【芋たこなんきん上巻】
芋たこなんきん上巻 | |
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田辺聖子[原案]長川千佳子[脚本]丸山智子[ノベライズ] 出版 講談社 発売日 2006.9 定価 \1,365 (本体 : \1,300) ISBN 4-06-213635-X bk1で詳しく見る |
花岡写真館の娘・町子は好物の芋料理「なんばさつま」と同じくらい小説好きの文学少女。敗戦後、町子は小説家になるという夢を実現し…。NHKの朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」のノベライズ。
先ののだめカンタービレでも思ったのだが、ノベライズというのは中途半端だ。
本書は朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」10月2日から12月22日までのシナリオを基に小説化したものだ。
しかし時たま見ていた個所も割愛されているなど、かなり大ざっぱなものだ。ネットのあらすじを少し詳しくした程度と言えるかもしれぬ。
健次郎の奄美での子ども時代は、
奄美大島には「ケンムン」と呼ばれる「カモカ」のような妖怪がいるということ、で、片付けられている。
前回疑問だった兄弟のことは、どうやら解決した。健次郎には、風来坊の兄一人しかいないようである。
町子の本に対する愛情なども、ストレートな表現(つまり仕草も地の文になってしまう)なのが興ざめである。
いくつか、健次郎の面白いセリフがあったが
中途半端と中途半端が二つ寄って、トータルしたら、人生、満タンやないか。
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芋たこなんきん上巻
第1刷発行2006年9月25日
第2刷発行2006年11月1日
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