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2006.12.31

動揺

夕方書いたもので今年最後にするつもりだったが、少々動揺することがあり、また書いている。

一旦忘れかけたことを思い出すのは、ほろ苦く切ない。

又再開できるのか?


わけのわからないことで、すみません。


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通過点

今日と明日とで劇的に何かが変わるわけでなし。2・3日前から公的な連絡やら問い合わせやらが無くなって、ちょっとまとまって落ち着いた時間が取れるかなという気もしているが。いや、こんな時にしかできないことをと、またしても焦りもある。


このブログを始めたのが4月1日なので区切りはそこでしたいと思っているが、この一年もブログを通しての色々な出会いがあった。


冬至十日。西の空には茜色が残っている。つれあいは散歩からまだ帰らない。どこかの寺の鐘が聞こえてきた。

たくさんのありがとうの思いを込めて、今年の大晦日も暮れていく。

一昨年の大晦日
昨年の大晦日


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渡邉美樹【夢に日付を!】

渡邉美樹の夢に日付を!~夢実現の手帳~
渡邉 美樹〔著〕
出版  あさ出版
発売日 2005.10
定価 \1,470 (本体 : \1,400)
ISBN  4-86063-124-
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夢に日付を入れて、夢と現実の差を明確にしてその差を日数で割り、日々やるべき事をやり抜く。この方法で夢を実現してきた自らのノウハウを、手帳というツールを使い実践的に伝授する。

著者のいわゆる手帳術については、これまでもいろいろな形で拝見していたし、今さらという気もしないではないが、今回はただ一つの言葉を実際に見てみたかった。

それは、
(1)重要で緊急を要すること、
(2)重要だが緊急を要しないこと、
(3)重要ではないが緊急なこと、
(4)重要ではなく緊急でもないこと

のうち何が大切かということで、(2)を行う時間の確保について述べられている点。

また、その為には何が必要かを手帳に書くことで、夢を実現させられると説く。
「夢という言葉は嫌いだ」といったようなことを松坂大輔が話していたような気がするが、彼の場合夢とは叶えられないもの、だが自分は叶えようとしたといった意味だったか。それは、渡邊氏の言われる「夢」と同義語になるのだ。

当たり前だが一番興味深かったのが、健康は手段であって目的ではないということ。ともすれば「健康であること」そのものが目的化しがちだが、健康であることで夢を実現できるのだということ。それはお金も同様だ。
健康という言葉の意味の捉え方は色々あろう。文字通り身体頑健であることだけでなく、自分の身体の状態とうまくつきあっていくこともある意味健康なのだと思う。

ただ手帳の使い方で、終わったことを赤く塗りつぶすのはあまり好きでない。かくいう自分も整然ときれいに手帳にかいているわけではないが、済んだページがまっ赤っかになっているのは、あまり美しく感じないのだ。


渡邉美樹の夢に日付を!
2005年10月29日第1刷発行
2006年11月2日第16刷発行


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2006.12.30

のだめカンタービレ

注文していたプレゼント用のCDが入荷したというので、取りに行く。

その時レジのそばで、見てしまった。この冬話題の「のだめカンタービレ」のCDを。

そして今、iTunesから流れてきているのは、一枚目のディスク第5番目のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」だ。これはセシル・ドカドのものを持っていてよく聞いているのだが。

このCDでは、第1楽章のみだ。他の曲もさわりだけのようだが、これらがドラマで演奏されていたのだろうか。何故かクラシックがブームということで、いいことじゃないか。

そしてそして、また偶然が運んできたモノがあった。これについては、後日。

これのカテゴリーは音楽にすべきだろうが、購入動機からテレビのところにしておく。


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捨てる!スッキリ生活

目次???

第01週:心構え「もったいないで封印しない」(05年12月24日)
第02週:写真
第03週:年賀状(1月13日)
第04週:食器棚の引きだし(カトラリー・栓抜き)(8月19日)
第05週:食器棚(食器類)(8月20日)
第06週:裁縫箱
第07週:紙袋・包装紙
第08週:化粧品(1月7日)
第09週:人形
第10週:デッドストックの山を処分(05年12月30日)
第11週:領収書・公共料金の計算書(3月19日)
第12週:子どもの(ころの)作品・教科書
第13週:防寒具
第14週:文房具
第15週:電話機まわり
第16週:趣味の品
第17週:洋服ダンスの引きだし
第18週:洋服ダンスの開き(9月29日)
第19週:風呂場
第20週:冷蔵庫(1月20日)
第21週:冬物の靴(4月22日)
第22週:冬物の洋服
第23週:
第24週:大きな古布
第25週:バッグ・革製品の小物類
第26週:ストックの乾物類(2月16日)
第27週:薬箱(5月14日l)
第28週:冷蔵庫(冷凍庫・野菜室)(2月3日)
第29週:アクセサリー
痔30週:おもちゃ
第31週:子ども部屋
第32週:ビデオ(撮影したテープ)(10月3日)
第34週:シンク下の調味料(1月28日)
第35週:
第37週:小袋類(3月6日)
第43週:レジ袋(2月25日)
第44週:本棚(5月6日)
第45週:下着・靴下(3月31日)
第47週:タオル(2月12日)
第48週:雑誌(3月24日)
第49週:家電(7月12日)
第50週:納戸・物置
第51週:家のまわり(死角)
第52週:年末総点検
第53週:締めくくり

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2006.12.29

仁木悦子【聖い夜の中で】

聖い夜の中で
仁木 悦子〔著〕
出版  光文社(光文社文庫)
発売日 2006.12
定価 \600 (本体 : \571)
ISBN  4-334-74164-9
bk1で詳しく見る

昨日上本町駅で買った本。

新装版とあるが、タイミング良くクリスマス前の発売だったようだ。

無心な天使(幼子)が脱獄囚の気持ちをゆさぶる表題作始め色合いの違う5編を収めてある。
冒頭に御夫君後藤安彦氏の「本書を刊行するにあたって」という一文がある。

推理小説というのはもともとフィクション性のきわめて高いlジャンルですが、それでも生前身近にいたわたしなどの目から見ると、たとえば「陰のアングル」の冬子や「折から凍る二月の」の「わたし」に、年齢の違いを超えて著者仁木悦子の面影が二重写しになっているように感じられます。
後藤氏はだが、こうした個人的な自分の感情などは忘れて物語を充分楽しんで欲しいと書いておられる。
氏の悦子さんへの思いが溢れている。

また巻末には、丁寧な年譜と作品一覧も掲載されている。どれも懐かしい作品ばかりだ。再読したい。


さてその最初の「陰のアングル」は、結婚しようと思っていた相手が突然殺されるという悲劇を書いている。ただ、後半殺された若者の像が少し崩れていくのが悲しい。

「うさぎを飼う男」は、著者お得意の子ども探偵登場。これは、どこかで同じような展開を見たような気がするのが残念。

次の「折から凍る二月(きさらぎ)の」はよかった。息子夫婦に女の子の孫二人と暮らす「わたし」が探偵役。後藤氏が書かれているように、まさに仁木悦子的好奇心が面白い。事件は戦争の影を引きずってせつない。
ここでは事件そのものよりも、「わたし」の暮らしぶり、生きてきた過程などに関心が向く。年代的にはやや上の方だが、戦後の混乱を一生懸命生きて、少しずつ貯金を貯めて欲しい本を買っていたという暮らしぶりなど共感できる。
子どもの頃憧れた欲しい本を存分に買いたいというささやかな願いは、今形を変えて自分自身の中にもある。月2万円近く本代に使っていいものかどうかは少々疑問ではあるが。

さて御影探偵が登場するのが、「数列と人魚」だ。ここでの被害者はあまりにも悲しいが。

「聖い夜の中で」のひろむ坊やに、幸せが訪れますように!

仁木悦子索引

聖い夜の中で
2006年12月20日初版1刷発行


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ひばり恋ひし

カーラジオから聞こえてきたのは、美空ひばりの「みだれ髪」だった。

しかし思い浮かぶ映像は晩年のひばりではなく、なぜか「杉作」のもの。

♪ふえーにうーかれてさかだーちすれば

このひばりが角兵衛獅子に扮した「鞍馬天狗」は見ている。母が「ひばりは逆立ちをしないんだ」といったことを言ってたような記憶がある。


派生して、次々と当時のひばりの歌が浮かんできた。中でも好きだったのは、「あの丘越えて」だった。
他にも、「私は街の子」「リンゴ追分」「ひばりの花売り娘」などあった。
「リンゴ追分」は、ラジオドラマの主題歌でもあった。みつわ石鹸の提供だったと思う。『わっわっわー、わがみっつ』

暮れの忙しい時期なのに、ひょいと懐古モードに浸っているのはどうかと思うが……


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2006.12.28

車内観察?

駅へ向かう途中で雨が降ってきた。戻る時間はない。電車に乗ってしまえばあとは外へ出ることはないし、帰るときに降っているようだったらその時考えよう。

幸いなことに駅に着いたら雨は上がっていた。しかし、この駅のフォームは寒い。最近はあまり見かけないが、電車の到着まで階段に佇んで待っている人もいたくらいだ。
電車を待つ間本を読もうと、バッグを覗く。無い。この本少し重いから違うのにしようかと思って、そのまま置いてきたようだ。しまった、困った。

乗車してからしばらくは飽きることはない。いつものように、運転手さん観察。まだ若い。隣にベテランらしい運転手が腰掛けている。信号の指さし確認は運転している運転手のあとでしている。そりゃ先にされたら、あわてるよな。

途中で乗ってきた親子が視界を遮ったので、しかたなく手帳を取り出しチェック項目など確認していてフト目を上げると、向かい側のドアの側で一心に化粧をしている女性がいる。鏡を見ながら、マスカラなどを付けている。みっともない。丁度横に座っているのが小さな女の子だった。何かの拍子に横を向いて件の女性にあたればいいのになどと意地悪なことを考える。マスカラがずれてついたら、きっと面白い顔になるよー。

そんなアホなことをチラッと考えているうちに、乗り換え駅到着。環状線から外を見ると、雨がひどくなっている。何だかみぞれのようだ。

さて本が無いのは辛いので、途中の駅で何かあったら買うことにする。売店じゃ欲しい本はないかもしれないが、本屋へ寄る時間はない。

ところがだ。神はかくもいい機会を与え賜うたのだ。多分余程の偶然がなければ知らなかったであろう本とであうことができた。この本については、その内書くことになるだろう。

さて、上本町での所用を済ませてからは梅田へ出る。阪神百貨店で、フィルムふせんをガバッと購入。いつもは通販での購入で、店頭で見たのは初めてだ。まだまだ数は少ない。この付箋のいいところを解っていただくために、知人には時折使っていただいている。


というわけで、今日はこの本を楽しむことができた。忘れて出たことに感謝!


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【ぼく、イルカのラッキー】

ぼく、イルカのラッキー
越水利江子〔作〕福武 忍〔絵〕
出版  毎日新聞社
発売日 2006.10
定価 \1,100 (本体 : \1,048)
ISBN  4-620-20018-2
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イルカのラッキーは水族館の人気者。だけど、なにをやってもうまくいきません。イルカが一番得意なはずのジャンプもだめ。それでも、がんばるラッキーが大好き! エプソン品川アクアスタジアムのイルカ、ラッキーの絵本。

ラッキーはカマイルカの男の子。ラッキーという名は、水族館のイルカプールでただ一頭男の子だから付けられた名前だ。
でも、ラッキーはジャンプもうまくできないし、テールウオークをしても首までしか水上に出ない。

シャチに追いかけられてお母さんとはぐれてしまったラッキーは、魔法のリボンの歌も知らない。
そんなラッキーに、若いトレーナーのツッチーは優しく接してくれる。

ある夜、ジャンプの練習をしていてプールの外へ飛び出してしまったスターイルカのネイルを、ラッキーとツッチーは必死で助ける。

次の日、やはりテールウオークが高くできないラッキーを、ネイルは水中から突き上げてくれる。嬉しくなったラッキーは、ジャンプもがんばる。

お客さんに応援してもらったラッキーは、自分の歌を歌う。そして、

飛べなくたって、ぼくはぼくなんだ。だって、最高の父さんと母さんが、ぼくの中にいるんだもの。ぼくは最高のこどもなんだもん!
ということに気づき、自分のなかの海が大きく広がっていくのを感じる。


このラッキーのモデルになったイルカが、エプソン品川アクアスタジアムにいる。
イルカたちのプロフィールが紹介されているが、ラッキーは「頑固だがガンバリ屋 」で、得意な種目は「バイバイ 」ということだった。


絵を担当なさった福武忍さんは、これまでも「すいぞくかんへいこう」などで、イルカの絵を描いていらっしゃる。今回はファンタジーということでだろうか、写実的なイルカとはやや違った表現をしていらっしゃるようだ。


ぼく、イルカのラッキー
2006年12月15日発行


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2006.12.27

月命日:何も願わない 手を合わせる

何も願わない 手を合わせる


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藤原新也【何も願わない 手を合わせる】

何も願わない 手を合わせる
藤原 新也〔著〕
出版  文藝春秋(文春文庫)
発売日 2006.10
定価 \830 (本体 : \790)
ISBN  4-16-759104-9
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「メメント・モリ」から20年。これまであらゆる祈りを拒否し続けてきた著者が、愛するものの死をへてたどりついたもの。それは、なにも願わない。ただ、手を合わせる。人の死と別れを描いた写文集。

随所に一見本文と関係ないような写真が多数挿入されている。しかしそれは真っ青な空に浮かぶ雲と太陽の光であったり、子供用自転車にまたがった幼女であったりする。その無心に目をつむった姿は、単にまぶしかったからかもしれないが、祈りの姿のようでもある。
これらの写真は、著者が四国遍路の折りに自身で写されたものである。
たくさんのお地蔵様の写真もある。


著者は父母の供養に、また50を超えたばかりで壮絶な闘病の末亡くなった兄の供養に、四国巡礼をしている。
お寺へ詣でるということは、それぞれが自分の願いを叶えるためということが多いであろう。しかし著者は、そうではない『何も願わずただ手を合わせる』だけを自分に課してきた。

だがある時、それすらも疑問に思うようになる。それが払拭できたのは、あるお寺で見た、幼児の無心に手を合わせる姿だったという。


関連記事
月命日:何も願わない 手を合わせる

何も願わない 手を合わせる
2006年10月10日第1刷


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2006.12.26

06年10大ニュース

但し、朝日新聞の科学記者が選んだもの。いいニュースは少なかったような気がする。

第 1位 冥王星を惑星から除外

8月24日、プラハでの国際天文学連合総会で決定。
アメリカが反対しているのがおかしかった。別に星自身の値打ち?が下がるわけではなし(と思う)。

月よりも小さいこと、起動の傾きが大きいことなどから、以前から「冥王星は惑星ではない」という声が専門家の間では強かったが、それが公式に認められた。

第 2位 研究者の不正、相次ぐ

捏造や信頼性にかけるといった論文続出。
象牙の塔などと揶揄されながらも、評価制度の行き過ぎや研究費獲得のための過当な競争が背景にあるという。

第 3位 病気腎移植、明るみに

これも、信頼を裏切ったもの。
発覚したきっかけになった臓器売買についても、夕刊のニュースになっている。

以下、10位まで。

第 4位 北朝鮮が核実験強行
第 5位 「孫」を代理出産
第 6位 「ポアンカレ予想」解決
第 7位 ウィニー騒動広がる
第 8位 原発の耐震指針、28年ぶり改定
第 9位 皮膚から万能細胞
第10位 再処理工場で試運転


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よこすかの歌

こんな記事が目についた。

「港のヨーコ…」のヒット夫妻、「よこすかの歌」作る(asahi.com)

「港のヨーコ…」のヒット夫妻と書いてあるが、阿木燿子と宇崎竜童のことだよねと思って読んでみたら、そうだった。
「いつも市民が口ずさめる歌を」ということでの依頼らしい。

出来上がったCDを、市内の学校へ配るという。

記事は、

だが、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、山口百恵さんを知らない子も今は珍しくなく、教室で「ヨーコってだれ?」と質問が出そうだ。
と、結んでいる。

横須賀市民の方、そういうことだそうですよー。


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2006.12.25

藤原伊織【雪が降る】

雪が降る
藤原 伊織〔著〕
出版  講談社(講談社文庫)
発売日 1999.8
定価 \630 (本体 : \600)
ISBN   4-06-264615-3
bk1で詳しく見る
「あの人は夢ばっかり見てる人だった。私も夢を見ていたのかもしれない。でも…」 男と女のそれぞれの視点から綴った心あたたまる短篇集。

「台風」「雪が降る」「銀の塩」「トマト」「紅の樹」「ダリアの夏」の六編。先の「雪降り山荘の殺人」と比して、きびきびした場面展開と簡潔なセリフで楽しめる。

どの作品も、現在と過去を行きつ戻りつしながら、話が展開していく。

現在の過酷な職場環境の中で出たビリヤードという言葉から、少年時代の回想になる「台風」。気持ちは既に決まっていて、オチはその少年時代に微かな恋心を芽生えさせていた相手が妻であることか。

アダモの「雪が降る」がBGMとして聞こえてくるような表題作「雪が降る」は、同期でライバル高橋の息子の描写がよい。つかの間、メルヘンチックな気分になれる作品。
高橋は、何も知らなかったのだろうか?

「紅の樹」は切なかった。はっきりと描かれてはいない淡い恋情と、登場場面こそ少ないが存在感のある若頭の描写がうまい。途中で結末が予測できるのが惜しかった。

「ダリアの夏」は、文字通りその風景が浮かんでくる小品。うまくはないが野球が好きな少年の成長を予感させる。ここにも、不思議な女性が登場する。

いずれも主人公は男だが、女の影が大きい。
こうしてみると、どれかを膨らませた長編が読みたくなる。「てのひらの闇」は「紅の樹」を元にしていると解説氏が説いていたが、どうなのだろう。


雪が降る
2001年6月15日第1刷発行
2006年6月15日第12刷発行


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2006.12.24

地下鉄今里筋線開通

大阪の郊外から違う郊外へ公共の乗り物で行くには、一旦大阪市内へ出る必要がある。

例えば当地から東大阪へ行く場合は、京橋へ出て環状線に乗り、森ノ宮から地下鉄中央線を使う。あるいは鶴橋まで行って、近鉄戦を使うしかない。そこまででなくても南北に鉄道があれば、確かに便利だ。


明日、16年ぶりに新しい地下鉄が開通する。
16年ぶり新線、厳しい船出 大阪地下鉄「今里筋線」
大阪市営だから、当然大阪市のものだが、これはかなり東端を走る。だがというかだからというか、こんな予測が出ているようだ。

 今里筋線は既設7路線と違い、梅田や難波などの都心部を走らない。市の需要予測は当初から過大との見方があった。市公営企業審議会委員の山田浩之・京大名誉教授(都市・交通経済学)はいう。「市はまだ甘い。住宅地を縦断するだけでは1日12万人も難しい」

それに、どうにも中途半端な路線のような気がする。今里から先の工事は凍結され、中止の声もあるという。
大阪の地下鉄は、割合解りやすく造られていると思うが、御堂筋線以外はなかなか黒字にならないらしい。


花博に合わせた鶴見緑地線開通から、もう16年も経ってしまったのか。


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2006.12.23

北海道のお米

「きらら」という北海道のお米は美味しくないと思っていた。

今日届いたらでぃっしゅぼーやのチラシの、「注目のおいしさ北海道のお米」というページが目に入った。
それによると、近年品質改良や土作りなどの工夫を重ねた結果、おいしさがぐんと向上したのだという。

という話を夕食時につれあいにすると、「昨日のテレビで放映していた」という。
安くて美味しいというので、外食産業も使い出したとか。

その食味ランギングだが、
新潟魚沼「コシヒカリ」ランクは特A
岩手県南「ひとめぼれ」ランク特A
北海道「ほしのゆめ」ランクA
北海道「ななつぼし」ランクA
新潟岩船「コシヒカリ」ランクA
福島会津「ひとめぼれ」ランクA
北海道「きらら397」A'
山形庄内「コシヒカリ」A'
秋田県南「あきたこまち」A'
福岡筑前「ヒノヒカリ」A'

気になる値段だが、らでぃっしゅぼーやによると

「ほしのゆめ」「きらら397」のブレンド米が5Kg3,360円。
「きらら397」他という東神楽米が5Kg2,730円、安い?
純粋に「ほしのゆめ」や「ななつぼし」というのは、扱っていないのか。今後扱う予定はあるのだろうか。

いつぞや、当時の北海道知事の横道さんが「お米は勿論きららです」と仰有っているのを少し気の毒に思っていたのだが。
いずれにせよ、「おいしくないにちがいない」という思いこみは訂正しなければならないだろう。


実際に「ほしのゆめ」か「ななつぼし」を食す機会が来た時点で、またご報告します。
惑さん、これまでゴメンナサイ。


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2006.12.22

倉知淳【星降り山荘の殺人】

星降り山荘の殺人
倉知 淳〔著〕
出版  講談社(講談社文庫)
発売日 1999.8
定価 \630 (本体 : \600)
ISBN   4-06-264615-3
bk1で詳しく見る
雪に閉ざされた山荘。そこは交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など癖のある人達。突如発生する殺人事件。あくまでもフェアに真正面から挑んだ推理小説。

秩父市から遠くない山にある、元リゾート地。電気もガスも水道もない。ノベルズ版の初版が96年だから、携帯電話もさほど進化していない。
吹雪が来て、道が遮断される。お約束の密室状態が出来上がる。

登場人物は、ここを新しいリゾート地にしたい不動産開発会社の社長とその部下。その社長に招かれた著名人たち、作家・UFO研究家・スターウォッチャーと名乗る星評論家。それにそれぞれが連れてきた人たちで総勢九人。
最初の夜、殺人が起きる。犯人はこの中にいる。

少しフェアでないやり方で意外性もやや持たせているが、展開も解りやすく読みやすいと言える。登場人物の性格描写もかなりありきたり。だが、描写がくどくていたずらにページ数を増やしている。

10年経過して、携帯電話のみならず世間の見る目というものも随分変わったものだなと思わされる。


星降り山荘の殺人
199年8月15日第1刷発行
2005年7月26日第11刷発行


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2006.12.21

よしなしごと

外向きのことを一応終えてほっとした途端にひどくなっていた風邪ひきも、なんとかおさまりそうだ。

喋るのがおっくうだ。いつも以上に無口?になる。書くのもおっくうになってきた。何かもっと書きたいことがあったはずなのに。

今からしばらく時間がある。昨日から読んでいる本の続きを読むとしよう。


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岸田今日子さん逝去

岸田今日子さんが死去 劇団円創設、映画「砂の女」主演(asahi.com)

脳腫瘍だったとのことで、76歳だった。

多才な人だった。色々な活躍が思い出される。こういう不思議な雰囲気を持つ人は、もういないだろう。

岸田森のいとこ。過日亡くなった仲谷昇と結婚していたことを知っていた人は、どれくらいいらっしゃるだろう。


青島幸男も逝った。


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2006.12.20

横山秀夫【真相】

真相
横山 秀夫〔著〕
出版  双葉社(双葉文庫)
発売日 2006.10
定価 \630 (本体 : \600)
ISBN   4-575-51100-5
bk1で詳しく見る
事件とは、死者にとってのドラマではなく、死者を取り巻く人々の哀しみや懊悩-。そうだとするなら、事件が終わった後にこそ、人の胸を焼き焦がす「真の事件」が頭を擡げる。『小説推理』掲載の短編5編を収録。

短編集。「真相」「18番ホール」「不眠」「花輪の海」「他人の家」の五編を収録。すべて警察ものや記者ものではない。

表題作でもある「真相」は、息子を殺された父親の心情をメインにして進んでいく。犯人が捕まって浮かんで来た意外な真相とは。しかしある程度予想される展開ではある。ここでは妻の冷静さと賢さが救いになっている。

それぞれ解決しているようで、そこから先は読者に預けて物語は終わる。
しかし「花輪の海」は、やりきれない思いを残す。

同じ短編でも「動機」のような鮮やかな逆転劇を期待すると、肩すかしを喰らってしまう。やはり著者は、長編のそれも骨のある作品でこそ、その本領を発揮できるのではないか。


真相
2006年10月20日第1刷発行


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2006.12.19

モバイルプラネタリウム

「モバイル」プラネタリウム初お披露目 大阪市役所(asahi.com)

大阪市役所1階の玄関ホールで、23日まで毎日プラネタリウムを見ることができる。

 大阪市立科学館が今秋、投影機込みの220万円で購入。大人は50人、子どもなら80人程度が一度に楽しめる。
一回の投影時間は20分だが、星の見えない都会でのつかの間のロマンを体験できるかもしれない。

来年度からは、小学校へも出前をするという。
問い合わせは市コールセンター(TEL:06-4860-7285)

星からは、光だけでなく音も出ているのだろうか。それを聞く人の話については、後日。
今はスターウォッチャーという何だかうさんくさそうな仕事をしている探偵の話を読み始めた。


さて、モバイルプラネタリウムについては、17日付の天声人語でも紹介されている。

この投影機を購入したのは大阪市立科学館だが、その前身である電気科学館は、日本で初めてプラネタリウムを導入した施設だ。大阪へ超してきた小学三年生の頃、ここのプラネタリウムを見ていたく気に入ったことを覚えている。

一時人気で品切れが続いていた家庭用プラネタリウムのホームスターだが、今なら手にはいるだろうか?


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2006.12.18

島崎今日子【この国で女であるということ】

この国で女であるということ
島崎今日子〔著〕
出版  筑摩書房(ちくま文庫)
発売日 2006.11
定価 \819 (本体 : \780)
ISBN   4-480-42282-X
bk1で詳しく見る
桃井かおり、林真理子、大竹しのぶ、田辺聖子ら、21人の「女」たちの姿を通して、この国で「女」として生きるとはどういうことかを探る。『アエラ』に連載された「現代の肖像」を単行本化。

登場人物は、桃井かおり・北川悦吏子・一条ゆかり・扇千景・林真理子・たかの友梨・白石加世子・中島みゆき・天海祐希・坂東玉三郎・大竹しのぶ・田岡由伎・山本文緒・藤間勘十郎・重信メイ・辛淑玉・山本容子・桂あやめ・田嶋陽子・田辺聖子の20名。それぞれ「欲望」「表現」「母の娘・父の娘」「闘い」というジャンル分けがしてある。この20名がどのジャンルにはいるかは、およそお判りいただけるのではないか。

好きな人もいれば、大嫌いな人もいる。それが島崎の筆にかかると、どの人も生き生きと素敵に見えてくるから不思議だ。

というように、かなり個性の強い女性ばかりが登場する。

本書は2001年に親本が出て、今年文庫化された。しかし内容は、インタビュー記事の出たころのままである。文庫化に際してあまりにも情況が変わった人を省き、新たに4名を追加したという。紹介文と実際の人数が違うのはそのためである。
したがって一番古いものは、1992年2月11日の田嶋陽子であろうか。
また、先日読んだ山本文緒も登場しているのには驚いた。


坂東玉三郎については、偶然ネット上で本文を読んだ。その一文で島崎に惚れ込んだ。それまでも新聞のテレビ評を面白く読んではいたが、こうした 対象を見つめる目を持っている人だと知った。

天海祐希の稿は、とりわけ興味深かった。天海を知ったのは殆ど退団間近だったが、この記事をリアルタイムで読んでいたら、天海追っかけになりヅカファンになっていたやもしれぬ。


いずれも、この国で女として生きていく上の苦労とある意味喜びのない交ぜになった様々な人生を知ることが出来た。だが勿論、島崎の筆はすべてを語っているわけではなく、そのむしろ抑えたところを読み取るのも一興かとも思う。


この国で女であるということ
2006年11月10日第1刷発行


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2006.12.17

かつお節削り器

「サザエさんをさがして」
かつお節削り器 日向のにおいに包まれて(asahi.com)

 昭和30年代に子供時代を過ごした人は、こんな思い出があるのではないか。近所のお使い、雨戸閉め、新聞とり。子供の仕事がたくさんあった。


いつからあったのだろう。色々なモノを捨てていく中でも、今も残っているかつお節削り器。実家では使っていなかったから、つれあいが持っていたのかもしれない。そういえば柳行李も持っていたっけ。

既にわざわざカツオ節を購入してまで削ってはいなかったが、到来物のカツオ節があると出番になった。
奥深くしまい込んではない。ソッと取り出してみる。箱の中もきれいだ。刃もしっかりとしている。

今度の土曜日、チビさんに使わせてみようか。


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2006.12.16

野村正樹【50+手帳術】

人生の黄金時間をつくる50+手帳術
野村 正樹〔著〕
出版  東洋経済新報社
発売日 2006.11
定価 \1,575 (本体 : \1,500)
ISBN   4-492-04263-6
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健康増進、交際活発、夫婦円満の秘訣はマンスリー手帳にあり。「手帳」の上手な活かし方、「手帳」を切り口にしたセカンドライフの生き方を紹介。どんな基準で手帳を選び、どう使いこなすか、そのための提案とヒントを網羅。

著者の名前に惹かれて購入。
セカンドライフこそ、自分を取り戻す時。上記紹介記事の通りの本だ。

会社人間が退職して淋しく感じるのが、名刺がなくなること・定期券がなくなること・手帳の空欄が多くなることだという。
本書は、これまでの手帳の使い方とは違った、セカンドライフならではの手帳の使い方を提唱しているのだが、別にこれといったとびきりの秘策があるわけではない。
しかし、幾つかのアイデアには納得できるものもある。

著者が勧めているのが、マンスリー手帳だ。
月間スケジュールを週間スケジュールに落とし込み、さらにそれを日々の予定として確認するという必要はなくなったが、それに替わって自分の楽しみごとや思い立ったことなどで、手帳を埋めて行こうという提唱である。

手帳というのは仕事がなくなればお終いというのではなく、新たな使い方をしようというのだ。その為にも、在職中からちょっとした心の準備があった方がいいのかもしれない。


そういえば、団塊世代が一斉に停年を迎えるころだとか。様々な商戦が手ぐすね引いて待っている中、自分好みを見つけるのは、案外手帳といった小さなことからかもしれない。


人生の黄金時間をつくる50+手帳術
2006年11月9日発行


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2006.12.15

山本文緒【きっと君は泣く】

きっと君は泣く
山本 文緒〔著〕
出版  角川書店(角川文庫)
発売日 1997.7
定価 \546 (本体 : \520)
ISBN   4-04-197003-2
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初めての作家。恋愛小説が多いようだが、62年生まれだという。
親本の出たのが93年だというから、かなり以前の話だが、現在こそこういう展開がありそうな気がする。

23歳の椿は、祖母に憧れていてそういう風にありたいと思っている。
しかし、徐々に歯車は狂っていって、次第に真相が明らかになってくる。

23歳といえば、まだまだ若輩だ。それが、人生に達観したような老成?したような印象を持ってしまう。それは決して良い意味ではないのだが。
途中、すこしだけ田辺聖子さんのOLものを思い出したが、傾向がまるで違う。


タイトルの「きっと君は泣く」の「君」とは誰だろう?読者が感激して泣くということだけはない(そういう人もいるかな)。それでは椿が今に泣きを見るよという意味でもなさそうだ。

あまり読後感がいいとは言えなかった。

最後、椿がバカにしていた母親の勝ち?かもしれない。


余談だが、人はきれいに人生を閉じることが出来るだろうかと、ふと怖くもなった。

15日追記
それでも、看護婦の魚住や儘田の優しさに救われる部分もある。


きっと君は泣く
平成9年7月25日初版発行
平成18年7月15日35刷発行


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2006.12.14

各駅停車

今朝は、各停に乗った。いつもはぶっ飛ばして通過していく駅に、丁寧に停車していく。

二つ目の駅を過ぎたあたりから、交野山が見える。しかしまもなく、高速道路用の太い鉄柱が立っているのが見えてくる。
もうすぐ、向こう側の景色は見えなくなるのだろう。

周りには畑が拡がり、雨上がりでうっすらと靄がかかった、穏やかな冬景色だ。

ふとメロディーが浮かんできた。

♪さぎりきーゆる みーなとへの

違う、これは海への道だ。


さ、今日の行事が終われば忘年会だ。
(朝、電車の中で)


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70代を想う

最近偶然三人の70代の方の生き方を目にすることになった。

NHK生活ほっとモーニングに出演の山田洋次監督。とある雑誌で拝見した宇津井健さんの元気。また児玉清さんの過ごし方など。

山田監督と宇津井健さんは、75歳。児玉清さんは、もうすぐ73歳だ。男性の場合は、化粧をする(ごまかす?)わけではないから、より素敵だと思う。

ついつい「歳のせいで」などといいたがる人は、この方たちを見よう。真似をするのではない。しかし、自分を駄目だと思うのも、こんな風に日常を過ごしていますとさりげなく言えるのも、大して違わないような気がする。


と、これも もしかしたら誰かへのメッセージかもしれない。


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2006.12.13

【万年筆スタイル 3】

万年筆スタイル (ワールドムック)
mannnennhitu style 3
Vol.4ワールドフォトプレス
発行年月  2007.1
税込価格 : \1,600 (本体 : \1,500)
ISBN 4-8465-2629-1
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今日届いた本。「未来行き万年筆」というサブタイトルがついている。
パラパラとめくってみる。お、楽しめそう!
今回本書を求めたのは、和田哲哉さんの「クレバーに使うマルチペン」という特集があるからだ。厳しい評価もある。
もう少し読んで(眺めて?)から、追記しよう。その前に、欲しいモノが一杯になって困ることになりそうだが。


関連記事
【趣味の文具箱】
【趣味の文具箱Vol.2】(04.11.01)


万年筆スタイル 3

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誕生日

母子手帳より

在胎期間:妊娠 36 週
娩出日時:54年12月13日午後2時57分
分娩の経過:頭位
性別・数:男・単

計測値
体重:3400 g
身長:50.5 cm
胸囲:30.5 cm
頭囲:32.5 cm

上二人に比べて、極めて暗算(徹也らしい)いや、安産だった。生まれるときから、手がかからなかった。

昨年と同じ内容。
花とケーキを買いに行ってきた。


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2006.12.12

欠礼状

11月半ば頃から、欠礼状が届きだす。90代の父母が亡くなられたというお知らせが多い。

今日届いたハガキには仰天した。まだ40代始めの妻の死を知らせてくれたものだった。二人とも、子どもの頃から知っている。幼友達が結婚して幸せな暮らしを築いていたのに。

電話をする。
三度の手術を経て、再発すればもういけないと解っていての覚悟は出来ていたということだったが。本人も闘病が辛く、入院等はあまり知らせていなかったらしい。
しかしいざその時をむかえると、動転していて(一番縁が深かった方に)お知らせしなかったことに気づいたのがあとからだったと、彼の方は詫びていた。

子供たちは高校生と中学生になっている。その子たちのためにも前向きにと思っているとのこと。言葉はない。


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ささやかなメッセージ

先週、嬉しい邂逅があった。

昨年講習を受けていただいた方だ。今年も同じところへお邪魔しているのだが、その日来館しておられてその後の話を少し伺えた。

Tさん、その節は「ラブレター」と差し入れをありがとう。
本は、気をつけて見る(探す)ようにします。その際にはメッセージを込めてレビューを書くので、よろしく!

今ごろは、お昼休みにしているころでしょうか(予定稿なので)。


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2006.12.11

◆高田崇史【QED 式の密室】

QED式の密室
高田 崇史〔著〕
出版  講談社(講談社文庫)
発売日 2005.3
定価 \440 (本体 : \419)
ISBN   4-06-275026-0
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密室で遺体となって発見された陰陽師の末裔。式神を信じるその孫は他殺説を唱えるが…。晴明伝説の闇を照らし、陰陽師にまつわる謎を完膚なきまでに解き明かす。

平安時代には、魑魅魍魎が街中を跋扈していたのか?
平安貴族たちにとって、五位以下は人でないという指摘は、ある意味衝撃的である。学校で歴史を学ぶとき、どうしても政治を動かした人物やエリート階級の文学が中心になる。学ぶものも、ともすれば自分をその視点に置いていないだろうか。

地名の由来の一つに、ショッキングなものがあった。随分いい加減な付け方をされたものだ。

本書は他のシリーズより短い故か、解りやすかった。崇の蘊蓄もくどくなくてよい。
親本は講談社ノベルス創刊20周年記念で、本編が封印された「密室本」だったという。そのせいか、いつもは奈々が勤務する薬局店主の蘊蓄から始まってかなり鬱陶しいのが、今回は崇、小松崎、奈々の新年会のシーンから始まっているのも、新鮮な感じがした。

各章は赤い思惑・白い妖狐・黒い諒闇(ものおもい)といった和名が付けられているのだが、それにレッド・アイやホワイト・レディ、ブラック・ヴェルヴェットといったカクテル名が振ってあるのも一興か。


QED式の密室
2005年3月15日第1刷発行
2006年10月16日第4刷発行


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2006.12.10

超新星と定家

千年前に藤原定家が記録の「超新星」、すざくが観測(YOMIURI.ONLINE)

一昨日、カーラジオでも聞いた話。

 鎌倉時代の歌人・藤原定家(1162~1241)が日記「明月記」に出現の記録を残している超新星「SN1006」の現在の様子を、エックス線天文衛星「すざく」がとらえ、宇宙航空研究開発機構が画像を公開した。
その超新星が現れたのは、1006年。その時の衝撃波や星の残骸が膨張し続けて巨大な火の玉に成長している様子を、すざくが捉えた。これはかに星雲として、見えているものだろうか?もっとちゃんと聞いていたらよかった。解りやすく書いた本が、ないだろうか。


この超新星は、人類が見たものとしては最も明るい超新星爆発だったことがわかっている。実は定家はこの星を見ていない。彼が見たのは彗星で、その後過去の星の記録などを元に日記に記したもので、陰陽道も関係あるらしい。

ロマンとは関係なくなるかもしれないが、星の崩壊といった現象も、ちょっと興味がある。


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2006.12.09

武士の一分

このPCのデスクトップ右下に、時折文鳥のつがいが現れる。勿論(タスクトレイにあるのを)クリックして前面へ出すからなのだが、これは映画「武士の一分」公式サイトからダウンロードしてきたものだ。
カエデの枝で仲良くついばみあっている二羽の文鳥。その内の一羽が、パソコン画面のなかで時々とびまわる。愛らしい。


今朝のお早うほっとモーニング「この人にときめき」は、山田洋次監督だった。これまで78作を手がけてこられたが、最近の三作はいずれも藤沢周平原作の時代物だ。
12月1日に封切られた本作は、初日から非常に評判がいいという。


監督が惚れ込んで、主役新之丞に起用したのが木村拓哉。何かのパーティーで一緒になってその時彼のことを武士がいるようだと思われたという。
優男のようにみえるキムタクだが、実際には男っぽく逞しくていいからだをしている。役への取り組み方も真摯だとほめる。
小さい頃剣道を習っていたそうで、最初の撮影は目隠しをして剣の稽古をするところからだった。


新之丞の妻 加世を演じる映画初出演の壇れいは、宝塚出身の凛とした美人。
明日(いや今日)の午後、当地の映画館へその壇れいさんが挨拶にみえるそうだ。そんな映画館、あったっけ?


「武士の一分」公式サイト


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2006.12.07

楽しみにしていたのに

今回53時間もの間管理機能を止めてのメンテナンスだったが、負荷が高くなる現象の原因特定が出来ないとのことで、結局以前の状態へ戻って終わった。

今回の主目的は

今後行われるココログデータベース分割のためデータベース内の一部情報の整理。
だったのだが、それよりもバージョンアップがたくさん予定されていたのだった。

コメントとトラックバックを別々に管理できることとか記事の複数操作など色々出来ることが増える予定だったが、その中でも「「トップに表示機能の追加 」というのを楽しみにしていたのだ。

ここではないブログで、いつもブログの巡り方やサイトマップ的なことが表示出来るような使い方が出来るのではと期待していたのだ。

データベース分割というなかなかやっかいな問題は先送りとしても、こうした小さなバージョンアップは少しずつして欲しいなと思う。


ココログスタッフルームへ、トラックバックさせていただきました。


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2006.12.06

日本の石油採掘

社会科で、秋田県と新潟県には油井の地図記号があったと記憶している。
ふーん、日本でも石油が採れるのか、ぐらいな反応しかしていなかったのだが……

酒は御法度、冬の日本海(asahi.com.be)

これは何かというと、新潟県の日本海にある「岩船沖油ガス田」の井戸のことだ。
中東の石油がドロッとした重質油なのに対して、新潟県の石油は『サラッとした軽質油で、その気になればガソリンもたくさんとれる。硫黄分も少ない一級品だ。』 という。

その気になってガソリンをたくさん採ってよ、というのはまた別の話だろうが。

 井戸の上には、船に似た5階建ての「プラットホーム」がある。365日、24時間、警備や調理の担当も含めて約20人が勤務する。勤務についたら8日間は陸に戻れない。勤務は12時間ずつの2交代。90年の運転開始以来、女性勤務者はゼロ。トラブルを避けるため酒は一切御法度だ。
という厳しい勤務のようだ。


さて、ここから日本の石油の歴史にまで遡ると、日本書紀には「燃ゆる土、燃ゆる水」が天智天皇に献上されたという記述があるとか。
今でも柏崎市では「草生水まつり」という儀式があるという。「草生水」とは「くそうず」と読ませ、「臭水」のことだという。

明治時代に起こった石油ブームでは、手掘りの零細業者が乱立したが、やがて技術力と資金力にものをいわせて日本石油(現新日本石油)が設立されるていく。

だが当然、日本の消費量を賄いきることが出来ず、99%以上を輸入に頼るほかない。その世界の石油もピークを越えた今、「石油資源の有限性を考えるべきだ」「資源を取り出すエネルギー効率をもっと考えよう」ということで、産官学の有志研究者が「もったいない学会」という研究会を発足させているという。

ノホホーンと他人事と捉えていてはいけないのかもしれない。


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2006.12.05

お灸に挑む

まず、お知らせです。

ココログではこのあと本日(5日)10時から7日15時まで、ながーいメンテナンスに入ります。
この間、コメントやトラックバックが出来ませんので、よろしくお願い申し上げます。


疲労回復(4) ツボ刺激で障害予防(asahi.com)

この記事も面白いが、この中にある松尾芭蕉の「奥の細道」からの引用

 「……笠の緒付かえて、三里に灸(きゅう)すゆるより、松島の月先心にかかりて……」
に目が留まった。

丁度アリスさんのところで、千年灸というものがあることを教えて頂いたばかりだったのだ。通販であることは判ったが、薬局でも売っているのだろうか。
日曜日にドラッグストアで聞いてみると、置いているという。『最初は一番緩いので…』と言うもものかは『二番目から始めても大丈夫です』と薬剤師さん。

さっそく求めて帰り、おそるおそる火をつけて、まずは左手の合谷からとりかかる。

モグサが徐々に燃え焼く4分で熱さを感じ、最後に”キュッ”と強い熱さを感じて火が消えます。
とあるので何となく恐ろしい。

だが、途中で熱くなったな、もっと熱くなるのかなと思っていた割にはそのままでちょっと拍子抜け。次に右手にしたときは、熱いと思うまもなく終わってしまった。
ということは、もう少し強めでも大丈夫なのだろうか。

で 効果だが、即肩こりが治ったかどうかは、正直よくわからない。しかし、こうしたことは続けることが大事なのだろう。それでも、何だか身体が少し温かくなったような気がする。

副次的効果
これまでなかなか覚えられなかったツボの名前を、実際の位置と絡めて覚えられそう。これは大きい収穫かもしれない。


冒頭の記事では鍼による効果を認めつつ、筑波大の宮本俊和助教授の

「鍼灸で鎮痛効果だけを求めれば、オーバートレーニングになってしまう。どのような治療が必要か話し合って行うべきだろう」
という言葉で注意を促している。


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2006.12.04

パソコンバッグ

先週の火曜日、吹田からの帰途ハービスENTのソニースタイルへ寄る。mixiで紹介されていたPCバッグの偵察?だ。

カチッと堅いのはいかにもビジネス向きだし(第一重い)、そうかといって軽いのはなんとなく頼りないし、立てても倒れてしまう。何かピッタリ来るのはないものかと思っていた。
ネットで見る限りはよさそうだが、安いものではないので実物を見てみたかったのだ。しかし、わざわざここへ向かうということが、半分以上危ない。

061203bagというわけで、なぜかここで写真がアップされているのだが……
これの特徴は、PCを入れて自立するということ。インナーバッグとマウスパッドもセットになっている。


ソニーのお店でレッツノートを入れるのですがなどと失礼な質問をしつつ、しかしさすが気持ちのいい応対だった。支払いはしたものの、品物の到着は3日後ということで、金曜日に届いた。


だが、実は当日夜に入ってしまっても届かない。つれあいは帰宅しているし、コッソリと電話をかけると、持ってでているからもう少し待ってくれという。配達に出ていることは、ネット追跡で判っているのだが、あまり遅いので確認したかったのだ。

ま、とにかく無事到着。つれあいが風呂へ行ったスキに開けてみる。何だかお店で見たよりも少し大きいような気がするが、A4書類を入れるには仕方ない。

インナーバッグが大きいのだ。これなら15型のPCだって入りそう。クッションは申し分ない。これに入れるか、これまで通り柔らかいインナーバッグを使うか、思案のしどころかもしれない。

取っ手が一体型なのはいいが、コートを着る季節だと肩にかけるのはちょっと無理がありそうだ。

詳しい説明は、こちら。やはりバイオを入れるべきものなのね。kate spadeとソニーのコラボ商品だもの。

デビューはいつになるかなぁ。


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2006.12.03

デザイン変更

といってもここではなく、こちら。二列なので、横幅が変更されずにすむ。なるべくシンプルで行きたいと思っているが、期間限定でしばらく置いておこう。

ここのところデザインを全然触っていないし、やり方も変わっている。ブログをいくつかつくっていると、何をどこに採用しているのかも怪しくなっている。元のデザインを見ながら、採用する表示項目を選んでいく。

でも、なんだか雰囲気が違うし、クリスマス前に元に戻すかもしれない。 それとも、フリーで採用しようか。


追記
一夜明けて?見直してみると、どうにも内容と合わないような気がする。

トップが無理矢理改行されるので、カウンターがうっとうしい。
文章ではなく事項の羅列なので、それには向いているような気もするが、一行あけが反映されない。
記事ごとの区切りが綺麗な模様なのはいいとしても、ここ(というか、あちら)へ入ったときにやはり雰囲気が馴染まないような気がする。

何とも落ち着かないのだ。

というわけで、フリーで試してみて、割合早めに変えることになるだろう。しかしフリーも、左右サイドがあるのだ。
三行のものは記事欄が狭いので、それもココログデザインを採用したくない理由なんだなぁ。

4日更に追記
明日からメンテナンスに入るため、また元へ戻しています。


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2006.12.02

糸井重里さん「ほぼ日手帳」を語る

両方必要だから一冊に メモ帳&手帳
糸井重里さんのスキッ!(asahi.com.be)

メモ帳を買うよりも安いからと、文庫本にメモを書き付けていた糸井さん。『メモ帳と手帳を合体できないか』というのが、ほぼ日手帳を開発した動機だとか。

その後手帳界にブームを巻き起こしたのは、ご承知の通り。一度この魔力に魅せられると、なかなか抜け出せない。当ブログでのほぼ日関係エントリーの何と多いことか。

ルーズリーフじゃないからバラバラにならず、丸ごととっておきなさいよ、というつもり。日記のように文庫本の書棚にそのまま保存できるのがミソ
まさにその通り。

巻末の「この手帳に着いていないもの」について

「このページこそ削れ、って言われるんですが、やめません」
と言う。遊び心こそ、ほぼ日手帳の神髄か。


この辺りを解って使っていくことが必要なのだろう。
ただ、人気が出すぎで大量生産の必要が生じたからか、今年の手帳については色々不具合があったという報告も聞く。
人気に溺れず、多くの方に真により使いやすい方向へと、改善していって欲しい。


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2006.12.01

ブログは実名で

中国での話

中国政府「ブログは実名で」 情報発信の規制強化へ(asahi.com)

実名制導入の理由としては『個人のプライバシーと公共、国家の利益のバランスをとるため』とある。

しかしネット上で実施されたアンケートでは、回答者の7割以上が実施に反対。『少数の人間の犯罪行為のために多数のネット利用者に影響を与えるべきではない』としている。

自分は実名制を導入されたとしたら、ブログを続けるだろうか?
「お友達のお友達はお友達」のmixiでも、実名では公開していない。

しかしこのブログの場合、偶然知人がここを見たとしたら、それが誰であるかは判るだろう。ブログではないがサイトでは、名前は勿論アドレスも住所も判明している。見知らぬ方からのメールや電話もある。

利便性と安全性。二律背反する面もあるが、うまく共存出来るようにと願う。


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