好きな一節
トルストイの「アンナカレーニナ」と言えば、冒頭の『幸福な家庭はすべてよく似かよったものであるが、不幸な家庭はみなそれぞれに不幸である。』が有名だが、本書を読んで一番好きだなと思ったのは、アンナとウロンスキーの話ではない。
アンナの兄オブロンスキー公爵ステパンの友人レーヴィンのことだ。ステパンの妻の妹に求婚してすげなく断られ、郷里へ帰ったレーヴィンが広い土地を耕していく場面。
自分が耕した後を振り返ったときの充実感だったか?失恋から立ち直っていく様子が活写されていて、心地よかったのだった。
高校時代に読んだ本で、持ってきているはずだと思って探してみたが見つからなかった。再読しよう。
なぜ突然何かが頭に浮かぶかは、謎だ。しかし、夢見と同じくそれには恐らく何か原因になるものがあるのだろう。
夢見については以前に書いたかも知れない。篠田真由美の「翡翠の城」で、蒼が夢の予兆のようなことを言うのに対して、京介がそれは昼間こういうことがあったからだとビシッと指摘していく。蒼はなんとなく納得していなかったが、自分には腑に落ちた話だった。
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