「95歳私の証・あるがまま行く」
成功加齢者を目指して(asahi.com.be欄より)
聖路加国際病院の名誉院長、日野原重明の連載コラム。
95歳とは思えないお元気な姿に、いつも励まされている。
日本は長寿国だとは言っても『100歳以上の長寿者が多いとはいっても、寝かせたきりの状態の高齢者が多いのが現状です。 』と、健康で長寿であることの大切さを語っておられる。
米国マッカーサー財団が心身ともに健康な高齢者1000人を研究対象に行った結果を「健康加齢(Successful Aging)と名づけて、研究成果をまとめた本を刊行したそうだ。
邦題:年齢の嘘(日経BP社)
病気や傷害を予防し、心身の働きを高いレベルに保つ。生産的な活動を続ける。友人とのよい人間関係をもつ。新しいことに挑戦し、積極的な生き方をする。
こうしたことが、成功加齢の共通点だという。
一番むずかしくそれぞれが悩むのが、心身の働きを高いレベルに保つことかもしれない。日野原氏は60歳を過ぎた頃から「腹七分目」を実行しておられるという。少しひもじいくらいが長生きできるらしい。
飽食・美食にあこがれず?カロリー制限をする必要があるかもしれない。いや、必要だとは感じている。
「新しいことに挑戦し、積極的な生き方をする」については、ともすれば守りに廻りたい気持ちを抑えて挑戦し続けることが大事だろう。
しかし朝目覚めたときには、早く退きたいという ネガティブな気持ちになることの方が多い。
日野原氏は、腹七分目で適度な運動をしてボランティア活動をするのをご自身に課していらっしゃる。そして、
元気なまま100歳を迎えられたら、実験の過程を詳しく紹介することにしましょう。
と、述べておられる。
エスカレーターやエレベーターに頼らず、階段を上り下りしておられる日野原氏のこと、きっとお元気で100歳をお迎えになることだろう。
「駅はバリアがいっぱいだー」と嘆くことがないような健康がほしいものだ。
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