波の感性は、どこから来るのだろう?


関連記事
あさのあつこ【バッテリー】(06.11.17)
あさのあつこ【バッテリーⅣ】(06.11.14)


バッテリー2

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2006.11.20

お見舞いのことなど

入院中の知人のお見舞いに行った。

重要な仕事を報告する会議終了後、時間休をもらって検査に行った病院で、そのまま即入院になってしまった。カバンも職場に置いたまま、デスクにはノートが拡げたままだったという。

幸い重篤期をのりこえ、今は抵抗力も元に戻っているということだった。時々は外へ出てもいいそうで、明日は奥様とテッチリを食べにいくのだという。勿論飲酒はダメだ。


お見舞いには、独断と偏見で本を何冊か選んでいった。アウトドアがお好きだということだが、そういう趣味のものは却って素人が選ぶのは難しい。
お話をしている途中で、数独をしていらっしゃるとのことで、思わずガッツポーズ(は、しなかったが)。選んだ内の一冊だったのだ。好きな人は好きではまるから、もしかしたらというのが正解であった。


本屋の隣の文房具売り場で、LAMYのアルスター購入。シルバーグリーンのEF。ロイヤルブルーなので、読書記録に使おう。


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2006.11.19

湖東三山

先日、湖東三山へ行ってきた。ここは6年ほど前、確か11月27日に行ったことがある。とても綺麗な紅葉だったが。秋の深まるのが遅い今年、どれくらい色づいているかという懸念はあった。しかし、この日しか双方の都合がつかなかったのだ。しかもつれあいは夜出かけるので、18時までには帰宅しなければならない。

061116saimyoji1

6年前と同じように、奥から巡ることにする。名神八日市インターで下りて30分弱。最初の西明寺に着く。
前回息をのむような真っ赤だったのが、やはりまだ早かった。その分すいてはいたが。

061116kongorinji


二番目が、金剛輪寺。6年前、ここの庭は実に見事に紅葉していた。
先日の庭の写真は、当日ケータイから投稿したもの。
しかし、ここもまだこの程度の色だ。

なぜか次第に人が増えてくる。ツアーバスが到着した模様。朱印帳(集印帳?)受取所があったのは、このお寺。ぐるっと滋賀ラリーの一箇所でもあるようで、その為のスタンプも置いてあった。
朱印を頂くのはまたの機会にして、モールスキンのノート(つまり何でも帳)にスタンプを押す。


最後が、百済寺。ここの階段がきつかったという思い出があるが、心配したほどではなかった。
三寺とも、ちょうど名神高速の東側に位置していて、307号線は名神を潜ったり跨いだりしている。


061116michinoeki

帰途、道の駅に寄った。展望箇所があって、グルッと見回すことが出来た。自分はもしかしたら、紅葉よりもこういう山や田園の風景の方が好きなのかもしれない。この山の方向に、金剛輪寺があるらしい。


帰路は307号線を帰るという選択肢もあったのだが、前述の通りつれあいの時間の関係で、高速で帰る。
しかし、第二京阪・京滋バイパスが出来たので、滋賀県は非常に近くなった。しかも空いている。
名神から京都南インターへ下りる方途しかなかったら、307号線経由の方が早かったろう。

丁度18日の夕刊で、湖東三山が取り上げられていた。
人集う寺へ 結んだ縁 湖東三山このあと、きっと人出が増すことだろう。


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2006.11.18

死んだらアカン!

今いじめにあって、死にたいと思っている君へ。

あさのあつこさんからのメッセージ(朝日新聞11月20日付朝刊)
ご自身が中学時代、教師が文章を褒めてくれたひとことで物書きになることに自信を持ったというあさのさん。

もし前日に私がいなくなっていたら、こんなすばらしい瞬間に出会えませんでした。こうした瞬間が来るのは明日かもしれないし、10年後かもしれません。(中略)「すばらしい瞬間は必ず来ます」
人は生きていれば必ず、だれかに支えられるだけでなく、だれかを支えています。


死んだらアカン!

学校なんて、命をかけてまで行くとことちがう。
しんどいんやったら、休み。
「がっこう行くの、しんどい。いじめられてる」言うて、とにかく休み。
それからゆっくり、どうしたらええか、周りの人と一緒に考えよ。


いじめてる子の気持ちも考えろやて?そんなこと、教師や大人の仕事や。
「そんなことくらいで」やて?
大人社会でも普通にあることやて?

大人と子どもはちがうんや。子どもは守られやなアカンねん。


病気や事故で、生きることに未練がありながら、死んでいった子どもや若者かていてるんや。
自分から命を絶ったら、アカン!


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朱印帳のこと

昨日の誤字ではない?から派生して、朱印帳について。

もともと朱印は、「納経」とも言う。経文を書き写して寺へ収めた証しに寺の宝印(朱印)を頂いた。
神社は、寺社が分離した明治以降から始まったという。
写経納経が大変なら、本尊へお参りして経文を(心の中だけでも)唱えてから頂くものなのだろう。

それが、団体ツアーでは受付で預けて、帰途渡して頂くというシステムもあるのだろうか。団体の場合、一人ひとり並んで書いて貰っていては、バスに遅れる。
あるいは、霊場ごとに異なった美しい朱印を書いて頂けることから、趣味として集めるむきも出てきたのだろうか。
とすると、まさに「集印帳」は正解だろう。


それはそれとして、必ずしも寺社で購入した朱印帳ではなく、自分なりのノート(帳面?)をつくって、霊地巡りをするというのでもいいようだ。もともとは、一つずつ(一枚ずつ)集めたものを綴じたのであったというから。

いつか、少しずつこうした旅をしたいという願望はあり、それは今日届いた文具(06.04.07)でも書いている。


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2006.11.17

あさのあつこ【バッテリー】

バッテリー
あさの あつこ〔著〕
出版  角川書店(角川文庫)
発売日 2003.12
定価 \540 (本体 : \514)
ISBN  4-04-372101-3
bk1で詳しく見る
そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。子どもだとか小学生だとか中学生だとか、関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。多感な時期を野球に明け暮れてすごす少年たちを、生き生きと描き出す。

シリーズ第一弾。
原田巧は、小学校を卒業するとすぐ、父の転勤で父母の故郷である新田市に超してくる。そこには、母方の祖父が独りで住んでいる。彼は長く高校野球の監督を務め、甲子園へも連れて行っている。

巧の父母、弟青波や近所の子供たち。中学へ入ってバッテリーを組むであろう永倉豪。
登場人物が、的確に描かれていく。

父母と祖父との事情。父の葛藤。父母に対する巧の接し方。。おそらくはあったであろう、病弱な弟青波への思い。

今、巧は、ここでの第一歩を記そうとしている。

親本は、平成8年(1996年)12月に刊行された。それから10年経った。
文庫化にあたっての、著者の解説より。
(親本刊行から文庫化までの)7年間に10代の少年たちの凶悪犯罪が次々と報じられ、メディアの俎上に上るようになった。十代の息子達を持つ著者は、そうした渦の中で、未熟ながらもまだ若かった感性が、微かな異議を唱えたのだという。そして

だから、書きたかった。
自分を信じ、結果のすべてを引き受ける。そういう生き方しかできない少年をこの手で、書ききってみたかった。そういう少年を学校体育という場に放り込んでみたかった。
と続ける。


この巧を見ていて、自分と似ているところが多いことに苦笑している。誰にも相談せず、物事を決めてしまうところ。結果は受け入れると粋がってみせるところも。
恐らく十代の頃の自分は、大人にとって御しがたい子どもだったことだろう。

関連記事
あさのあつこ【バッテリー4】(06.11.14)


バッテリー
平成15年12月25日 初版発行
平成17年12月20日 28刷発行


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2006.11.16

誤字ではない?

金剛輪寺

某所の紅葉。
やや早すぎた感がある。
ケータイからの画像を一旦PCへ送ってから再取り込みという迂遠なことをしている。ケータイ画像の保存場所がよく解らないのだ。


アリスさーん、いつか ちゃんと教えてたもれ m(_ _)m

看板:集印帳受取所「朱印帳受取所」というのは、別にあった(かな?)。少なくとも、看板はあった。

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誤字ではない?

誤字ではない?

by モブログ

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紅葉

紅葉

by モブログ

20061116momiji

20061116momijidai

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【六番目の小夜子】

六番目の小夜子
恩田 陸〔著〕
出版  新潮社(新潮文庫)
発売日 2001.2
定価 \540 (本体 : \514)
ISBN  4-10-123413-2
bk1で詳しく見る
ある高校に密かに伝わる奇妙なゲーム。「六番目の年」、それは怖ろしい結末を迎えて…。92年新潮文庫として刊行したものを大幅加筆、単行本化。

このところ、青春小説づいている。
さて「夜のピクニック」が面白かったので、著者のデビュー作だという本書を買ってきた。ファンタジー賞受賞とある。
続きが気になって一気に読んだが、あまり後味がいいとは言えない。

また、最後のつじつま合わせがおざなりな感がある。

丁度北海道で竜巻の事故があった頃であり、その自然現象で片をつけてしまったような感もある。が、 の部室の窓を揺すったのは誰か、あるいは何か?川辺での犬の襲来は、偶然なのか。ならばなぜ、沙世子は川へと導いていったのか。
思わせぶりな書き方に対する解決はしめされていない。

何よりも、美香子への教唆は間違いないのだし、これ一つをとっても沙世子の悪意は見てとれる。

他の登場人物達が皆好ましい若者たちだっただけに、「夜のピクニック」とは違う展開に戸惑った。
いっそホラーならそれでもよかったかもしれないのだが。


六番目の小夜子

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2006.11.15

若い女性の喫煙

先日つれあいと昼食のために入った饂飩屋でのこと。

午後2時を廻っており、店内はいつもよりは空いていた。4人がけに案内される。すぐあとで、4人連れの若い女性達が入ってきた。ちょうど四人席は空いておらず、彼女たちはカウンターに座った。こちらは隣の二人掛けに移った。店の人と彼女たちにお礼を言われる。和やかに会釈を返す。

ここまではよかった。

隣へ移った四人は、タバコを吸い始めたのだ。つれあいが顔をしかめる。実はこの時点で、2時を過ぎていたのだなと気がついたのだったが、ここは14時までは禁煙なのだ。
『替わらんといたら、よかったな』と、ボソッとつれあいが言う。
ふと見ると、向こう側の男性もタバコを吸っている。


最近、若い女性の喫煙が増えているような気がする。
以前のように、女がタバコを吸ってという雰囲気がないせいか、小さな子どもを連れたお母さんがタバコを吸っている姿もよく見かける。

彼女たちは、喫煙の健康に与える影響を知っているのだろうか。


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2006.11.14

芋たこなんきん:大阪弁

先日の朝刊声の欄で、「芋たこなんきん」の大阪弁についての投稿があった。概ね好意的に書いてある。
関西在住の俳優を使っているからか、大阪弁に違和感がないといった内容である。奄美出身の医者さん一家の大阪弁がうますぎるとも書いておられたが。

朝の連ドラ大阪発でいつも気になっているのが、大阪弁のまずさ。イライラする。共通語圏の人が第一音と第二音が同じ高さの関西弁を使うのは、無理があるのだ。

無理して東京から呼んでこなくても、ドラマは成り立つ。
藤山直美を始め、芸達者を揃えたこのドラマ。夫婦の会話など、大阪弁も堪能していただけるのではないか。


という自分も、実は生粋の関西人ではない。しかし、言語形成期にはもう関西にいたし、京都・大阪・奈良とそれぞれの違いも判る(つもり)。
ぞふぃさんのご要望?もあり、ここでも時々披露するかもしれない。

というわけで?ぞふぃさんの訛りの魔力に、トラックバックさせていただきました。


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あさのあつこ【バッテリー4】

バッテリーⅣ
あさの あつこ〔著〕
出版  角川書店(角川文庫)
発売日 2005.12
定価 \500 (本体 : \476)
ISBN  4-04-372104-8
bk1で詳しく見る
自分の限界の先を見てみたい。ここまでだと自分の力を見切った、その先に行ってみたい、超えてみたい。あきらめて、誰かが敷いてくれた安全な道を行くのではなく、誰も知らない未来に自分を導いてみたい。シリーズ第4弾。

朝日新聞の書評欄でこのバッテリーというシリーズものがあることを知って、面白そうだとは思っていた。
手に取ってみて、これが第4巻目であることを知った。
しかし、違和感は全くない。1から3までの概要をみると小学生時代からバッテリーを組んで中学へ進学してきた巧達が主人公だとは判る。
だが、本書だけで独立した野球小説と捉えることも出来る。


さて本書である。主人公はたった13歳。中学一年生。まさにお子さま。その彼らが、一丁前に悩み傷つき、切磋琢磨しながら技術を磨いていく。

オトムライこと監督の数学教師戸村が、三年生の元キャプテン観音寺に言う言葉。

観音寺、あまり調子に乗るな。おまえらガキが幾らがんばっても、引っかぶれる責任なんて、たいしたことないんだ。十五、六のお子さまができることなんか、知れとるんじゃで。そこまでわかって大口を叩け。ばかもんが。

生意気でいい。傲慢でいい。しかし限界を知ることもまた、人生経験だ。

ただ、中学生にしては少々出来すぎの感があるのが気になった。巧の弟青波 が門脇を「おじさん」と呼ぶのも無理がないか。この青波は少し幼く描いてあるのかもしれないが、それはシリーズを通して読めばあきらかになるのだろうか。

こうした本は、コミックになっても映像になっても、違和感は少ないのかもしれない。


書評
バッテリー [著]あさのあつこ(朝日新聞書評欄060820)

11日付で、こういう記事もあった。


関連記事
あさのあつこ【バッテリー】(06.11.17)


バッテリー4
平成17年12月25日初版発行
平成18年2月25日4版発行


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2006.11.13

【向田邦子を旅する】

向田邦子を旅する(Magazine House mook)
出版  マガジンハウス
発売日 2006.7
定価 \1,500 (本体 : \1,429)
ISBN   4-8387-8302-7
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スタイルのある上質な暮らしを楽しむ生活の名人で、いまなお多くのファンを持つ作家・故向田邦子のライフスタイルを様々な角度から紹介する。82年刊クロワッサン別冊「向田邦子の手紙」をもとに再編集。〈ソフトカバー〉


本書は1980年発行のクロワッサン別冊の内容を再録再編集し、新しいものも加えて2000年9月に発行されたもの。
始めから順に読んでいく本とは違い、気の向くまま開いたページのグラフを眺める。添えられた文章を読む。心豊かになる瞬間だ。


まず、「向田邦子の12の鍵」と題して、食・おしゃれ・猫・旅・手紙・愛用品・写真・贈り物・音楽・友だち・書画骨董・部屋について書かれている。

若い頃来ていた服もあれば、向田邦子の手紙、向田邦子へ宛てた手紙の写真もあり、故人を偲ぶよすがになる。


次に、「向田邦子ともう一度、話したい」のコーナーでは、生前交流のあった方達の話。
久世光彦や加藤治子、若いところではいしだあゆみ、岸本加世子らが書いている。


そして次が「向田邦子の男性鑑賞法」という、雑誌「アンアン」に1976年から1977年にかけて掲載された連載もの。
根津甚八がいる、五木ひろしがいる。神和住純を

布施明をもっと大要に当て風にさらしゼイ肉をはぎ取って、精悍俊敏にすると、こういう感じになるかもしれない。
と言い、佐々木小次郎を連想している。
倉本聰へは手紙の形で思いを述べ、角川春樹を戦争ごっこに勝った男の子と言ってのける。

そのインタビューを受けた男達からの後日談がまた良かった。初めて向田さんに会った人も、会見のことは鮮明に覚えているという。
会見後に本を読むようになったという三遊亭右京さんは「一度でいいからぼくの噺を聞いてほしかったな」という。


新橋に「向嶋」という小料理屋がある。向田さんが妹和子さんと開いていたお店「ままや」で20年間板前をしていた人が開いたお店だ。
久世光彦の「触れもせで」にも出てくる「サツマイモのレモン煮」といったメニューもある。


向田邦子を旅する
2006年9月1日発行第6刷


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アバンギャルドなど

061112kohinoor_1

信頼文具舗から届いた文具など。


この横長のペン立ては、コヒノールという。横幅が30センチほどで、ペンだけでなくモールスキンポケッとサイズのものなら入る。
SD(ナラコムのシステム手帳)とボールペンを入れて、編集用に使っている。

右側の二本は、暗くてちょっと判りにくいが、アバンギャルドライトのカーマインとアクア。
アバンギャルドは、アバンギャルド・ナイトブルーとライト・ナイトブルーも持っている。

それと、お馴染み モールスキン

あとは、ノートを色々購入。

プレゼントは、ファーバーカステル(ドイツ)の鉛筆だった。


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2006.11.12

地名の読み

難読地名と言われるものがある。ここ大阪でも、枚挙にいとまがない。

しかし今日書くのは、いわゆる難読地名ではないもの。

最近は大阪の「日本一」を「ニホンイチ」と読む人が多い。東京の「日本橋」は「ニホンバシ」だが、大阪は「ニッポンバシ」だ。初めて大阪へ来たとき、バスの車掌が『次はニッポンイチ』とアナウンスするのを聞いて、どんなところだろうと思った。日本橋一丁目を略したものが、「ニッポンイチ」だ。


電気街として知られる「秋葉原」は、ずっと「アキバハラ」だと思っていた。ある時「アキハバラ」だと知ってびっくりしたものである。自分の読みやすいように読んでいたのだろうか。

由来によれば、江戸時代、当地の鎮火社(1870年創建)を秋葉大権現が勧請されたものと誤解した人々が「秋葉様」「秋葉さん」と呼び、火災時には緩衝地帯となるよう空き地とされていた社域を「秋葉の原」「秋葉っ原」と呼んだのが始まりだという。
従って地名も「アキバハラ」「アキバッパラ」「アキバガハラ」と呼ばれていたのが、秋葉原駅(アキハバラエキ:1890年開業)が出来てから、「アキハバラ」が定着し、後に正式地名となった。(wikipediaによる)

従って、1870年から1890くらいの間に書かれたものは、「アキバハラ」と読む必要があるのかもしれない。


単に読み方ということでは、これと同じようなのが、茨城県と茨木市だろうか。「イバラギケン」「イバラギシ」だと思っている人は多い。
「イバラキケン」だけど「イバラギシ」だという人もいる。
「茨木市」の場合、市民も多くは「イバラギシ」と言っている。
正式地名は、どちらも「イバラキ」である。


平成の大合併で消えていく市町村名も多く、今持っている地名事典は大事な一冊になるだろう。


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古畑任三郎

今ごろ、正月に放映された古畑任三郎を観た。

ゲストが、藤原竜也、イチロー、松嶋菜々子だった、あのファイナルの第一話「今、甦る死」。

途中までは観ていたのだが、そのまま10ヶ月以上ほったらかしだったことになる。


今さらという感もあるが、瞞されました。

そりゃ、藤原竜也よりは石坂浩二の方が、大物だわな。


石坂浩二へのインタビューより

終わりくらいになれば新鮮ですよ
イメージとして「悪魔の手鞠唄」が浮かんでいたが、このインタビューでも、作者(三谷幸喜)にはそれが頭にあったのではないかと言っている。


第二話「フェアな殺人者」は、1月4日の夜 観ている。


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2006.11.11

今日の「ののちゃん」

以前お茶は買うもの?というエントリーで、「ののちゃん」という朝日新聞朝刊の漫画を紹介したことがある。

ここに登場するおばあさんは、中学生ののぼると主人公ののちゃんの母親まつ子の母で、この親子は関西弁を使う。

そして、このおばあさんが、何とも翔んでいるのだ。別にどこかへ出かけるとか、特におしゃれだというのではない。長谷川町子さんの「いじわるばあさん」ほどではなくても、どこかとぼけている。

そういえば、この町内全体に、年寄りが元気だ。キクチ食堂のおばあさんは、店の前を通る人にやたらと水をかける。
いつぞやは、救急隊を組織していた。リーダーは、誰だったっけ?

ののちゃんが通う小学校の担任藤原先生も、こんな先生がいたら面白いだろうなと思わせてくれる。何しろ、朝礼で居眠りながら巡回が出来るのだ。


アニメを言葉で説明するのは、難しい。いや、画や写真の説明は、どううまくなされても、恐らく自分にはイメージできないだろう。
写真が一杯の本を訳すのは、至難の技だ。


さて今日の話だが……

一コマ目:目的地へ着いた一家(どこかの駐車場)。家へ電話をかけるまつ子。

あ おかあちゃん あわてて出てきたから なんやかんや つけっぱなしやと おもうんや
二コマ目:家でおばあさんが電話を取る。
まつ子の声:すまんけど切っといて。
おばあさん
みんな けしたら ええんやな。
三コマ目:エスカレーターを登りながら
たかし(お父さん):あー サッカーの録画予約は大丈夫か。
のぼる:ああ、スイッチを切っても キャンセルには ならないよ。
四コマ目:茶の間のおばあさんのひとりごと
ええと、入力切替で、設定変更の、ENTER YESで、ハイ キャンセル、と。


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【偽りの大化改新】

偽りの大化改新
偽りの大化改新 中村 修也〔著〕
出版  講談社(講談社現代新書)
発売日 2006.9
定価 \756 (本体 : \720)
ISBN   4-06-149843-6
bk1で詳しく見る
中大兄王子は、大化の改新で蘇我入鹿を殺していなかった! 古代史最大の常識は、ある意図をもって書かれた「日本書紀」による偽りの歴史だった。緻密な検証と推論で、歪められた真実に迫る。

あまりにも知られた中大兄皇子と中臣鎌足の出会い。そして二人は肝胆相照らして密議をし、大化の改新に至るクーデターを起こす。

本書は、その歴史の常識?に挑んだ本である。

中大兄皇子といえば、大化の改新を成し遂げたヒーローと思われてはいないだろうか。
しかし本書は逆に、日本書紀に描かれた中大兄の残虐ぶりをあぶり出すことにより、彼と鎌足とは蘇我入鹿殺害に荷担していないと論じている。

「記紀」と、古事記と並んで呼ばれ、最古の歴史書とされている「日本書紀」。
それは、壬申の乱後の天武天皇時代に編纂されたものであり、中大兄すなわち天智朝から簒奪した形で朝廷をたてた天武朝の正当性を知らせるために編まれたのだという。

「日本書紀」には、中大兄のイメージダウンをさせる六つの記事がある。それらは、
1. 蘇我入鹿を殺害
2. 古人大兄を殺害
3. 蘇我倉山田石川麻呂を自刃に追いやる
4. 孝徳置き去り事件
5. 有間皇子尋問→絞殺させる
6. 病床にあって大海人を陰謀にかける

このうち、孝徳(軽皇子)置き去りは、自らの皇后にも背かれたかわいそうな大王という印象がインプットされていた。しかし本書によると、軽皇子は皇極から王位を簒奪している。
この時代、聖徳太子の息子山背大兄王や軽皇子、後には中大兄や有間皇子など、皇位継承を巡っての攻防は複雑な婚姻関係とも相まって真相はどうなのだろうか。


歴史書というのは、中国では天子が替わった時に編まれることが多く、それはどうしても自らが天の御子であることの正当性を描いたものになる。
「日本書紀」もそれらの影響を受け、天智天皇・大友皇子から王位を奪った天武天皇が意識的に描かせた人物像ではと結論づけている。


丁度万葉集に詠われた時代でもあり、本書の登場人物の歌(特に有間皇子の歌など)から想像している人物像や背景とのギャップも興味深かった。
日本人は、どうしても敗れた側をひいき目に見る。


偽りの大化改新
2006年6月20日第1刷発行


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2006.11.10

吉本がネット配信

吉本興業が落語・漫才ネット配信 団塊世代取り込み狙う

7日にホームページ「よしもと笑うシニア.com」を立ち上げ、「西川きよしからのメッセージ」や「よしもと劇場」、「お笑い広場」などのコーナーを設けた。
ということで、新聞紙上には「よしもと笑うシニア」のログインした画面で、西川きよしが「笑うシニアに福来たり!どんどん笑いましょう」とコメントしている画像が出ている。

メールアドレスと自分が設定したパスワードで、即入会?できるようだ。

新聞記事はさらに、お年寄りを主な顧客とする企業を協賛者に事業運営資金を募るとある。企業からの要請があれば、芸人を全国の介護施設やイベントなどに派遣するらしい。


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サイト内検索について

以下の記事に追記をしています。

サイト内検索に関することで、暴想のなおゆきさんがバージョンアップなさったので、スクリプトの一部書き換えが必要なくなったというものです。

検索窓設置(06.07.05)


10日追記
上記記事への追記が出来ていませんでした。10日朝、追記しました。


関連記事
「サイト内検索」顛末(05.10.31)
「サイト内検索」出来た!(05.10.31)


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2006.11.09

単細胞

今日はメインの例会だった。

制作関係・訪問関係では、ブログを使って経過報告や完成報告をして貰っている。

あまりにも固いブログなので、多少息抜きのつもりで「どうでもいい話」と題して、「ひとこと」などを書いていた。しかし、反応がイマイチだ。そりゃ、頭に何かがつくマジメ集団。ひょっとしたら、お口に合わないのかもしれないと悩み?今月に入って止めていた。

すると今日、「どうでもいい話に行けないのだが」という話になった。みんな?コメントしないまでも口ではブツブツ反応していたらしい。
というわけで、期待に応えて?再会することにした。

もう一つ。
これ(デイジー関係)を始めるまで、家にパソコンはあっても殆ど無関心な人がいた。ところが連絡網も可能ならばメールでという会のこと。息子さんに設定して貰ってメールができるようになった。
さらに編集用のパソコンを触っている内に、ブログの巡回もそれこそ日常的にするようになった。
ところが先週あたりからうまく入れないようになったのだ。パソコンが古かったせいもあるらしい。しばらく様子見ということにしていたが、とうとう新しいパソコンを買ってしまった。
『朝起きたら、プチッとスイッチを入れて洗濯物を干したら見に来るのが習慣だったので、見られないのは淋しくて』と言っていた。

「それって、かなりヤバイよ」などと言いつつ、ありがたいことだと思う。


悲喜こもごも、毎日色々な感情の中で暮らしている。


さて、明日締め切りのまとめでもしなければ……


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電車の運転手

昼近くなると、電車も空いてくる。

一番前の車輌の右側前あるいは左側の前の席。

右側の前に座ると、山側の景色と進行方向の景色がよく見える。
一方左側の最前席にかけると、運転手の動きが見て取れる。
今日は、左側が空いていた。

運転手のゆびさし確認や声の出し方、汽笛の鳴らし方などそれぞれに個性がある。
今日は、時折見せる横顔が、まだ幼い感じの運転手君。殆ど汽笛を鳴らさなかった。前へ挙げる指先も、何となくぎごちない。ピンと伸びていないのだ。それに、手袋も真っ白とは言い難い。

指の伸ばし方も色々だ。指を伸ばしたまま下から挙げて来る運転手。一旦振りかぶるようにしてから、真っ白な手袋の先を前へグイッと延ばす人。かっこいい!
こういう運転手は、声を出して信号機の確認をすることが多い。そして、警笛を鳴らすタイミングが何となく判るのだ。


うまくこういう席に座れたときは、10分あまりをこうして運転手観察に費やすのだった。

畷からは大勢乗ってきて、大抵運転席のすぐ後ろに立つ人がいるので、ポケッと見ているのは、ここまで。


ということで始まった、講習会への途だった。


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2006.11.08

【三浦綾子創作秘話】

三浦綾子創作秘話
三浦 光世〔著〕
出版  小学館(小学館文庫)
発売日 2006.7
定価 \520 (本体 : \495)
ISBN   4-09-408090-2
bk1で詳しく見る
小説「氷点」でデビューし、常にキリスト者の立場から人生を語り続けた三浦綾子。「氷点」「塩狩峠」「細川ガラシャ夫人」など代表作15篇の、構想から取材、執筆までを、綾子の創作活動を支えつづけた夫が語る。

「氷点」に出会ったのは、テレビドラマだった。小説を読んだのは、かなり経ってからだと思う。
「積み木の箱」は、新聞連載中から読んでいた。ここでもっとも感銘を受けたのが、主人公(中学教師)が前任者の書いた指導要録を読む場面だ。余計な情報を入れないため、以前に書かれたものを読まないで新しい生徒に望んだ主人公が、生徒の一人とうまくいかず、前任者の違った視点に驚くというところ。

「塩狩峠」は、実在の鉄道員をモデルにしているが、そのあまりに崇高な生き方に、むしろ畏れを抱いた。
「泥流地帯」の母親の生き方は、もっとも心惹かれたもの。一番好きな小説だ。

本書はこうしたかずかずの作品を生んだ三浦綾子氏の御夫君が、小説を書くようになった契機や取材旅行など、常に側にいて感じてこられたことを順を追って書いていらっしゃる。
微笑ましいのは、同行した編集者達も呆れるほどのお二人の仲のよさだ。テレビ取材でも、夫君は綾子さんのことを「かわいい」と連発していらっしゃったというが、それもむべなるかなと頷ける。

また、信仰を持っていらっしゃることの強さを、改めて感じる。


三浦綾子創作秘話
2006年7月1日初版第1刷発行


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2006.11.07

灯油の販売車

朝から風が強くて急に寒くなってきたと思ったら、来た!今年も灯油の販売車が。

火曜日と日曜日に、違う会社から巡回してくる。それが大音量なのだ。
せめて止まっているとき(販売中)くらい、音を止めてくれればいいのに。


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忍者君不具合

ウイルスバスター2006がうるさい。
「安全性を確認できなかったため」といった意味のアナウンスがでて、なかなか開けないサイトがある。
あろう事か、自分のところもそれでひっかかってきている。「アホか!何考えてんねん」と、途端に大阪おばちゃん的悪態がでる(ウソ)。

今夜はその重さがかなりひどい。これはブログ全てだ。FireFoxで開いても同じだ。
ココログのせいではなさそうだと思って気づいた。NINJAのアクセスカウンターが働いていない。
NINJAからのお知らせもない。たまに出てくるカウンターは、それ以前から二つほどしか増えていない。ココログの解析によると、三連休が開けて今夜は結構アクセスがあったのに。

投稿している内に、takoさんのところでも同じ現象があったという記事が出た。
NINJAのアナウンスが出ているということで見に行く。

【アクセスカウンター】 22:30頃から23:30頃まで過負荷のため大変サーバにつながりにくい状態になっておりました。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。

過去形で書いてありますね。でも、まだ重たいしカウンター表示されないんですけどね。


takoさんのShinobiのカウンターが重い件に、トラックバックさせていただきました。


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2006.11.06

Internet Explorer 7

先週から、ブログが開けない知人がいる。
会内部用にパスワードをかけているものもあるのでそのせいかと思ったが、そうではないらしい。
最初のページからリンク先へ行くときに、もうエラー画面になるそうだ。何かセキュリティの設定を変えたのかと思ったが、そうでもないとのこと。
パソコン環境に、問題があるのだろうか?

順調にアクセスできていたところが、ある日突然繋がらなくなるというのは不安なものだ。
毎日必ずチェックしている人なので、早く直るといいのだが。


さて、インターネットエクスプローラ(IE)7の正式版(日本版)が出た。
これまでベータ版をうっかりインストールして不具合が生じていた知人がいた。正式版をインストールしたら、直るのだろうか?
OperaやFireFoxと同じく、タブブラウザが使えるという。また、セキュリティも強固になっているということだが、インストールするタイミングはいつだろう?
IE5になったとき、うまく作動しないソフトがあるので、入れなかった。その内PCを替えたら、IE6になっていた。
ソフトのバージョンアップと違って、こうしたもののインストールには、ちょっとした決断が必要だ。


観測気球さんのレポートがあるので、今後の勉強のためにリンクさせて頂く。

Internet Explorer 7 を使ってみた


関連記事
FireFoxを使う(06.10.29)


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2006.11.05

ミキサーを買った

あなたのために」を読んで以来、スープづいている。
だが、玉じゃくしでつぶしているだけではなかなかまろやかにならない。

意を決して?ミキサーを買うことにした。

あらかじめつれあいに言うと「前にもあった」と言うに決まっている。
使わない調理器具の筆頭であるジューサーも、かなり大型のなんとかいう器具もあった。洗うのが結構面倒で処分してしまった。

今回、フードプロセッサーとどちらがいいか迷ったが、電器屋さんと相談の上、シンプルなミキサーにした。シンプルもシンプル、もっとも単純な構造で5000円だった。

取りに行くと配送料は要らないのだが、思い立つと即使ってみたいという悪癖がある。届けて貰うことにしたが、近くについでがあるということで、商品の値段だけだった。

その電器屋さん。
「この間テレビで……」と語り出したのが、辰巳芳子さん出演の番組
いつものように、長々とお喋りをして帰った。こちらはすぐ使いたいのにー。もしこれが、目に触れるようなことがあったら、ゴメンナサイ。すぐ届けてくださって、感謝しています。

もっとも、ここは奥様もご承知で、「○時頃伺うと言ってますが、多分○時頃になります」という応対をなさる。
いいのだか、どうだか?

というわけで、やって来たミキサー。かれこれ一ヶ月近く経つが、ジュースづくりにも活躍中。
シンプルなものは、後片付けが楽でいい。


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2006.11.04

アフィリエイトリンク

あらまぁ、いつの間に?

ココログフリーのメンテナンスが、10月17日16時から19日16時まで48時間の予定であった(実際には10月18日15:35終了)。
その後いくつか不具合があったが、今は普通に動いている。

で、このメンテナンスで変わったこと。
ココログ解析がバージョンアップして、有料版と同じになった。

ところで、先ほど記事を書いていて気がついたのだが、「アフィリエイトリンクを挿入」というアイコンが増えていた。
普通のリンクとどう違うのだろう?

試してみようとしたら、「リンクが開けません」というメッセージが出た。アフィリエイトをしていないからかな?
なんだか腑に落ちない気分。


当日追記
フリーが始まった当初からあったそうです。
ご指摘いただいたtakoさん、ありがとうございます。


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来年の手帳

11月に入って、そろそろ来年の手帳を決める頃になった。
imoさんの記事を拝見して、今年の手帳を振り返ってみた。

クオバディスのエグゼクティブは4月始まりだから、まだ替え時ではない。これは持ち歩かず、公私合わせた、総合的な索引としても使えるのがいい。その時々に必要だった電話番号も、およその時期から探すことが出来る。

今年から、ほぼ日手帳を二冊使い始めた。電話の受信簿とは別だ。これも一冊は私的な1月始まりで、あとの一冊はスプリングだ。
このスプリングが、半年もしないうちに閉じたときに横がまっすぐにならなくなった。1月始まりの方が長く使っているのに、なんだか気分が悪い。だらしないくせに、こういうところがキッチリと収まらないのは嫌いなのだ。

今年から使い始めたものがあと二種類。

一つは、信頼文具舗の和田店長お勧めのクオバディスのプレーン。これにはTRIMのカバーを掛けた。まだしっくりと馴染むまでには至っていないが、中味もとてもおしゃれなもの。

もう一つが、モールスキンのスクエア。実はこれを使い始めたので、来年ほぼ日手帳を使うかどうか、一時は真剣に悩んだ。
このノートは、実に使いやすい。これもTRIMのグリーンのカバーを合わせた、自慢のノート。あまりわかってくれる人がいないのだけれど。
初めて使ったのは、「出雲」に乗ったとき。
その後、時系列でひたすら書き込み、最後部に索引を作って、参照しやすくしている。会議録としても使えるし、私用でも持ち歩き、気軽に落書きもしている。

来年はこれを主体にして、一日一ページというのもいいかなと思ったのだ。

色々悩んだが、結論をいえば、来年用のほぼ日手帳の本体は二冊購入した。


手帳ではないが、モールスキンは、ゴッホのメモポケッツを何色か買った。カードや名刺、それにお札も入れて旅行用に使いたいと思いつつ、まだ出番はない。持って行くとしても、どの色を使おうか悩みそう。


つづきは後日。


imoさんの来年の手帳に、トラックバックさせていただきました。


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2006.11.03

【小沢昭一的新宿末広亭十夜】

小沢昭一的新宿末広亭十夜
小沢昭一的新宿末広亭十夜 小沢 昭一〔著〕
出版  講談社
発売日 2006.7
定価 \1,260 (本体 : \1,200)
ISBN   4-06-213478-0
bk1で詳しく見る
役者・小沢昭一が、「心のふるさと」とも言える寄席の高座に登場。東京・新宿の末広亭の観衆を熟練の話芸で沸かせ、満員札止め、開業以来最多の観客数を記録した、平成17年6月の「奇跡の10日間」を紙上で再現する。


夕方、カーラジオから流れてくる「ちゃーんちゃちゃんちゃ、ちゃーんちゃちゃちゃ、ちゃんーちゃーちゃー。ちゃんーちゃちゃんちゃ、ちゃんーちゃちゃちゃ、ちゃーちゃーちゃー」と「小沢昭一的lこころ」のメロディーが流れてくるのは、何となくもの悲しいものだ。
これを出ばやしにして、ハーモニカを吹きながら高座を降りていった十日間。ハーモニカのメロディーも、懐かしいものばかりだ。

満員で入れない人も出たという。その入れなかった人が、帰り道でしみじみ嬉しかったのだという。

その十日間をそのまま再現したのが、本書である。
読んでいると、あの声が聞こえてくるような錯覚に陥る。

その小沢さんの公演が、大阪でもあったと聞いた。かなり「よいしょ」をしていらっしゃたというが、本書では「大阪はちょいとね」というニュアンスの話もある。


企画を持ちかけた、柳家小三治さんのあとがきより

いまの時代に、えっ、何だい?この安らぎ、温かさ、柔らかさ、その全部が高座に客席に満ちていた。もう、小沢さんには感謝するしかありません
小三治さんは小沢さんに、落語家への転身を勧めている。


小沢昭一的新宿末広亭十夜
2006年7月1日第1刷発行
2006年8月11日第3刷発行


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2006.11.02

芋たこなんきん:千客万来

名古屋で見て以来、つれあいの留守中に時々見ている。

今日は、どうもドタバタとしていた。

新婚旅行中の新郎の役で藤村俊二が出ていたのは、ご愛敬か。新妻の持つスーツケースの軽そうなこと!こういうところにドラマづくりの安易さが出ていて、ガッカリする。

サインを求める近所の人たち。
町子がこの町に溶け込んでいく様子を描こうとしているのだろうが、少々違和感ありだ。
銀河ドラマの時の方が、面白かったような気がする。


舅役の小島敬四郎は、藤山直美の父上存命中の新喜劇の脇役頭だった。何ともとぼけた味の、なつかしい人だ。


芋たこなんきん(06.10.19)
芋たこなんきん:大阪弁(06.11.15)
芋たこなんきん:食べること(06.11.25)


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2006.11.01

テレビドラマ「役者魂!」

役者魂!

『主演 松たか子 約3年ぶりの連続ドラマ出演』なのだが、

古田敦也氏が教師役でゲスト出演なさるとか!ほんとかなぁ。

こんな記事もあった。

ヤクルト・古田監督熱演!フジ系ドラマ「役者魂!」

予定表に入れとかなきゃ!


で、出来はというと、奥様の猛特訓にもかかわらず、ご本人曰く

本番では「最初からセリフが(頭の中から)飛んだ」と悔いの残る“試合”となった。
とのこと。もっとも
自己採点は「50点」と控えめだが、松は「本当にここに来ただけで驚き。45点をプラスします」とフォローした。
ということなので、期待しよう!?


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食洗機発火事故

松下の食器洗い乾燥機で発火事故 15万台の部品交換へ(asahi.com)

朝から、つれあいが騒々しい。
台所へきて、食洗機をしげしげとみている。

朝日新聞の一面記事で発火事故が報じられていたのだ。
なんだか「またー」(という気になってはいけないのだった)。

 松下電器産業は31日、01年5月から02年5月にかけて製造した卓上型の食器洗い乾燥機2機種で、使用中に発火事故が4件発生したと発表した。
我が家のは、改築をした年に購入したのだから1999年製だといっても、しつこく機種番号を確かめていた。

対象製品は、以下の通り。
2001年5月から2002年5月にかけて製造した卓上型の

松下製NP―40SX1
NP―40SX2
東京ガスブランド「MA―D543A
大阪ガスブランド「115―1076

詳しい情報は、
同社ホームページ
フリーダイヤル(0120・871・227。24時間対応)へ。


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