« 懐旧モード | トップページ | 一太郎2007 »

2007.01.19

池上サトリーノ【白いソニア】

白いソニア
池上サトリーノ〔作〕さわたり しげお〔絵〕
出版  自由国民社
発売日 2006.7
定価 \1,575 (本体 : \1,500)
ISBN  4-426-87601-X
bk1で詳しく見る
真っ黒なラブラドール・リトリーバーのソニアは、お父さんが大好きです。お父さんもソニアが大好きです。お互いの愛情は永遠に続くように思われていましたが…。黒かったソニアはどうして白くなってしまったの?

まだごく小さいときにやって来てソニアと名づけられた黒ラブ。
飼い主の愛情を一身に受け、特に「おとうさん」とは散歩をしながらお互いを語りあっていたかのようだった。

ソニアはおとうさんをみつめ おとうさんはソニアをみつめ

ふたりのそらよりもひろいおたがいのあいじょうは
えいえんにつづくようにおもわれました

そのおとうさんの発病・入院で、ソニアとは別れ別れに暮らす日が多くなる。一時的な退院の時にも、甘えん坊のソニアはそっとおとうさんを見守るようになった。
そして、おとうさんが帰って来なくなった日から、ソニアは元気が無くなり、やがてまっ黒な自慢の毛並みがだんだんと白くなっていった。

真っ白になったソニアは、窓に寄りかかってじっと外を見ている日が多くなった。
長い時間が過ぎ、今ソニアは少しずつ黒い毛の部分が戻ってきているという。

人も、深い悲しみにあった時、一夜にして白髪になることがあるという。愛する人を喪ったソニアにも、それと同じ現象が起こったのだろうか。


「白ラブソニア募金」というのがあるそうです。
本の売り上げの一部(一冊につき50円)が、財団法人北海道盲導犬協会に寄付されます。


白いソニア
2006年7月29日初版第1刷発行


|

« 懐旧モード | トップページ | 一太郎2007 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 池上サトリーノ【白いソニア】:

« 懐旧モード | トップページ | 一太郎2007 »